熱中時代
小池都知事、東京五輪へ向け「打ち水」協力呼び掛け(7月24日 日刊スポーツ)
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201807240000088.html
小池百合子都知事は23日、東京・日比谷ミッドタウンで行われた打ち水イベントに参加し、20年東京オリンピック(五輪)・パラリンピックに向けた暑さ対策の一環として、江戸由来の「打ち水作戦」を活用する意向を示した。
今日24日で五輪まで2年。「言うまいと思うが、暑い。これが毎日続くと『異常気象』とはいえなくなり、大会の暑さ対策は大きな課題だ」と述べた。「風呂の残り湯などを使って朝夕にまく打ち水は、江戸の知恵で、おもてなしでもある。隣近所で、同じような時間にやることで涼を確保する。この作戦も、東京大会で威力を発揮するのではないか」と述べた。バケツとひしゃくで、再生水を利用した水をまいた小池氏は、「体感温度がかなり下がった。打ち水はどこでもできる。体感してほしい」と、来場者に協力を呼び掛けた。
10年ほど前のエコブーム時も昔に比べて暑すぎるとよく言われており、もはや温暖化で北極の氷もとけて水位が上がっちまうとばかりに、シロクマたんが流氷の上でたすけてくれー。てなってる映像とかテレビ見てたら頻繁に流れていたけど、いや水害など異常気象という広い観点ならばともかく私が子供の頃も35℃とか普通にあったと思う。と、昔より熱い論にはやや懐疑的だった。しかし今年はまちがいなくいまだ経験したことのない暑さである。
どこそこの国で40度記録しました。てな海外ニュース聞いたら、40度てなにそれ怖いと思ってたのに、この夏はわが国でもそれに近い気温が連日体験できるようになった。今日がとっても暑いと明日もきっと暑くて、そんな日々が続いてくような気がしてしまい、今もっとも人々に心配されているのが2年後のオリンピックである。
そんななかエコユリこと小池百合子東京都知事がオリンピックの暑さ対策に打ち水を提案して、そのアナログぷりが一部に物議をかもしたらしい。ただ小池氏が打ち水なのはかなり昔からで、去年の今ぐらいの時期にもすでにオリンピックの暑さ対策に打ち水とまっったく同じこと↓言ってる。
東京五輪へ小池知事、酷暑のマラソン打ち水で熱対策(2017年7月21日 日刊スポーツ)
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1859116.html
東京都の小池百合子知事(65)は20日、都庁前広場で行われた「打ち水」イベントに参加し、約1100人の来場者と一斉に打ち水を行った。小池氏は触らなくても温度を計測できる放射温度計を使って、地面の温度の変化も計測。「一斉にやることに意味がありますよね。暑さを乗り越えていきましょう」と呼び掛けた。
3年後の夏に行われる20年東京五輪・パラリンピックについて「暑い中でマラソン選手が走ったりするところは打ち水で解消していくなど、江戸の知恵を生かしていく。みなさんと一緒に進めていきたい」と話した。都主催の同イベントは都内141カ所で実施され、都庁会場にはりゅうちぇる(21)も来場した。
だが去年の東京は梅雨みたいな気候でまったく熱くなかったのにくわえ、まだ希望の党とか言い出す前で小池氏の人気が今より高かったので私が知る限り何の話題にもならなかった。さらにエコブーム時はオカルトどころかむしろヒートアイランドやエアコンの節電対策として科学的に立証されてる日本古来の素敵な知恵とされ、マスゴミがさかんに宣伝していたのにもかかわらず特に異論をさしはさむ者はいなかったのである。
今こんだけみんな冷房使ってて電力とか二酸化炭素排出量がはたしてどうなっているのやらなのだが、打ち水がもてはやされていたエコブームの時代には江戸の知恵(風鈴の音とか風呂敷とか)を生かしなるべく冷房を使わないで(もしくは28度設定で)夏を乗り切ろうといった環境意識が(ごく一部の意識高い系の間で)強かったし、そういうノリを牽引していたのが元環境大臣の小池百合子だった。というわけで前からやってた打ち水が今になって否定されるように経緯としては、クチコミで実は効果ないみたいなことがささやかれるようになってたなかこの打ち水レベルではどうにもならぬレベルの暑さと小池没落などいくらかの要因が複合的に重なったものと考えられる。
それにしても今回の打ち水批判を見ていると「竹やり」に例える記述がやたら多い。何で江戸の知恵っていってんのに竹やり(戦時中?)出てくんのか不可解である。
熱波をアメリカに例えているのかわからんが、それよりも古き良き日本を賛美するのは右翼によるオカルトなのだという印象操作だとしたらそんなことはすぐにやめたまへ。江戸礼賛は通常、富国強兵とか帝国主義のアンチとして朝鮮通信使が韓流ブームの元祖とか明治政府が江戸っ子を虐殺したとかいう設定になっちまうんだから竹やりではないのである。
7/22(火)大暑 巣鴨地蔵通りご近所打ち水大作戦
http://www.uchimizu.jp/archive/07/080722sugamo.html
作戦は大成功!
参加された皆さん、
お手伝いいただいたボランティアスタッフの皆さん
高野豊島区長、小池百合子さん
そして巣鴨地蔵通り商店街の皆さん、豊島区の皆さん
とげぬき地蔵尊高岩寺のご住職はじめ皆さん、
そしてニュースとしてとりあげていただきましたメディアの皆さん、
本当にありがとうございました!
(首都高速の皆サマ『うちみず君』の出動協力ありがとうございました!)
今年も打ち水大作戦はみんなの大作戦です。※暑い日がつづきます。
打ち水するときは熱中症に気をつけましょう!
(日陰にはいる/帽子をかぶる/こまめに水分と塩分を補給する)打ち水大作戦本部
巣鴨地蔵通り商店街 ご近所打ち水大作戦 作戦隊長
ハッタケンタロー
(環境エンタメ・デザイン&プロデュース)
これ↑はちょうど10年前の打ち水で、すでに小池百合子が参加していた。このときの作戦隊長のハッタケンタローは下記によれば「緑の党グリーンズジャパン」という、左翼政党の支援者である。
ハッタケンタロー(緑の党グリーンズジャパン)
http://greens.gr.jp/member/support-2012/1629/
肩書き トージバ/土と平和の祭典/打ち水大作戦など仕掛人
メッセージ:
“こども達の未来についてを共通のコンセプトにいのちと暮らしを考えて“種まき大作戦のハッタケンタローと言います。緑の党、みどりの未来、応援しています。
ひとつ、お願いがあります。今、いのちと暮らしの問題というのは、放射能の問題があって
非常に苦しい立場に置かれている方が大勢居ます。
そのいのちと暮らし、それぞれの視点、それぞれの立場で議論する中で、ひとつだけコンセプト、共通する議論のコンセプトを注文すれば、それはこども達の未来。これについて、共通のコンセプトで、これからの議論を発展させて頂ければと思います。
その中から新しい未来、こども達を守る未来を作って頂ければと思います。応援しています。
このページ↑で佐藤潤一って名前が視界に入ったのでそれもクリックしたらやっぱりグリーンピースの鯨肉横領事件で少々有名な佐藤潤一だった。事件のときの事務局長が星川淳で、その妹の星川まりが緑の党グリーンズジャパンの運営委員となっているし、いしだ壱成(星川一星)も同党結成時に応援メッセージを寄せている。
星川ファミリーしかり、この政党ほびっと村と関係あったように記憶しているし、その他の支援者見ても辻信一などロハス大集合って感じだった。なので打ち水大作戦っていうのも例によってヒッピーみたいな一派から出てきているのであり、そういう人達が安倍の嫁と仲良くしてるって一点をクローズアップすればアベ政治と関係あると言えなくもないのだけど普通に考えて安倍に大麻やクジラや脱原発の趣味はないだろう。
上の引用文でハッタ氏が打ち水大作戦以外にかかわっているトージバは大豆を作っているNPOらしく、公式サイトによると代表理事が渡邊尚となっているが、この人の奥さんが藤岡亜美といって確か辻信一のゼミ出身でナマケモノ倶楽部の共同代表も務めている。藤岡氏のプロフィールにはだいたい子供に関して自宅出産で生んだって記述があり、○児の母(父)ってのはよくあるけど分娩方法まで書いてるってことは自然なお産の普及活動もしてそうな感じだった。
藤岡 亜美(ふじおか・あみ)(共同代表 | ナマケモノ倶楽部)
http://www.sloth.gr.jp/persons/top/_1/
1979年東京生まれ。学生時代、バックパックで通った南米エクアドルでコーヒーやサイザル麻製品の生産者と共に活動をはじめ、国分寺カフェスローの立ち上げに携わる。焙煎、商品の企画輸入をはじめ、ETIC.主催の日本初の社会起業家コンペ「STYLE2002」で優秀賞・感動賞を獲得。
23歳のとき、エクアドルとのフェアトレードを展開する。スローウォーターカフェ有限会社を設立。作り手を招聘するなど、エクアドルの森林保護にも取り組む。とくに、カカオ生産国でチョコレートをつくるサリナス村でのプロジェクトと百貨店での販売は、朝日新聞一面トップに掲載されるなど、日本のフェアトレード運動を盛り上げる。現在は、大学や専門学校での講師もつとめる。カフェスローで『半農半X』などのイベントを共催していた、都市農村交流 NPO法人トージバの渡邉尚氏と結婚、自宅出産で生まれた3児の母。3.11後は、宮崎県串間市に拠点をうつし、エクアドルをモデルにした森の農業、限界集落での事業展開、パーマカルチャー的な暮らしの拠点づくりに取り組む。
共著に『日本のフェアトレード』(明石書店)、『エクアドルを知るための60章』(明石書店)、『グローバル化に対抗するアマゾンの先住民族』(現代企画室)、『9をまく』(大月書店)など。
上記引用にカフェスローでイベントを共催していた渡邉氏と結婚とあるが、このカフェスローが自然育児友の会の事務局となっており、自然育児友の会が出してた「ナチュラルマザリング」誌の表紙↓も藤岡氏だったと記憶している。ハッタケンタローとアースデイマネーという地域通貨を運営していた元博報堂の池田正昭も打ち水大作戦の仕掛け人であり、やはりこの人も奥さんが助産院で生んでるってことでかお産のイベントを開催したりしていた。
https://www.amazon.co.jp/dp/4990440927
「祝10周年の打ち水大作戦はどうやってはじまったの?」を仕掛け人・池田正昭さんに聞いてみた [ソーシャルアクション元年への旅](2013年8月9日 greenz)
https://greenz.jp/2013/08/09/uchimizu02/
イベントレポート〜寺子屋かぐれ Life「お産を語るオッサンの生命倫理」〜(2015年9月18日 かぐれ)
http://www.kagure.jp/14355/
2015年9月12日(土)、『寺子屋かぐれ Life』vol.2が始まりました。
テーマは「お産」。講師は、東京・吉祥寺のオーガニックレストラン「タイヒバン」のオーナー・池田正昭さんです。「男だてらにお産の素晴らしさを語る試み」として、『お産を語るオッサンの会』を発足された池田さん。その会に参加して感銘を受けたかぐれスタッフが、池田さんにかぐれでの講座開催を懇願。快くお引き受けいただき、この度の講座開催となりました。
9月と10月の2回にわたって池田さんの赤裸々なお産体験とともにその持論を展開していただき、Lifeの真理に根ざした生命倫理を一緒に考えます。・・・
極度の病院嫌いの池田さんは、奥様が第一子を妊娠された際に訪れた「ファン助産院」の温かくゆるい雰囲気と、院長・杉山先生のお母さんのようなおおらかな存在に一気に魅了され、助産院の虜になります。そして、第一子が生まれたときの衝撃から、お産を語るオッサンへと大きく転向しました。その後も第二子、三子と池田さんのお子さんは全員「ファン助産院」にて産まれ、池田さんがへその緒を切られています。
・・・
- 2018.08.02 Thursday
- ロハス*ほっこり
- 20:46
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- by 悩み