昭和芳香史

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    先日ドラッグストアの化粧品コーナーでキンモクセイの香りのジェル見かけた。テスターをクンクンしたかぎりでは石けんぽい香りでこれつけてても誰もキンモクセイて気づかないと思うが。

     

    選べる2つの香り!『マジョリカ マジョルカ ジェリーロマンティカ』でみずみずしいうるおいと繊細な輝きをまとった肌&髪へ(11月24日 exciteニュース)

    https://www.excite.co.jp/news/article/EXOtameshiCosmeNavi_011880/

    肌にも髪にも使える!香りで選べるマジョマジョのボディ&ヘアジェリー『マジョリカ マジョルカ ジェリーロマンティカ』が数量限定で登場! たっぷりのうるおい成分と繊細なパールを配合したジェリーが、肌と髪をみずみずしいうるおいで整え、輝きを与えてくれる。香りはキンモクセイとブルーローズの2種類。その香りとオーラを、さっそくおためし!

     

    秋にどこからともなくキンモクセイのいい香りがただよってくると、便所の匂いwwwみたいな上の世代のリアクションが謎だったのだが、昔はキンモクセイがくみとり便所の臭い消しとして植えられたり出初めのトイレの芳香剤で多い香りだったんだそうだ。ただキンモクセイって香る時期短すぎて臭い消しにならなそうな気がするが・・

     

    “強烈”だから香水、クリームでブーム再来!?「便所花」は過去の話…「♪さわやかサワデー」キンモクセイ物語…(2016年4月14日 産経WEST)

    https://www.sankei.com/west/news/160414/wst1604140003-n1.html

    昭和の時代に「便所花」と呼ばれていたキンモクセイのイメージが、大きく変わろうとしている。かつてはくみ取り式トイレの近くに植えられていて“におい消し”の役目を果たしていたとされることから「トイレの芳香剤」の定番として親しまれていたが、現在では生産しているのはわずかに1社だけ。水洗トイレが主流になり、「役割を終えた」との指摘もある。そんななか、キンモクセイのかぐわしい香りを生かしたハンドクリームや香水などが話題を集めており、ブームの再来を期待する声も上がっている。(北村博子)

     

    「キンモクセイの香りがすると、くみ取り式トイレを思い出す」「父親に『便所花』と教えられた」

    30代後半以上の証言を総合すると、「トイレ=キンモクセイ」というイメージが根強く残っていることが明らかになった。

    キンモクセイはモクセイ科に属する常緑高木樹で、秋に小さいオレンジ色の花を咲かせる。日本では主に観賞用として庭で栽培されているが、甘く強い芳香を発することからくみ取り式便所の近くに植えられているケースも少なくなかったという。

    トイレとキンモクセイの詳しい因果関係などは不明だが、そんなイメージを定着させたのがトイレの芳香剤だった。

    昭和50年からトイレ用芳香剤「サワデー」を販売している「小林製薬」(大阪市)では、53年にキンモクセイの香りを販売している。 販売当初は「ローズ」「グリーン」「バイオレット」の3種類だけだったが、「当時の開発者が、トイレの近くにあるキンモクセイの風景からヒントを得たようです」と研究開発部部長の長谷川靖之さんは説明する。

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    だが、平成10年ごろからキンモクセイの人気は下降線をたどり始める。

    以前は香りの種類も限られていたが、技術革新によってあらゆる香りが再現でき、消費者のニーズが多様化していった。それに伴って、「トイレ=キンモクセイ」というマイナスイメージがあまりにつきすぎたために、「逆に皮肉な結果を招いた」(業界関係者)という。

    その後のハーブブームや柔軟剤ブームの影響もあって、「ラベンダーの香り」「石鹸(せっけん)の香り」などのさわやか系が売れ筋になっていくなかで、キンモクセイの香りのトイレ芳香剤は市場から次々に消えていった。

    現在では、「キンモクセイの香り」を生産し続けているのは小林製薬のみとなってしまった。

    「♪さわやかサワデー」のCMでおなじみの同社は、トイレの消臭芳香剤を手がけたパイオニア的な存在だ。サワデーの販売当初は「札束が立つほどの“サワデーボーナス”が出た」(同社関係者)ほどの人気商品で、現在でも6種類の香りを取り扱っている。  

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    最近では、キンモクセイの香りを前面に出した香水やハンドクリーム、線香、キャンドルなどが次々に販売されており、話題を集めている。

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    実は、20代以下の若者たちの間では「トイレ=キンモクセイ」というイメージを持つ人が少なく、「どちらかといえば好きな香り」と好意的にとらえている傾向がある。

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    だいたい他のサイト見ても同じような内容で、1970年代半ばから販売されてたトイレ用の芳香剤は昔から便所花として親しまれていたキンモクセイの香りが代名詞的存在だったけど、キンモクセイ=トイレってイメージつきすぎて90年代後半から芳香剤に採用されなくなってきた。ポストキンモクセイとしてラベンダーが君臨したために近年はラベンダー=トイレで、ぎゃくにキンモクセイは若人のあいだでオシャなフレグランスとして人気上昇中であると。

    近年の芳香剤は消臭力やら消臭元やらと消臭機能にも秀でているけど、昔はくみとり便所の強い臭いをより強い臭いで打ち消すという方法論だったそうだ。しかしキンモクセイの芳香剤は90年代初頭まで主流だったとあるのだが、私は90年代初頭ぐらいから記憶があるにもかかわらずキンモクセイにトイレのイメージがまったくない。

    てことは現在40歳ぐらいがトイレ=キンモクセイを知ってる人と知らない人がいる過渡期なのだろうか。なお私の家のトイレ・・っていうか便所はくみとり、簡易水洗でさえない完全なボットンだったが一般に伝えられるような臭さはとくになく芳香剤も使ってなかったし今でも使わないのでよくわからないところはある。

    キンモクセイ香る昭和50年代トイレの圧倒的タイル感がオシャ。便器が緑色だけど冷蔵庫もこんな色多かった。

    爽やかサワデーの発売が1970年代半ばってとこから芳香剤は水洗トイレを前提とした商品であったろう。くみとりや肥だめが日常の風景だった60年代までのわが国において、腰掛式の水洗はさぞ清潔でオシャだったに違いない。

    たぶん水洗や下水道の普及は都会と田舎でかなり差があり、オイルショックで検索したらトイレットロールを買占めしてる画像出てくるけど1973年当時に田舎の便所でそんなオシャなもんとりつけるとこなさそうだ。それに学校など公衆のトイレは水洗だったけど長らく和式が主流で、たまに洋式があっても便座が汚いと言って使いたがらない人も多かった。

     

    http://www.fujita-pm.co.jp/seihin/seihin.html

    当社の製品は、環境にやさしい古紙100%の再生紙を使用しております。

    水への溶解性に優れる(水溶性)のため、焼却することなく自然に戻すことができます。

     

    古紙100%の再生紙ってことは、ちり紙交換というやつで回収した新聞紙を原料にしてたのかもしれない。でもちり紙はまだオシャなほうでその前は再生するどころか新聞紙そのもので尻拭いてるレベルだと思われる。

     

    https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=25444304

     

    新聞紙で尻拭いてるレベルの時代に使われてそうな小林腦行の煙だし片腦油。小林腦行はとっくにつぶれてて爽やかサワデーの小林製薬に引き継がれたが、樟脳の会社でモスビーズなどおもに防虫剤を作ってた。

    片腦油はクスノキの根や枝を水蒸気蒸留して得た樟脳油から樟脳を分離したあとに得られる白色の油だそうで、防臭剤・殺虫剤や塗料の溶剤に用いるとある。画像を見るとビンの口がシャワーみたいになってるので、便器に散布するのではないかと思うのだが片腦油世代が滅亡しちまったのか検索してもよくわからなかった。

    検索で出てきた殺虫剤。このビンと「芳香」ってあたり煙だし片腦油と用途同じそうに見えるが成分など詳細は不明。

    片腦油とかキンモクセイってのはピンとこない私もパラジクロロベンゼンはなじみ深い。パラジクロロベンセンも「ネオパラ」「パラゾール」とか樟脳と同じく防虫剤に使われることが多かったけど、たんすにゴンあたりからにおいのしないピレスロイド系の防虫剤が主流になったしトイレ用も少なくなったのではないだろうか。

    昔は便所に虫わいてただろうから、う○こを封じ込めるだけの強い香りだけではなく防虫って機能も必要とされていたのかもしれない。エステー化学みたいな服の防虫剤の会社がトイレの芳香剤も作ってるのはその名残だと思う。

     

    小便器に置いてあるゲロマズのアメ玉(ゴールデンタイムズ)

    http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51861543.html


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      • 2020.06.02 Tuesday
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