母乳人気グイグイ上昇

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    森三中大島美幸氏の出産シーンが放送されたらしく、視聴率も好調だったそうだ。
    大島氏は妊娠しにくい体だかなんだかでしばらく妊活(妊娠活動、の意)のため休業していたのだが、このたび無事に元気な男のお子さんが生まれたとのことである。

    森三中・大島、日本人女性初!?ヘルメットカメラで出産シーン公開(スポーツ報知 7月5日)
    http://www.hochi.co.jp/entertainment/20150705-OHT1T50172.html

    「森三中」大島美幸さん夫・鈴木おさむさん休業 子育てのため「妻を職場に」(産経ニュース 7月6日)
    http://www.sankei.com/entertainments/news/150706/ent1507060006-n1.html
     

    出産シーンを公開した理由として、大島氏はリアクション芸人極めると言っていたそうだが、個人的には人の出産見ておもしろいのかなぁと疑問に思った。見た人どうだったんだろう。
    そういえば大島氏が単独ライブで自分をいじめた奴の家に行って謝罪させるというVTRを流したという話を聞いたときも、同様の疑問を抱いた。
    そもそも私はあんまり現代のお笑い見てないので、森三中ってのも大島氏の夫である鈴木おさむもよくは知らない。でも何年か前に鈴木氏が脚本を手がけたドラマを見てからというもの、この夫婦にちょっぴり注目しているのである。
    そのドラマ「生まれる。」は、2011年の4月から6月までTBS系で放送されて主演は堀北真希だった。友人に怪しいドラマやってると聞いて途中から見始めたところ、確かに胎内記憶や高齢出産を基調とした仕上がりなのが完成度低いストーリーとあいまって妙に気になった。
    このドラマが放送されていた2011年当時はやけに「赤ちゃんが空の上からお母さんを選んでくる」だとか「吉村医院(もしくはどっか助産院)の幸せなお産」だのが結構しつこくテレビ等でもてはやされていて、このドラマの元になっている同名のドキュメンタリー映画もやはり吉村医院の爺さんや胎内記憶を広めている池川明、鮫島浩二医師が出演している(ドラマでは鮫島氏をモデルにしたと思われる産科の先生を大杉漣が演じていた)。
    映画版のナレーションを担当したつるの剛士がこの当時、生物多様性とイクメン(育児をする男、の意)の広告塔で、何やらこの人の芸能活動左翼に毒されてるなと思っていたことを、今回ドラマの脚本を手がけた鈴木おさむがやはりイクメン業のために休業すると聞きふと思い出した。もしかしてこの夫婦の一連の活動って左翼なのか?
    現在2000年代に大量発生したグラビアなどのアイドルが30代にさしかかり、ママタレ業界は爆発化の様相を呈しているが、そんななか大島夫婦のリベラル路線は差別化できるのだろうか。これからも要チェックだ。

    偽「母乳」ネット販売:細菌1000倍、乳児に危険(毎日新聞 7月3日)
    http://mainichi.jp/select/news/20150703k0000m040168000c.html
     

    最近母乳をネットで売ってるらしい。便利な時代になったもんだ。
    しかし上の記事で報道されている業者は50ミリリットル5000円もとるくせに、ほとんど混ぜものなうえ細菌ウッヨーなのが判明した。なぜこんな自称母乳(汚乳)に高い金を払ってしまうのか。
    よく指摘されているのは、母親のあいだの母乳信仰だ。このロハス時代においてはスピリチュアルな出産や子育てが人気爆発中で、そうした文脈の中で病院出産や粉ミルクがしばしば否定されることがある。
    病院出産や人工乳がメジャーになったのは、おそらく60年代あたりからではないだろうか。いづれにせよ高度経済成長期以前は自宅で生んで母乳で育てるのが普通だった。
    数年前、金持ちの家に生まれたのに新生児時代に取り違えられて極貧を余儀なくされ、DNA鑑定とかやって裁判していた人がいた(←大沢樹生じゃないよ)。今検索してみると、生まれたのは1953年の江戸川区とのことだ。
    まだ病院出産の黎明期で管理がユルかったってのが、取り違えの一因として考えられるという例であろう。田舎はまたもうちょっと遅いかもしれない。
    とにかくここ半世紀以前のママさんはごく当たり前に「幸せなお産」「自然なお産」していたわけで、本当は医療の力など借りなくても産めるはずなのだというのがロハス派の問題意識としてある。だから吉村医院なんかは妊婦に薪割りとか雑巾がけなど古めかしい労働させていたけども、あれは昔ながらの生活をすることで母体のポテンシャルが正常化し昔のように自然の力で産めるというわけなのだろう。
    母乳も同様で、昔は粉ミルクなんかなかった。母乳が出ないのは食生活などが欧米化しているからで、昔ながらの食生活していれば母体のポテンシャルが正常化し、昔のように自然に乳は出てくると。
    そんなわけで乳の出るマッサージをする専門のおばさんなどもいる。ちょっと前に雑誌などでステマしてた助産師の「おっぱい体操」とやらもその一部だと思うのだが、こうした動きはまだ欧米崇拝が根強く、病院出産や粉ミルクのほうが近代的でオシャ。とされていた80年代あたりからじょじょに勢力を伸ばしていたようだ。
    どっちにしても、本当は病院がなくても産める、母乳は出る、母体にはそういう自然の力が本来備わっているということが重要になってくる。しかしそこまで「自然」を取らなくてはいけないのか?と疑問視する声もけして少なくなく、そういった層が今回母乳信仰を指摘していると考えられる。
    しかしいつも思うんだけども、安全性を軽視したロハスな流行に疑義を呈したいからといって、粉ミルクがあたかも母乳と同質であるふうに言ってしまう人が多いのはどうなんだろうか。しかるべき根拠があるのか、根拠は分からないけどとりあえず母乳が出なくて粉ミルクを使わざるえない人に配慮して言っているかというと、後者だと思う。
    粉ミルクったっていろんなメーカーが出してて値段も味も違うし、どのメーカーもわれこそが母乳に近いとうたっているけど、そんなんいち企業が言ってるわけだからどこまで本当か分からないよね。大量生産している限り、混入問題とかが起こりうる可能性はつきものだし1955年にはヒ素事件やら雪印の食中毒事件もあったわけで、そういう粉ミルクリスクはないもんなのだ(本当はあるけど)。という仮定にもとずいて行動するほかない。
    助産院の妊婦だって本当は死産や病院搬送されるリスクあるけど、ないという変な自信にもとずいて自然なお産とやらをしているという点では同じなのである。だから今回の問題だって、ネットの母乳やるくらいなら粉ミルクやったほうが信頼性高いだろ。っていう程度の話であって、それを粉ミルクで問題なく育った人々(私もそうなのだが)を引き合いに出してあたかも母乳と変わりないかのように言い切るのは、粉ミルクへの過信だと思う。

    おまけコーナー

    ロハスのゴリ押し草創期の2006年(愛地球博の開催やキャンドルナイト・打ち水大作戦が有名になったのと同時期)に資生堂から発売されていた母乳シャンプー。CMではUAがアメイジンググレイスを歌っていた。

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      • 2017.05.30 Tuesday
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