TK回想

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    AOA 「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント girls ver 」(ショート ver )

    https://www.youtube.com/watch?v=rG2tEXtCs4s

     

     

    韓国ガールズグループAOAがH Jungle with tこと浜田雅功の大ヒット曲「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント」をカバーしたそうで、ミュージックビデオにはプロデューサーの小室哲哉も出演している。昔ながらのセクシースタイルを踏襲するAOA、過去にはTMレボリューションとコラボもしていたが日本では90年代路線なのだろうか。

    この曲のオリジナルは1995年3月にエイベックスからリリースされ、小室時代とエイベックス時代の幕開けを印象ずけた一曲であった。当時エイベックスはポット出のレコード会社だったものの、小室はTMネットワークもやっていたし90年代前半の時点ですでに宮沢りえや東京パフォーマンスドールなどアイドルへの楽曲提供で大活躍していたのだが、東京パフォーマンスドール出身の篠原涼子が歌った「いとしさとせつなさと心強さと」が大ヒットして以降、そのプロデュース作品はルーズソックス世代に絶大な支持を受けることとなった。

     

    小室快進撃を決定ずけた「愛しさ(以下略」、これはもともとアニメの主題歌でコギャルというより子供から火がついてだんだんランキングを上げていったはず確か。Wikipediaによると、発売はソニーだがミュージックビデオはエイベックスが制作したらしい。

     

    私もルーズソックス世代であり、もともと小室の音楽が好きだったのでTRFなど普通に聴いていたのだが、正直このH Jungle with tだけはよく分からなかった。小室ファミリーの多数は小室好みであろう若くてちょっと安っぽい感じの女たちだったのに、浜ちゃんみたいなオッサンが歌って何がよいのか?という感じで、今回AOAのカバーを聴いてあれ結構いい歌かもと思ったくらいである。

    確かこの歌は当時始まったばかりのダウンタウン司会の歌番組「HEY!HEY!HEY!」によくTRFが出ており、その流れで小室に浜田氏が「曲を書いてください」と冗談まじりに言ったのが本当に実現してしまったという流れだったかと思う。それまでダウンタウンの歌手活動といえば坂本龍一プロデュースのゲイシャガールズ(1994年)がよく知られており、これも「ガキの使い」のトーク収録に坂本龍一が観覧に来ていた縁があって、松ちゃんが「世界の坂本プロデュースで名前はゲイシャガールズ・・・」などと口からでまかせを言いだしたのがきっかけだったように記憶している。

     

    Kick & Loud / Geisha Girls(YouTube)

    https://www.youtube.com/watch?v=URhBUEnAdw8

     

    「HEY!HEY!HEY!」も始まった当初はゲイシャガールズを前面に出していたのだが、H Jungle with tが大成功して以降は完全に過去のものとなってしまった。このようにトンガっていたゲイシャガールズが小室サウンドで大衆に受け入れられた点もさることながら、ダウンタウン自体が「HEY!HEY!HEY!」で多くの歌手と絡むうちに芸風が丸くなってしまったことも、私の中ではルーズソックス時代を象徴する変化であったと思う。

    やはりきわどい笑いでトンガっていたお笑い番組「浅草橋ヤング洋品店」が一部小室のオーディション番組「コムロギャルソン」となり、最終的にオーディション番組「asayan」に変貌して原形をとどめなくなったのもゲイシャガールズ同様、サブカルが淘汰され小室化(ルーズソックス化)した例に数えてよかろう。というかゲイシャガールズを手がけた坂本龍一も、今ではエイベックス所属だったりするのだが。

    ではなぜここまでルーズソックス世代に小室サウンドが受けたのだろうか?といえば、若さをもてあまして都会の雑踏を一人さまよう感じのメンヘル気味な歌詞とか、小室好みの若くてちょっと安っぽい女の見た目や歌唱力がコギャルのリアルを代弁するのに絶妙だったからだと私は思っているのだが、それではオッサンであるH Jungle with tは説明できない。H Jungle with tの大ヒットはルーズソックス時代最大の謎である。

     

    華原朋美1カ月休養へ 交際進まず心身バランス崩す(11月6日 日刊スポーツ)

    http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1734285.html

    そんなルーズソックス時代の中心にいた小室だったが、私がそのプロデュース作品に魅力を感じなくなったのは華原朋美の「Hate tell a lie」が出たときである。カネボウのガングロ化粧品「ブロンズラヴ」のCMソングだった同曲は、小室さんがあたいを輝かせるために色々と頑張ってくれてるウォウウォウォ(←管理人要約)という内容の歌詞で、いやこれともちゃんがのろけてるならともかく小室さん本人の作詞かい。とドンびいたのが最初だ。

    そのガングロ化粧品が確かキラキラの入ったジェルでそのために「輝かせる」というフレーズが入っていたのだろうが、とにかく歌詞の違和感にくわえ、曲も早口言葉みたいで聴いていて頭が変になりそうだった。この歌が出た時期を調べてみると1997年4月だそうで、私の歴史観においてはルーズソックス第一世代から第二世代への移行期である。

    私が華原朋美の存在を知ったのは、同級生から「今度小室さんの彼女がデビューするらしい」と聞いたときだ。つまりデビュー前から小室の彼女として知られていたわけだが、デビュー曲「keep yourself alive」(1995年9月)を聴いた時点ではまだミステリアスな印象で、すぐに人気が出たわけではなかった。

    1974年生まれということで世代的にはルーズソックス世代よりもう一段階上の世代でありながらも、当時からキティちゃんや吉野家好きを公言するぶっ壊れたキャラでコギャルたちに人気大爆発した。若人ならばなぜキティちゃんや吉野家がぶっ壊れているのかと思われるかもしれぬが、当時はまだ大人なのにキティちゃん好きとかいうのはあまりなかったし、吉野家も今みたいに女子供がおいそれと入るような店ではなかったのである。

    とにかくそのぶっ壊れ度合いにおいてコギャル草創期の既存文化破壊路線と連動していた華原氏だが、やがて小室氏との別れによって本格的にぶっ壊れてしまった。そして表舞台から去ろうとしていた頃現れたのが華原氏と同様アイドルから歌手に鞍替えし「桃の天然水」CMの座を受け継いだルーズソックス世代の浜崎あゆみで、のちにエイベックス最大の功労者となった彼女も歌手デビュー当初は独特のしゃべり方でぶっ壊れたキャラを演じていた。

     

    牛丼のつゆだく 築地発祥説、華原朋美でブーム…を吉野家解説(2013年5月19日 NEWSポストセブン)

    http://www.news-postseven.com/archives/20130519_189035.html


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      • 2017.08.19 Saturday
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      初めまして
      いつも楽しくブログを読ませてもらっています!

      ギャル文化の歴史や今の芸能界のことが
      詳しく書かれていてとても勉強になります。
      YouTubeで昔のHEY! HEY! HEY!とか見ると
      あゆも始めは不思議ちゃんキャラづくりを
      してましたね!

      最近、好きなブロガーさんが急にブログを閉鎖する
      ことが多くて悲しいです。
      管理人様にはぜひ末永く連載を続けてほしいです。

      突然のコメント失礼しました!
      また遊びに来させてください!
      • なつき
      • 2016/12/01 9:53 AM
      いつも読んでいただきありがとうございます
      最近ブログやってる人いないですよね〜(つД`)ノ
      ギャルもともと詳しくないんでネットで検索とかしながらかいてます(つД`)ノ
      そうなんですあゆは出始めの一瞬は天然ぽいしゃべり方でキャラ作ってるとか朋ちゃんのパクリって言われてました!
      • 管理人
      • 2016/12/01 8:21 PM
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