SMAPと90年代
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「SMAP×SMAP」最終回がついにスタート「森くんめっちゃ出てる」「すでに泣いてる」の声(12月26日 モデルプレス)
https://mdpr.jp/news/detail/1649698
私は芸能通気取っているくせに、ルーズソックス時代から若人向けの番組とかフジテレビのノリが嫌いになったのでじつはSMAPSMAPちゅう奴も見たことない。話題の最終回も見ておらず、とうとう見たことないまま終わった。
そんなSMAP語る資格ない私だが、ルーズソックス時代を語るうえではずせないアイドルであったという点において適当に語っちまう。近ごろ当ブログはくしゅくしゅソックスまたはルーズソックス時代という造語に引き続き、新たにルーズソックス化という概念を提唱し出したのだが、その意味するところはというと1995年あたりをさかいにそれまでの浮かれた時代がなかったかのように路線変更しルーズソックス時代の荒波を駆け抜けたもののすべてを指している。
今でこそジャニーズのアイドル達はバラエティとかドラマとかいろんなものにてんとう虫のごとくしゃしゃり出てきてうざいことこの上ないが、くしゅくしゅ時代は光GENJI以降のスターが出てこなく低迷していた。とはいえ、その頃からミュージックステーションとハウスカレーとオリンピックイメージソングみたいな奴には食いこんでいたのだが。
んでその頃の音楽シーンといえば、以前にも記事にしたことあるようにドリカムがとにかく人気爆発、あとは70,80年代からいるニューミュージック系の人(チャゲアスもそうだと思うが、この系統はあんまりテレビ出なかった)とかドラマやCMとタイアップしたような歌手が大半で、ジャニーズだけではなくアイドルやロックバンドもパッとしなくて歌番組も少なかった時期である。
そんななか「夢がMORIMORI」(92年4月〜95年10月)という深夜番組が若人のあいだで評判となっていく。この番組はSMAPと当時の人気タレントである森脇健児と森口博子が共演したバラエティで、私は見たことないけど周りでは面白いとか格好良いとか言って見ている女子がけっこう多かった。
SMAPSMAPは夢がMORIMORIの終わった半年後に同じフジテレビ系で始まっていることから、おそらく後継にあたるのだろう。ジャニーズをバラエティに進出させたはしりであると思われるが、この路線はくだんの女性マネージャが開拓したと独立騒動時の報道で聞いた気がする。
で先ほど言ったルーズソックス化とは何ぞやという話に戻ると、ルーズソックス時代に入ってモリモリがスマスマになりMORIの語源である森脇・森口両者を見かけなくなり、森君もいなかったことになり、長らくキムタク一強時代がしかれることになる。この1995年をさかいとするSMAPの脱MORI化が、まさしくルーズソックス化なのである。
くしゅくしゅ時代からキムタクはいちおうドラマには出ていたが、人気爆発しだすのは私の記憶しているところではフジテレビ系「若者のすべて」(94年10月〜12月)で、キムタクという呼称が出てきて「ロン毛」が格好良いとなったのもこのあたりだった。若者のすべてには萩原聖人と武田真治が出ていて、90年代初頭はどっちかというとその2人の方が売れっ子であったことを考えると、くしゅくしゅからルーズへの世代交代を象徴するドラマであったし、94年末という時期もミスターチルドレンの主題歌も、話は全然覚えてないけど冬にやたら病んでて重苦しい雰囲気だったのも、今思うとルーズソックス時代の到来を暗示していた。
それにくしゅくしゅソックス時代にSMAPで俳優として人気があったのは、稲垣吾郎のほうだったはずだ。SMAPにとどまらず、忍者とか男闘呼組とか言って何かオワコンなイメージのあったジャニーズにTOKIO、V6、キンキキッズなどの人気グループがどんどん生まれたのもルーズソックス化の一環であろう。
- 2016.12.27 Tuesday
- 懐かしい
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- by 悩み