ルーソ世代全盛期

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    当ブログでルーズソックス世代と定めている1977〜80年生まれの女たちは、茶髪や馬鹿キャラ、ルーズソックスなどギャル(コギャル)のイメージを確立させ、それまでのファッションに変革をもたらした。芸能人を引き合いにしてその変遷を振り返ってみると、1995年から2000年代半ばにかけての女の服装は間違いなくルーズソックス世代が牽引している。

     

    汚い化→1995年ごろ〜

    くしゅくしゅソックス時代(90年代前半)から兆候はあったものの、茶髪、細眉、黒肌、生足、ルーズソックス、男みたいな言葉遣いでギャーギャー騒ぐなどルーズソックス世代から女子高生の生き様が急激にハレンチで汚らしくなり、そんな意識の変化に合わせるかのようにeggやcawaiiなどギャル雑誌が創刊された。

    安室奈美恵(1977年生まれ)

    小麦肌と厚化粧と厚底ブーツと小室サウンドでコギャルたちの憧れの的だった安室ちゃんはルーズソックス時代の申し子だった。

    押切もえ(1979年生まれ)

    押切もえは絵にかいたような黒くて怖いコギャルだったのに、後述のデカ目・モテ時代を迎え女子力キャラになったし目も大きくなった。

    egg(1995〜2014年)

    cawaii(1996〜2009年)

    ランズキ(1998〜2016年)

     

    デカ目化→1999年ごろ〜

    ルーズソックス時代からギャルたちは厚化粧ではあったが、この頃からマスカラ下地とか眉マスカラ、チークなどが人気になって化粧が盛れてくるし、巻き髪も精巧になってくる。また高齢化(成人)したコギャルが赤文字系に逝かず、お姉ギャルというジャンルを確立した。

    浜崎あゆみ(1978年生まれ)

    小室さんの才能が枯渇し、朋ちゃんが精神的に不安定になり、安室ちゃんが産休に入りと、ルーズソックス時代が終わりを迎え、歌姫時代を迎えるタイミングですい星のごとく現れた浜崎氏はパッチリとしたお目目とお人形さんのような見た目で、それまでサーファーや辛口なセクシーの多かったギャルの服装に可愛らしい姫、盛り、美白の要素をもたらした。

    カリスマ店員

    109がギャルのファッションビルとして生まれ変わり、森本容子(1977年生まれ)、中根麗子(1979年生まれ)、植田みずき(1980年早生まれ)といったカリスマ店員はのちにお姉さん向けのマウジー、リエンダ、スライなどのブランドを立ち上げた。スライの植田氏は現在中年向けにエンフォルドというブランドを手がけているそうだ。

    Scawaii(2000年〜)

     

    モテ化→2000年代前半〜半ば

    ギャルは強め・細め一辺倒だったが、2000年代に入ると一部ロリータくらいでしか見かけなかったようなキラキラとかリボンとか女の子っぽいのが流行り出すし、フーミンやかとうれいこ以来あまり見かけなくなっていたグラビアアイドル業界がヅラやサラ金のCMで息を吹き返した。安室→あゆの流れにもうかがえるように、人々の顔の好みが童顔寄りになってきて、ロリを売りにした小倉優子とかミニモニも人気を博す。

    ルーズソックス世代の高齢化に合わせてか、女の強さが汚らしい化粧でギャーギャー騒ぐのから、お目目の大きさを偽りチークで頬をピンクに染めてかわいらしくお化粧し男にモテモテになるようなのに変化して(代表例→押切もえ)cancam誌がその受け皿を果たした。と思われる。

    矢田亜希子(1978年生まれ)

    私が矢田亜希子の可愛さに気づいたのは、フジテレビ系ドラマ「やまとなでしこ」(2000年)で、主演の松嶋菜々子もすごくよかったんだけども、とにかく女たちの可愛さがデカ目化、モテ化しているなかで、お目目がパッチリしてお嬢さんっぽい矢田亜希子はその後男女ともにすごい人気になった。でも刺青めっちゃ入ってる押尾学とのデートが撮られてから清楚なイメージが崩壊して、あんまり見かけなくなった。

    蛯原友里(1979年生まれ)

    結婚した矢田亜希子と入れかわるように出てきたエビちゃんは、2005年マクドナルドのえびフィレオのCMでブレイク。矢田亜希子の時代よりさらにブリブリした感じに進化し、同じcancamの看板モデルとして押切もえもセット売りされた。

    高島彩(1979年早生まれ)

    2003年よりめざましテレビの司会。高島氏はフジテレビの局アナだったが、その安定した実力から皆藤愛子のようなセントフォース系ブリブリアナウンサーの中心的役割を果たした。

    anecan(2006〜2015年)

     

    ここまでが1995〜2005年くらいの傾向だが、ルーズソックス世代がアラサーと呼ばれる2005年以降はアパレル業界のゴリ押しに従ったり、ゴムの入ったようなズボン、ダウン、チュニック、マキシスカート、ムートンブーツなど楽で年齢不問な服装、また2010年代は韓国の影響も入ってきて現在もそれらの傾向は続いている。そうした意識の変化とアパレルの不振、プチプラ化から、ルーズソックス世代の築いたジャンルや雑誌も今ではすっかり廃れてきているようだ。

    女たちが我が道を逝く最後のジャンルが小悪魔ageha(2005〜)のようなド派手なキャバ嬢で、注目されたのはルーズソックス世代よりもいっこ下の世代なのだが、キャバ嬢がドレスを着たり金髪頭を盛り盛りにしたりするのは少なくともagehaが出てくるよりもけっこう前(2000年代初頭)には見られたために、こうしたスタイルももしかしたらルーズソックス世代が始めたんじゃなかろうか。と思えてきた。前にも言ったけど90年代の水商売の女はスーツ着てた記憶もあり、このへんはお水業界に詳しい方からの情報提供を待ちたい。


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      • 2017.07.24 Monday
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