J-POP批判する
このたび日本デビューした韓国のガールズグループTWICEがテレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演すると聞き、K-POP好きとして一応見ておこうと公式サイトで出演者を確認してみたところ、EXILE SECOND、関ジャニ∞、欅坂46、DEAN FUJIOKA、原田知世、Hay! Say! JUMPとTWICEを含めても7組しか表示されなかったため、あれ?スペシャルじゃなかったっけ?と目ーゴシゴシしたらやっぱり2時間スペシャルって書いてたので、2時間でたった7組しかでないんかい!と驚きのあまりチーズ蒸しパンをのどにつまらせた。これは渋ガキ隊とか昭和歌謡の映像見さされる奴に違いないが、単純計算で通常1時間の放送では3.5組しか出てないということではないか。
出演者も私がテレビで見かけたら消したり雑誌に出てきたら煙たがっているジャニーズ、AKB系列、EXILE系列、アミューズのみで構成されており、けっきょくJ-POPというのはごく限られた事務所やレコード会社ばかりが優遇されるのだと悟った。昭和歌謡流したり韓国人ゴリ押す放送時間を、わが国の才能ある若々しいアーティストを見いだし、紹介するほうにあてるべきではないのか。と、去年エイベックスの韓国人がレコード大賞新人賞とった時にも思った。
韓国にもジャニーズに相当する強大な事務所があるし、日本で最初から成功が約束されたかのようなゴリ押ししてるけど、韓国本国のランキング番組ではしのぎをけずり、弱い事務所でも曲がよかったら話題になって売れたりする。KBSミュージックバンクを例にすれば、売れっ子も新人もかわるがわる1時間半で20組とミュージックステーション2時間分の2倍以上も出演者が出演しているのだ。
そのように新人が大量に出てくることもあって、KARAに限らず日本でK-POPブームゴリ押してた頃にいたグループは7年をへた今ほとんどが滅亡しているほどに世代交代が激しく、残っているのは少女時代くらいである。SMAPが28年、モーニング娘が20年、EXILEが16年、AKBが12年続いたわが国ではK-POPアイドル達の寿命の短さに驚くかもしれぬが、J-POPアーティストが長寿化したのは2000年代以降の話で、SPEEDは5年、キャンディーズは6年、ピンクレディー、光GENJI、小室あたりは全盛期が2,3年程度なので、ふつうはそんなもんなのである。
J-POPも浜崎あゆみやモーニング娘。初期のエグザイルが売れているころくらいまではそこまで荒廃していなかったけど、2000年代半ばに倖田來未を売りだしたり、のまのまイェイとか言い出してからエイベックス社に対し「?」となり、やがて歌番組も古い歌を妙に長い時間流すようになり、良いなー。と思っていた歌手が中高生にこびたような悪い意味で売れ線の恋愛ソングを歌うようになり、その矢先にK-POPに魅せられたので私の心はJ-POPから遠のいた。
今ドラマが不調と言われているのもきっとJ-POPと同じで、決まった事務所の奴ありきでキャスティングしているせいもあると思う。あと何でかミュージックステーションで原田知世が時をかける少女(熟女?)を歌うらしいが、このように目新しい音楽でなくカバーに走るのも2000年代以降のJ-POP停滞をまねいた悪しき風習である。
- 2017.06.29 Thursday
- 音楽
- 21:04
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- by 悩み
TWICEの曲、K-POPらしいキャッチーな仕上がりで
良かったですね。
外見は少女時代の方が日本人受けすると思いましたが。。。
過去の映像を流すぐらいだったら、もっと
色んな歌手を出してほしいですよね。
「チーズ蒸しパン」の件に大笑い
させてもらいました。