やっぱり絵本嫌い

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    評価:
    のぶみ
    サンマーク出版
    ¥ 1,296
    (2017-07-31)

    「あたし、おかあさんだから」の歌詞 母親の自己犠牲を美化しすぎと炎上(2月5日 ライブドアニュース)

    http://news.livedoor.com/article/detail/14258007/

    絵本作家・のぶみさんが作詞したHuluオリジナル番組「だい!だい!だいすけおにいさん!!」の2月1日放送回で発表された「あたし、おかあさんだから」という歌が、母親に、子育てで自己犠牲を強いる歌だとして炎上している。

    楽曲は、Huluオリジナル番組「だい!だい!だいすけおにいさん!!」の2月1日放送回で発表された。同番組は、元「うたのおにいさん」のだいすけおにいさんが、歌ったり踊ったり、絵本を読み聞かせたりする子供向け番組で、昨年12月に始まり、同日にシーズン最終回を迎えている。

    ライブやネイル……子育てのために好きなものを我慢する、という母親像

    歌詞に出てくる女性は、子どもを産む前、ヒールを履き、ネイルをして働いていた。子どもが生まれてからは、子どもと遊ぶために爪を切り、服装も、パートに行くために走れる服を着るようになったという。1番のサビでは

        「あたしおかあさんだから ねむいままあさ5じにおきるの」
        「あたしおかあさんだから だいすきなおかずあげるの」
        「あたしおかあさんだから あたしよりあなたのことばかり」

    と、執拗なまでに母親であることを強調する。2番でも、好きなものを食べずに子供のためにカレーライスを作り、「いいおかあさんでいようって」頑張る女性が描かれている。

    曲の最後では、

        「もしもおかあさんになるまえにもどれたなら よなかにあそぶわ
        ライブにいくの じぶんのためにふくかうの
        それぜーんぶやめて いま、あたしおかあさん
        それぜんぶより おかあさんになれてよかった」

    と、子どもがいなかったらやりたいことを挙げるも、それより母親になれたことの嬉しさが勝ると描き、続いて「あたし おかあさんになれてよかった」と3回繰り返されている。

    ・・・

    作詞したのぶみさんは2月5日にフェイスブックを更新し、今回の炎上について

        「これは、元々ママおつかれさまの応援歌なんだ 泣いてる人もたくさんいた
        この炎上で全て、この歌が無かったことになったり 今後、聞いてもらえなくなるのは、悲しい」

    とコメントしている。

     

    私は炎上を見るとたいてい、何でこんなのが騒ぎになるんだろう。と思うのだが、今回も同様の感想を抱いた。はたしてHuluオリジナル番組「だい!だい!だいすけおにいさん!!」の2月1日放送回で発表された「あたし、おかあさんだから」とかいう歌が、母親に良き母親像を強いるほどの強制力があるのだろうか、と。

     

    伊集院光が絵本作家・のぶみ氏を前に「元不良」への嫌悪感を訴える(2017年3月10日 ライブドアニュース)

    http://news.livedoor.com/article/detail/12781014/

    9日放送のラジオ番組「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)で伊集院光が、「元不良」に対する反抗心を明かす場面があった。

    番組では、170冊以上の絵本を出版している絵本作家ののぶみ氏がゲスト出演した。のぶみ氏は冒頭で「伊集院光さんのラジオはスゴい悪かった時から、ずっと聞いております。本当に今日、嬉しいです」と喜びを語る。

    一方の伊集院は、のぶみ氏がゲスト出演すると決まってからずっと迷いがあったと語る。「オレね、元不良って肩書の人に対してスゴい反抗心がある」「元不良の人が幸せになるのは、元不良で苦労してた人が全員幸せになってから、って思っている」と自身の主張を、ぶちまけたのだ。

    伊集院は、自身が大人になって色々なことに理解を示せれるようにはなっていると断りつつも「今まで何十年もラジオでそれを言い続けてるのと」「『大人向けの絵本』っていうものに反発心がある」「だからゲストに決まったときから実はずっと悩んでる」と複雑な心境を語った。

    その後、のぶみ氏とのトーク冒頭で伊集院は「フォローするわけじゃないけど、例えば出版社とか周りの人たちは、何かキャッチフレーズが欲しいから、ことさら誇張してきたりすると思う」と、のぶみ氏の立ち位置に一定の理解を示した。

    すると、のぶみ氏も「正直、元不良だって言っても絵本は売れないので、こんなの辞めたいなと思ったことはスゴくあるんですけど、どうしてもそれを言ってくれってことなので」「勘弁してくれとは思っている」と、ぶっちゃけていた。

     

    私はのぶみの絵本は読んだことなかったのだが、もともと絵本、特に「大人向けの絵本」が嫌いなため、のぶみの存在を知った↑の記事はよく覚えている。伊集院光同様、「大人向けの絵本」にくわえて元不良をアッピールしていることをもって、なんか胎内記憶の絵本書いてそうな人だなー。と検索したのだが、その時点(去年3月)では胎内記憶の池川明先生にのぶみの絵本を渡したとかいう人のブログが出てきただけで、とくに接点はなさそうだったのでそのまま忘れていた。

    だが驚くべきことに、この記事の4か月後くらいに「このママにきーめた!」と、本当に胎内記憶の絵本を出していた。もはや内容を見ずして、赤ん坊が雲の上で神様と地上のママさんを見て「このママにきーめた!」って、胎内にスッポリ入っていく話だろ。と決めつけたのはいうまでもない。

    YouTubeで読み聞かせの動画があったので見たところ、赤ん坊が雲の上で神様と地上のママさんを見て「このママにきーめた!」と胎内にスッポリ入っていく話に、汚い言葉遣いや怠惰な生活態度などややギャグがくわえられているのがのぶみの持ち味のようである。またのぶみの代表作らしい「ママがおばけになっちゃった!」(2015年)も読み聞かせの動画で見てみたら、それに出てくる祖母が白髪を団子に結った和装のいじわるばあさん型だったので、そんな婆もうとっくにいませんから。と、絵本の趣旨とあんまり関係ない部分で激しく反発した。

    それ以外にも読み聞かせ動画があったものの、著作権的にあまりよろしくなさそうなのと脳が疲れたためてっとりばやくアマゾンで著書を検索してみると、のぶみは2000年くらいにはもうイラストを描いていたようだ。表紙だけ見るとそんな変な本があるようには見えないのだが、もともと家族を題材としていることが多かったうえに「ママがおばけになっちゃった!」が当たったせいかそれ以降の作品がママと結婚するとかママのスマホになりたいとかママ絵本を乱発気味で「このママにきーめた!」もそのうちの一冊のようである。

    タイトルにママって書いてなくても2016〜17年の絵本を適当にクリックすると「内容(「BOOK」データベースより)」にママが〜おかあさんが〜って書いており、どうも子供じゃなくって母親を感動させるために書いてそうな印象を受ける。その路線の真骨頂が「あたし、おかあさんだから」なのであり、泣いてる人もたくさんいた、もちろんここでいう泣いている人とは子供ではなくおかあさんなのだが、胎内記憶もやはり子供がぼくはママをえらんでうまれてきたんだよっ。と言ってママを癒すお話なのだ。

    同じ1978年生まれで名乗り方や絵柄が似ているナカムラミツルも「いつもみてるよ。がんばってるの、しってるよ」(2006年)って胎内記憶の本をのぶみに先がけて出していたけど、けっきょく「あたし、おかあさんだから」もたんに癇に障るってだけで、本来は良き母親像を強いているてより自己犠牲を代弁することで読む者の共感や感動を呼び起こすことを意図しているのだと思う。ミツルのほかにも路上詩人など、20年くらい前あなたの良いところ知ってるよ。ってな下手ぽいタッチの絵(字)のポエムが癒しとしてルーズソックス世代に受けていて、その世代が母親になったここ10年ママをえらんでうまれてきたんだよ市場が巨大化しているのはたぶん関係ある。


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      • 2018.11.13 Tuesday
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