からだ好き

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    ロハスの本「意識の○○」「地球の○○」みたいな言い回し多いってのは前から書いてるが、そういえばわが歴史観においてロハスな価値観が完成されてくるとされる1980年ごろ意識や地球に負けないレベルの頻度でタイトルに身体もしくはからだ入れるの人気爆発してたと↓の表紙画像見て急に思い出した。著書の1人である豚まるごと一頭食べるでおなじみ東京賢治シュタイナー学校の鳥山敏子による初期の著書も「イメージをさぐる からだ・ことば・イメージの授業」(1985)「からだが変わる授業が変わる」(1986年)「からだといのちと食べものと」(1986)といったぐわいである。

     

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    津村喬も同時期に野草社から「しなやかな心とからだ」「からだの言いぶん」って本を出してるので気功とも関係あるかもしれないし、やはりロハス草創期に脚光を浴びてたラマーズ法のような呼吸もしかりと思われる。しかしなんといってもロハスの身体人気大爆発に強大な影響を与えているのが演出家の竹内敏晴だった。

    1975年まず思想の科学社から出た「ことばが劈かれるとき」がロハス界における名作であろう。タイトルからだって書いてないけど、Wikipediaの竹内敏晴「著書」を参照すると、「劇へ からだのバイエル」(1975年)「からだが語ることば α+教師のための身ぶりとことば学」(1982)「子どものからだとことば」(1983)「からだ・演劇・教育」(1989)『「からだ」と「ことば」のレッスン』(1990)「ことばとからだの戦後史」(1997)「教師のためのからだとことば考」(1999)『思想する「からだ」』(2001)「待つしかない、か。二十一世紀身体と哲学」(2003)『からだ=魂のドラマ 「生きる力」がめざめるために』(2003)「生きることのレッスン 内発するからだ、目覚めるいのち」(2007)『セレクション/竹内敏晴の「からだと思想」全4巻』(2013〜14)とからだオンパレードとなっており、「からだ」だけではなく「ことば」「いのち」がくっついてきたり、教育をテーマにしているのは鳥山敏子と共通している。

     

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    ETV2001 竹内敏晴 「からだ」をめぐる対話 (2 鳥山敏子) 子どものからだを取り戻す 〜教師・鳥山敏子〜

    https://www2.nhk.or.jp/archives/chronicle/opl/detail.cgi?0001000000000000%40000000000000000000000029%2D6A%2D0700000000000000000600

    放送日時     2001年08月07日     チャンネル     教育テレビ
    番組内容     演出家の竹内敏晴さん(75)は、少年時代に重度の聴覚障害に苦しんだ体験をもとに、「からだ」と「ことば」を目覚めさせるための独自のレッスンを続けている。このシリーズでは、からだについて実践の現場で考え続ける2人を、竹内さんが訪問して対談する。
    2回目は、フリースクール「賢治の学校」代表の鳥山敏子さん(58)。鳥山敏子さんは、彼女自身のつらい体験をもとに、ストレスに苦しむ子どもの身体をいかにして生き生きと甦らせるか、30年にわたって子供と向き合ってきた。竹内さんが「賢治の学校」に鳥山さんを訪ねて語り合う。

     

    鳥山敏子(太郎次郎社エディタス)

    http://www.tarojiro.co.jp/author/3849/

    1941年、広島県に生まれる。64年、東京都で小学校教師に。60年代の教育科学運動のなかで、地球・人間の歴史の授業や鉄づくり・米づくりの授業といった先駆的な仕事を生みだす。それらは『ひと』誌(太郎次郎社)に公表された。さらに、そうした実践を超えるために、70年代、竹内敏晴らの「『からだ』と『ことば』の会」に参加、「こんとんの会」で真木悠介と出会う。80年代をとおして、「奇跡的」といわれるいきいきとした授業内容を、子どもたちとの空間に次々と切り拓いてきた。その内容は著書および映画「鳥山先生と子どもたちの一ヶ月間 からだといのちと食べものと」(グループ現代、1985)などに記録されている。現在、「賢治の学校」代表。

     

    竹内敏晴の仕事――からだとことば

    http://www.hiu.ac.jp/library/daigaku-ronsyu/15-02.pdf

    竹内敏晴は当時、演劇の世界では先鋭な演出家として有名な存在だった。また、声に関する専門家としても一部の教育者のあいだでは知られていた。竹内敏晴の名を広く知らしめることになったのは彼の自伝的著書である『ことばが劈かれるとき』である。1975年に思想の科学社から出た。

    『ことばが劈かれるとき』はチヨコちゃんという、新潟の心身障害児の療育施設にいる 女の子の話から始まる。彼女は当時小学校3年生である。チヨコちゃんは声は出るがことばを話せない。肉体的にはまったく異常はない。担当教員のつるまき先生はチヨコちゃんにあいうえおの発音から教えていく。その方法は竹内敏晴からヒントを得たものである。

    ・・・

    ある日のレッスンで、二人の男女が砂浜に入る。女は砂浜に入るとしばらく立ったままぼうっとしていたが、やがて足元の砂を払うかのような動作をしたかと思うとかがみこんで掘り出した。男も砂浜に入り、そばでじっとその様子を見ている。どうやら大きな穴らしきものが掘れたらしい。女はそこに向かって「おーい」と呼びかける。何度かそれが繰り返される。男が何か風のような動作をすると女はその腕のなかに抱きとめられ、号泣していた。ここで竹内敏晴が待ったをかける。しばらく休んだあと、竹内はその女性と話をし、何が起きていたのかを聞く。

    ・・・

    彼女は竹内敏晴と問答をしながら これまでの自分が本当の自分ではなかったことに、そしてそれまで知らなかった自分に気 がつく。この女性の名は鳥山敏子。彼女は小学校の教師である。子どもたちを教えること に何の疑問も持たず、自他ともに認める、いわゆる「熱心な、いい先生」だった。しかし、そのうちに、自分のからだには本当に子どもたちの豊かな感性に応えられるだけのものがあるのかどうか疑問を抱くようになり、縁あって竹内のレッスンを受けることとなった。その経緯、そしてからだが変わってからの授業がどんなものであったかは『からだが変わる 授業が変わる』ともう一つの著書『イメージをさぐる』 (太郎次郎社)に詳しい。からだの変化で生き方が変わり、教え方が変わり、授業でいかに命に満ちた豊かな空間を子どもたちと作りだしていったかが具体的かつ鮮明なことばで語られている。驚異の記録である。後者には「スイミー」や「スーホの白い馬」の授業の記録も含まれ、読む者は教師の、そして子どもたちのことばに対する感性の発露に圧倒される。また、レッスンで鳥山を抱きとめた男性は真木悠介(見田宗介)である。真木は、以後、新進気鋭の社会学者として教育者として東京大学で独創的な仕事を展開していく。

    ・・・

     

    「担当の教員のつるまき先生」とは「からだとことばの会」主宰で「からだぐるみのかしこさを―新たな人間関係の創出へ向けて」(1981)や「〈身心〉(からだ)とコトバ―くらしの中の声・話す・伝える」(1987)の著書があるつるまきさちこで、発売元の野草社は80年代に雑誌「80年代」、また山尾三省や津村喬などの著書を出していた出版社である。そして「80年代」の編集委員だった社会学者の真木悠介は竹内敏晴のレッスンで鳥山敏子と出会った。

     

    https://www.amazon.co.jp/dp/4787787802

     

    私の歴史観においては野草社「80年代」と鳥山敏子「賢治の学校」がだいたいロハスの源流なのであり、ヤマギシ(コミューン)ビートニク(詩の朗読)と並び、竹内敏晴(からだ)も重要な気がした。竹内敏晴、鳥山敏子なき今、からだとか身体とかいうと経血コントロールの三砂ちづるが思い出されるが、この西早稲田『セレクション・竹内敏晴の「からだと思想」』(全4巻)完結記念 トークイベント「竹内敏晴さんが問い続けたこと」告知↓てのもあり、発行元の藤原書店はイヴァン・イリイチなどを出していた新評論の編集者が設立した出版社だそうで竹内敏晴のほかには「苦海浄土」石牟礼道子の出版物も多く幕内秀夫の日本人パン食べちゃだめの根拠になっている鈴木猛夫著「「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活」も藤原書店である。

     

    http://fujiwara-shoten.co.jp/main/news/archives/2014/07/974.php

     

    https://www.amazon.co.jp/dp/4894349337

     

    https://www.amazon.co.jp/dp/4862380719/

     

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    きものであなたのからだが変わる!
    楽しい、うれしい、気持ちいい。実践的「からだにやさしいきもの生活」のすすめ

    きものは、日本の気候や暮らしのなかから生まれた衣服。日本人が快適に暮らすために、「理に適った」服なのです。夏は適度に風を通し、冬にはあたたかく、からだ冷やさない。一見窮屈だけど、実はとても動きやすく、走ることだって! でも着付けが大変? それもちょっとしたコツを身につければ、問題なし。そして何より、きものを着ることで、あなたのからだはいきいきしてくる。きものの暮らしを取り戻すことで、からだが変わるのです。

     

    三砂ちづるが着物なのは南方熊楠研究や内発的発展論で著名な鶴見和子(鶴見俊輔の姉)の影響な気がする。上に貼ってる竹内敏晴著「ことばが劈かれるとき」が思想の科学社って出版社から出ているけど、もともと思想の科学は鶴見姉弟が創刊した雑誌でロハス全盛期にスローライフやキャンドルナイト提唱していた人類学者の辻信一も全然有名じゃない1980年代初頭から転向ってテーマで記事を寄稿していたはず。

     

    思想の科学(Wikipedia)

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%9D%E6%83%B3%E3%81%AE%E7%A7%91%E5%AD%A6

    『思想の科学』(しそうのかがく)は、1946年から1996年まで刊行された日本の月刊思想誌。命名者は上田辰之助。

    概要
    1946年、鶴見俊輔、丸山眞男、都留重人、武谷三男、武田清子、渡辺慧、鶴見和子の7人の同人が先駆社を創立し『思想の科学』を創刊した。

    ・・・

    共同研究「転向」
    次に鶴見らが取り組んだのは、戦前に自由や平和を唱えていた知識人たちは一体なぜ戦争に反対しなかったのか、という問題だった。10数名の学生たちと8年がかりで調べ、その成果をまとめたのが『共同研究「転向」』である。「転向」とは一般に共産主義者らが権力の弾圧を受け、その思想を放棄すること、とされていた。しかし鶴見は転向を「悪」としてみるのではなく、「権力によって強制されたために起こる思想の変化[9]。」と定義した。共同研究では、共産主義者だけでなく、様々な思想を抱くおよそ50人の人物を取り上げ、なぜ「転向」したのかを調べた。鶴見は共同研究「転向」の意義を「転向の事実を明らかに認め、その道筋をも明らかに認めるとき、転向体験はわれわれにとっての生きた遺産となる[10]。」

    ・・・

     

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    さらに、南方熊楠と出会った時期が鶴見にとって絶妙だったのは、石牟礼道子から依頼されて参加した水俣病調査と重なったことである。1976年1月に鶴見は水俣を訪れ、その後「近代化論再検討研究会」が中心となって不知火海総合学術調査団が組織されて、水俣での本格的な調査を開始する。しかし、苦しむ患者を前にして、学者が集まってきて調査するといっても、何を調査できるのかという無力感から、調査団のメンバーたちは夜ごと激論を闘わせたという。その一方で、外部からの介入ではなく、患者たちと地元でそれを支援する人たちの「内発的」な努力こそが、地域の再生をなし得るのだという確信も、鶴見の中では大きなものとなっていった。

    20世紀初めの紀伊半島にあって、神社合祀反対運動というかたちで地域の環境保全に努めようとした南方熊楠への圧倒的な共感は、こうした鶴見の水俣体験から生まれたものであった。『地球志向の比較学』の後半には、生態系を研究するエコロジーを標榜し、神社の統廃合による森林伐採をやめさせようとした南方の行動が活写されている。南方のこの運動を「エコロジーの立場に立つ公害反対」と呼び、高度成長期の日本の公害問題と結びつけた議論はやや性急なところはあるものの、この時期の鶴見の水俣での苦闘を考えれば無理からぬところがある。鶴見自身、「南方熊楠への関心もふくめて、その後のわたしのすべての仕事の原点となったのが、水俣体験である」(『鶴見和子曼荼羅此拑欧隆、406頁)としている。

    (藤原書店刊「南方熊楠の謎 鶴見和子との対話」26〜27ページより)

     

    あと斎藤孝というテレビでよく見る学者もたぶん竹内敏晴の影響を受けている。教育テレビ「にほんごであそぼ」の番組監修も手がけている斎藤氏、かって「賢治の学校」誌に寄稿してただけあって宮沢賢治推しだ。

    教育とか宮沢賢治ってのも80年代のロハスにはよくある奴で、思いつく例をあげると1985年に設立されて反原発の本を出してた七ツ森書館の七ツ森、高尾山にトンネル彫らないででおなじみ虔十の会の「虔十」とかが宮沢賢治由来である。でも宮沢賢治って名前は聞いたことあるけど学校で習った注文の多い料理店しか読んだことないので何でそんなにロハス界で人気爆発なのか私には正直よくわからない。

     

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