韓国はお嫌いですか?
しかし2012年が明けると、その勢いは急速に衰えていく。私には少女時代とKARAが前年のNHK紅白歌合戦に出場したのに合わせ、韓国政府が力尽きたかのように見えた。韓国にはいまだ前近代的な暦が幅をきかせているらしいが、それでも年末にトップアイドルがウリナラをさしおいて来日したのは、どうしても紅白でハクをつけたいという、奴らの執念に思えてしかたない。
そして、夏には李明博が豹変し、竹島上陸。それまで強引なキムチ押しに耐えがたきを耐えてきた日本人の怒りも頂点に達した。
気がつけば、2013年も秋。
あれから大統領や日本の総理も変わっちまったが、歴史や領土をめぐり冷え込んだ日韓関係は慢性化している。
こんなポイズンな世の中で、唯一言いたいことを言いまくっているのが、在日の特権を許さない市民が集まった「在特会」である。
在日の特権、ちゅーのが今ひとつよくわからんが、とりあえず世間で「ネトウヨ」「嫌韓」と呼ばれる、韓国に反感を抱くインターネットに明るい層で組織されているようだ。
韓流スターにうつつを抜かす売国奴な私は、新大久保で在特会の恐ろしいシュプレヒコールを耳にしてたいへんショックを受けた。今までにもネットでは韓国のネガティブ情報はよく見かけていたが、新大久保の中心でそんなこと叫ぶ奴がいるとは想定外だし、そもそも「ネトウヨ」(ネットの右翼という意味)というのは、左翼がお家芸である「戦前の空気」「軍靴の足音」論で危機を盛っている、いわば想像上の日本人だと思っていたのだ。
「ネトウヨって実在したのか・・・」
左翼の言うこともあながち嘘じゃなかったんだなー。と思ったのは福島第一原子力発電所が爆発して以来のことである。その瞬間私の中で何かがパラダイムシフトしたのを感じた。
それ以来新大久保デモはずいぶん回数を重ねているにもかかわらず、不思議なことにテレビからネットニュースにいたるまで全くといって報道されない。だからまぁ、そんなに有名でもないと思うのだけど、在特会の是非をめぐって一部では白熱しており、最近は新大久保のデモはカウンターと呼ばれる、反対派の市民運動が盛り上がって時おり一触即発に発展することもあるようだ。
それらの論争をざっと調べてみたが、結局私にはうんこ味のカレーとうんこ味のうんこをめぐる議論のごとく、どうでもよいものであった。
韓国って日本に嫌われてもしょうがないような国だし、カウンターは本来韓国エンタメより原発や米軍基地に造詣の深いインテリ連中って感じで「カウンター」という言葉を始め、「ヘイト・スピーチ」「レイシスト」なんてキザな横文字が氾濫しているのには本当に違和感しかない。新大久保に生息するK-POPファンを「Kポペン」と、妙な和製韓国語で呼ぶのも鳥肌ものだ。
そういう状況を見るにつけ、在特会に対して、韓国をいじめて何てひどい奴なんだ!!という気持ちには、到底なれなかった。
日本人的には韓国に言われっぱなしもなんだし、たまには国旗燃やして雄叫びをあげるような暑苦しい奴がいても良い気がする。
あちらはサムスン電子やラッキー金星など財閥をバックにした世界にまたがる経済力、兵役でムキムキに鍛え上げられた身体を武器にガンガン攻めてくるのだから、日本も今の時代じゃそれぐらいやらないと太刀打ちできないのだぞ。
もしこの争いに終止符を打ちたいのならば、とっとと歴史観を正すのみ。歴史観なんてもんに正しいも間違ってるもあんのか、あたいの知ったこっちゃないがね。
- 2013.09.29 Sunday
- 朝鮮半島
- 23:41
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- by 悩み