NUMBER NINE

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    ティアラは今年にはいって「バニスタ!」「TARGET」など日本オリジナル曲があいついだが、先日発売された「ナンバーナイン」は韓国オリジナルの日本語バージョンで、ミュージックビデオも口の動き以外は全く同じ内容となっている。
    それにしても、私はYouTubeでティアラの動画をアップロードしたのが「ユニバーサルミュージックジャパン」なのを見てオヤと思った。日本におけるティアラのレコード会社はEMIだったはずである。そう思って同じEMI所属のシャイニーの動画も見ると、やはりユニバーサルになっているのだ。
    EMIも竹島問題でK-POPから手を引いたか?と思いきや、ユニバーサルに吸収されたそうな。ユニバーサルといえば、少女時代やKARAも抱えるK-POP最強のレコード会社であり、今のところ日本においては東方神起やYGエンターテイメント(PSY、2NE1、BIGBANG等)の歌手が所属するエイベックスの2強体制が整ったようだ。
    「ナンバーナイン」は先がけて発表された韓国語バージョンをすでに聞いていたのだが、当初「こんな歌前にあったよなー」と思っていた。よく考えるとイントロの感じは去年出した「セクシーラブ」に似ているではないか。
    基本的にティアラの曲は80年代を思わせる懐かしい曲調が多く、どれも同じような感じなのだ。日本オリジナルは思いきりJ-POPしていたので、「ナンバーナイン」でまた平常運転に戻ったといったところ。カワイイ系もたまには新鮮でよいのだが、やはり韓国人らしいいかがわしさも忘れないでいてほしいものだ。
    「ナンバーナイン」は去っていく男に対し、あなたを忘れるなんて無理だよー。と女がすがるようなシチュエーションの曲だ。韓国のバージョンで男は「私のタキシード仮面」と歌われている。セーラームーンの作者に許可とってんのか?
    ミュージックビデオでは眉間にシワを寄せ、カーテンに巻きつき、今にも泣き出しそうなティアラのメンバーたち。ナマ足の多いK-POPアイドルには珍しく、薄手の黒タイツをまとった肉感的な美脚に白い肌が透けているのが何ともなまめかしい。
    にしても、K-POPのビデオに多いのだが、やたら画面がチカチカ光るので乱視持ちにはキツいものがある。良い子のみんなも、暗い場所で見るときは画面から離れてくれ。
    最後にはメンバーがそれぞれ花を食べたり、ろうそくを投げたり、室内で物を燃やして終わる。気でも狂ったか。
    そういえば、ティアラには本当に気の狂ったメンバーがいた。一番年下(韓国で言うところのマンネ)のアルムは昨年加入したばかりだったが、早くも脱退している。
    アルムが加入したのと同じころ、やはり比較的新しいメンバーだったファヨンがTwitter上で年上メンバーから陰口を叩かれ、それが炎上したことで結果脱退した。
    このときもティアラはグループ内でイジメがあるのではないかと韓国内では相当騒がれたのだが、結局ファヨンの代わりを新入りのアルムが埋めるといった形で活動は継続された。
    だがそのアルムまでもが短期間で脱退したため、ティアラのイジメ疑惑はより強固なものとなっている。そのうえアルムはインスタグラムで気持ち悪い化粧をした自分の顔をアップロードしたり、ティアラの事務所やメンバーへの恨み節のような、謎の情報発信を続けているがために、今でも話題になっているのだ。
    アルムは色白で華奢な、可愛らしい少女だった。それがあんなパッパラパーになっちまうなんて、本当に残念でならない。なんでも韓国には火病ならぬ巫病(ふびょう)なる病があり、アルムもそうだというのだが・・・何だよ巫病って。
    結局ファヨンとアルムが担当していたラップはヒョミンの役割となったようだ。まあ、ティアラってのはジヨンとウンジョンに人気が集中しているっちゅー話なので、この2人以外は誰が脱退しようと何とかなるもんなのかもしれない。

    久しぶりに発見

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      松永和紀著「メディア・バイアス」。この本の初版は2007年4月、副題は「あやしい健康情報とニセ科学」となっている。買ったのはおそらく2、3年くらい前だろう。でも内容をあんまり覚えてないし線も引かれていないから、チラ見して放置したらしい。
      それが今年の始めぐらいに買った佐藤健太郎著「ゼロリスク社会の罠」を読んださい「確か前にもこんな感じの本買ったよな」と気づいてまた読もうと思っていたところ、最近わがゴミ屋敷の中から出土したのが本書である。
      「ニセ科学」「ゼロリスク」。聞いたことない人が多いかもしれないが、私が個人的に興味を抱いているオカルト市民運動などは、こういった言葉をもって批判されることが多いように思う。特にインターネット上では。
      私もオカルトは好きか嫌いかで言えばまあまあ嫌いなのだが、科学と無縁なせいか「ニセ科学」「ゼロリスク」な言説にはあまり共感できずにいた。
      「メディア・バイアス」は基本的に、大衆は恐怖を煽るセンセーショナルなあやしい報道に振り回され〜・・・ってな感じでけっこうおどろおどろしく問題提起しており、それらの対義語は「冷静」「科学的」であったりする。
      科学リテラシーという言葉はこの本には出てきていないようだが、その手の教養を身につけることで冷静に物事の真実を見極める特殊能力が身につくかのような幻想が、ちかごろ一部に蔓延しているような気がしてならない。
      だが、メディアに踊らされている大衆と違ってわれらが冷静であり、意見の異なる者が世の不安を煽って不当に金儲けしていると考えるのは、オカルト側も同じなのだ。ダイオキシン騒動をパニックと捉えるか、それともインフルエンザ流行をパニックと捉えるか、そのへんのリスク評価が「冷静」の別れ道であろう。
      前者であればおそらくマイナスイオン家電や血液型占い、水からの伝言(っていう本)の恐ろしさを「煽る」だろうし、後者は食品添加物や遺伝子組み換え作物の恐ろしさを「煽る」、どれが怖いかは、あんたの好きに選んでおくれ。
      それにしても私はオカルト市民運動ってやつはオカルトそのものであって、科学を装うという意味の「ニセ科学」とは全く異質であると感じる。最初から科学なんか信用していないからこそ、GHQ以前の非近代的な生活や東洋および第三世界の知恵に素晴らしさを見出しているのだと。
      松永氏はスローフードとか言って昔をもてはやす昨今の風潮を、食べることに長い経験を持つ年寄りがファストフードの代名詞であるマクドナルドで飲食している例をもって批判しているが、スローフードってべつに年寄り至上主義ではないし、年寄りなんてむしろ現代の若人よりアメリカに憧れていた可能性さえあるのだ。
      昔の日本は確かに漬物とか根菜ばっかり食べてて貧しかった。だから戦争に負けてから大きなアメリカ人になるために小麦、そして栄養豊かな乳製品、おシャンティな生野菜サラダを食べ、頭を良くしようと味の素もたくさん振りかけた。そんなアメリカ小麦戦略の反省が地域に根ざしたスローフードで、食のグローバリゼーションを容易に受け入れないイタリアを参照しているのである。
      何にしろ近代化、ことに科学の恩恵というのはありがたいものだが、「自然は急激な変化を嫌う」みたいなことわざもどっかの国にあるように、豊かさを享受するために昔を捨ててしまうことにはもうちょっと慎重になるべきなのかもしれぬ。
      松永氏も66ページにおいて、シナモンを香辛料として食べるのは数千年もの歴史があるが、健康効果を期待しカプセルで多量に摂取すればどんな影響を及ぼすか分からないといった例をあげているが、それ言ったら日本人の今みたいな食生活だって数千年の歴史などあるわけなく、せいぜい40〜50年ってとこだ。
      抗生物質や添加物を使って食べ物を大量生産したり、使い捨てのゴミを出したり、化学肥料で農業したり、遺伝子とか組み替えたり・・・ひとつ便利になると有機的なつながりの歯車が少しずつ狂っていき、後世に取り返しのつかないツケを残すかもしれないというオカルト市民運動の未来像はべつに「間違っている」わけではないと思う。私がそれに賛同するかはまったく別として。
      確かに松永氏が「『昔はよかった』の過ち」と嘆くように、個人レベルじゃ昔のほうが良かったってことはそうそうないだろう。だが環境汚染や欧米化に危機感を持つ人が、失われた文化(江戸時代とか)を再評価するのはけして無知からではなく、精神的かつ政治的な意味があるのだ。
      169ページで昔は丈夫な(アレルギー疾患と無縁という意味で)子供が多かったとはいえ現代人が非衛生的な生活に戻れるのか、誰もがノーというはずだ、となぜか勝手に決めつけとるが、戻る気さえあれば戻れるんじゃないか?昔を手本にし、非衛生的な生活にシフトする若人だって増殖していることだし。

      Aileeがやってきた

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        評価:
        Ailee
        ワーナーミュージック・ジャパン
        ¥ 1,121
        (2013-11-06)

        先日テレビをつけていたら、微妙に可愛くない女のミュージックビデオが目に飛びこんできた。
        「この人、Ailee(エイリー)に似ている気がするけど、本人だろうか」
        Aileeとは、韓国のビヨンセとも称されるソロの歌手だ。韓国系とはいえ生粋のアメリカ人なのだが、アメリカのテレビ番組に出演し自慢ののどを披露しているうちに、韓国芸能界からお呼びがかかり渡韓したらしい。彼女は現在、抜群の歌唱力と英語のネイティブ発音を武器にK-POP界を席巻している。
        私は日本の番組で見かけたAileeそっくりの女にしばらく見入っていたのだが、やはり本人だった。なんと、このK-POP氷河期に日本デビューしていたとは・・・
        彼女が歌っていた曲は「Heaven」というらしい。つい先ごろ、K-POPアイドルグループAFTER SCHOOLも同名の曲を出していたが、気にならないのだろうか?不思議なことに韓国人の出す歌は、どこの国の奴が作ったかに関わらず、使うタイトルやフレーズが似通っているものである。
        「Heaven」は、すでに韓国で発表された歌を日本向けにアレンジしたものだという。他の韓国人アイドルと同様に一生懸命日本語で歌っていたが、発音は一聴して外人が歌っていると認識できるレベルだ。思えば少女時代も、日本デビュー当時はこんな感じだった。
        曲調はというと、バラード系なこともあって上品にまとまりすぎて、K-POPらしいノリノリ感やいかがわしさに欠ける。
        こういう韓国人って、わが国で需要あるんだろうか?そら日本でだって、宇多田ヒカルみたいにアメリカナイズされた歌手は格好よく見えるかもしれないが、外人(アメリカ人)みたいな外人(韓国人)を差し出されても、どないせーっちゅーねん。
        この人、アリシア・キーズやビヨンセなど、米流R&Bのカバーをしているときはアジア人離れしたリズム感と英語の発音をいかんなく発揮しているのだが、韓国音楽だとその実力のほどがよく分からない。日本語バージョンにいたっては、なまっているのが分かるぶん下手に聞こえてしまう。
        激しい歌ではダンスしているのだが、集団で踊り狂う他の強豪アイドルたちに比べると脚も太いし、かえって中途半端に感じた。
        私はIU(アイユ)の日本デビューを思い出していた。IUも歌唱力に定評があり、韓国で絶大な人気を誇るソロ女性歌手である。
        ミュージカル風韓流ドラマ「ドリーム・ハイ」で垢抜けない女子高生を好演し、アコースティックにギターをかき鳴らしている姿は主役のペ・スジに劣らず魅力的だったが、これまたなぜかフォークソングではなくK-POP調アイドルソングで半端に踊ってしまうのは残念の極みであった。
        Aileeも続編である「ドリーム・ハイ2」に出演していたそうだ。私は1の方しか見ていないので、どのような役柄だったのかまでは知らないが。
        とりあえず、K-POPのソロ歌手って、どんなに韓国で受けていても日本人にはピンと来ない存在ではないかと思う。10年前のBOAぐらい可愛くて流暢に日本語を操れたらば話は別だが、ただでさえ日本国民は慢性的な韓国人の供給過剰と反日感情に疲弊(K-POP疲れ)しているのだ。
        今日び日本のレコード会社だって、かってほど韓国人歌手をプッシュしないだろう。

        世界に羽ばたく韓国人

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          少女時代がYouTubeの賞を獲った件について、ふと思った。韓国政府は「少女時代は世界的な賞に値する凄いグループ」という触れ込みによって、アメリカ人にK-POP聴くきっかけを与えようとしているのではないのかと。
          少女時代が日本に渡来した頃を思い返してみると、サクラや芸人を動員し「少女時代は一部で流行っててとにかく凄いグループ」とフジテレビを中心に嘘も100回言えばガチ方式で日本国民のマインドをコントロールし、早くから人気を既成事実化していたのだ。
          そのような茶番は「The Boys」や米国公演の際にやっておったと思うが、いかんせん地味だったのだろう。いづれにせよ、賞も人気も美貌も金にモノ言わせてゲットするっちゅーのが韓国半万年の伝統芸なのである。たぶん。
          人種差別の本場アメリカでも「良い韓国人も悪い韓国人もみんな(ピー)」とかなんとか、アブないシュプレヒコールが聞こえる日も近いかもしれない。もっともあいつら、少女時代を日本人と勘違いしている可能性もあるが・・・
          それにしても、昨年少女時代に先がけてブレイクしたのがPSYだったのは、私にとって意外な出来事だった。
          基本的に韓国政府が素敵な歌手や俳優をゴリゴリ押してくるのって、映像や音楽ソフトはもちろん、コンサート、ロケ地観光、食品、電化製品、化粧品などを売り込むためだろう。しかし、PSYは辛ラーメンの宣伝こそすれ、とうてい素敵とはいいがたいゲテモノ系なのである。
          韓国政府の意図は何だったのだろうか。
          PSYのミュージックビデオにはアイドルグループ4MINUTEのヒョナが重要な役割を演じていた。ビデオ自体の意味はよくわからないのだが、とにかく途中からセクシーダンスでPSYを挑発する美女として現れるのがヒョナであり、「江南スタイル」の女性バージョンも歌っていた。
          米流セレブリティーがあのビデオに出てるセクスィーな娘さんが気になる〜ってな具合にステマに参戦、江南スタイルの後に出されたヒョナの新曲「アイスクリーム」もアメリカで注目されているとどこかで見たことがある。
          実際のところ、江南スタイルでヒョナを売り出したかったのだろうか?韓国はあまりPSYを誇りに思っていない気がする。
          ヒョナはその後、アメリカでカローラのCMに出演していた。なぜヒュンダイではなく、トヨタなのかはこれまた謎なのだが。
          最近トラブルメーカーという男女ユニットから新曲も出したヒョナ。トラブルメーカーはその名が表すように、以前から歌番組でキッスするなど問題行動が目立っており、今回もミュージックビデオの過激さが物議をかもしている。
          2人が抱き合ってチョメるようなシーンや飲酒、喫煙、下着姿など教育に悪い内容だ。しかもこのビデオ、リアーナの大ヒット曲「We Found Love」を豪快にパクッている。
          オリジナルも下着はもちろんのこと、クスリや万引き、ゲロ吐き、千里薬品など悪の限りを尽くしてけっこう問題になっていた。そっちに比べると、韓国人の不良行為はいささかショボさが際立つ。ヒョナ自体に歌唱力がないし、曲も演歌みたいで今ひとつだ。
          そもそもヒョナって、韓国ではその小悪魔的な魅力で誰もがノックアウトされてしまうスーパースターなのだが、私はそんなに興味がない。あれだけケバいと場末の元ヤンか風俗嬢って感じだ。
          やはり少女時代のほうが凄いグループだと思いませんか?アメリカ人だって今でこそ韓国に不信感を募らせているが、いづれその素晴らしさに気づく時がくるはずだ。

          韓国のあくなき野望

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            評価:
            少女時代
            ユニバーサルミュージック
            ¥ 2,530
            (2013-02-13)

            最近パッとしないK-POPだったが、なんとも華々しいニュースが飛びこんできた。
            今月3日、ニューヨークで開催されたYouTube初の音楽賞「YouTube Music Awards」にて、レディー・ガガやジャスティン・ビーバーなど米流人気歌手を押さえ「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」を受賞したのがなんと、われらが少女時代「I Got A Boy」だったというのだ。
            「I Got A Boy」は今年の1月1日に公開されたので、正月のあいだよく聴いていた。個人的にけっこう気に入っていたのだが、かなり実験的な曲だったため、ファンの間でも賛否両論だったようだ。
            まず衣装がステューシーやアナスイ、ケンゾー、アディダスなどのロゴが入ったメーカー物で、着ているものが全員バラバラだった。ヒップホップを意識してか野球帽をかぶっていたこともあって、今までのタイトなヘソだし短パンでセクシー美脚な少女時代からすると、珍しい感じではあった。
            しかし曲調がヒップホップ調かというと、そうでもない。イントロこそ申し訳程度にラップしてはいるものの、曲の感じがコロコロ変わってミュージカルみたいなので変に感ずる者も少なくなかったという。
            また翻訳サイトを参照する限りは恋する気持ちを歌った、アイドルによくありがちな詞なのだが、ところどころで男や恋敵に対し粗暴な韓国女の一面ものぞかせている。
            私は昨年、少女時代にこれという歌がなかったので「I Got A Boy」のイメージチェンジは面白く、新鮮に感じた。韓国の反応は、どうだったのか知らないが・・・
            少なくともデビュー当時のお蔵入りだったらしい優等生的アイドルソング「ダンシング・クイーン」も抱き合わせて売り出していたのは、失敗したときのための保険だったのだろう。
            YouTubeの授賞式ではサンフランシスコ出身のティファニーがメンバーを代表し、流暢な英語でスピーチしていた。客のアメリカ人もさぞびっくりしたに違いない。
            「お前誰やねん?!」
            だいたい「I Got A Boy」なんて韓国語でしか発売されていないから、アメリカどころか日本でさえも相当知名度低いだろう。少なくとも私は新大久保以外で聞いたことない。受賞の根拠になっている再生回数だって、怪しいもんである。
            ここにPSYではなく少女時代をねじ込んでくる韓国政府の意地は謎だが、とりあえず奴らのごり押しパワーは遠く米国で健在なのであった。
            しかし、アメリカ人とて黙っちゃいない。YouTubeの音楽賞はフェアではない(=金で買ってる)のではないかという声が少なからず上がり、韓国人に対する反発も日増しに高まっているのだとか。
            以前から、私はごり押しの矛先が日本からアメリカに移ってきているとは感じていた。正確に言うと2011年の秋ごろである。
            このとき少女時代が「The Boys」という洋楽ぽい曲で全米デビューを果たした。歌詞は韓国版も日本語版もあるが、オリジナルはおそらく英語である。
            その曲をひっさげて、トーク番組に出演するなどアメリカで宣伝活動を頑張っていたらしいが、当然というか結果はかんばしくなかった。その冬、紅白歌合戦でKARAとともにK-POP枠を飾ったのを最後にごり押しは冬の時代を迎え、その後李明博元大統領の竹島上陸が決定打となって日本の芸能界から韓国勢力も一掃された。
            そんな矢先、ごりパワーのしぶとさを印象づけたのがアメリカにおける「江南スタイル」人気であり、今回の受賞劇だった。
            もしかすると、今アメリカじゃ韓流ドラマタレ流し、バラエティ番組には唐突に韓国人が現れ、芸人がこぞって少女時代絶賛、グルメ番組は韓国料理のオンパレード、各FM放送局でK-POP番組開始、スーパーにはキムチ味の即席めんと日本風菓子が並び、コンビニやびっくりドンキーで韓国フェアと称して韓国海苔やキムチが大量に流通、マクドナルドじゃプルコギバーガーが売られているかもしれない、そう。かっての日本のように・・・?

            手帳習慣にオサラバ

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              冷えとり手帳(正式名称「あたらしい自分になる手帖」正式略称「あた手」)2014年版の現物をチラ見してきた。
              近場の書店で探したときには見つからなかったのだけど、たまたまリブロの近くを通りかかり「ここならセゾン系だから冷えとりと親和性高いだろう」と目星をつけてのぞいてみたら、本当に大量に置いていた。ほぼ日手帳は置いていなかったが。
              私は去年の今頃、ほっこりぶって手帳でもつかってみっか。と、冷えとり手帳買って、11月現在まだ使っている。
              普通の本と違ってウィークリーは毎週が使用期限なので1500円の元を取るべく毎日のように意地でメモを書き、服部みれいのエッセイにもすべて目を通した。今じゃ、何ページかまとまって取れかけている。
              さすがに1年使っていると愛着がわき、サブリミナル的に冷えとり思想を洗脳された気もしないではないが、次第にページを開くことさえ苦痛になってきた。書くスペースが多すぎて、重荷以外の何物でもない。あと2ヶ月・・・ラストスパート頑張れ私。でも頑張ったところでどうなるってわけでもなく、むなしさだけがこみ上げてくる。
              買ったばかりの頃はていねいに筆記していたが、年明けごろにはグチャグチャになり、それ以降は何書いてるかすでによく分からないので読み返すこともなさそうだ。
              来年版だって今のとそんなに内容違わないし、2年も使えば手帳代はのべ3000円。マーマーマガジンも2冊買ったままちっとも読んでないので、もはや冷えとり予算はオーバーしている。わざわざ犠牲を払ってまで、自らに苦行を課すこともあるまい。
              そんなわけで、来年の冷えとり手帳購入は見送ることにした。
              にしてもほっこりとあろう者、アップル社の端末機器のひとつや二つは当然のごとく所持しており、ソーシャルなネットワークやウェブログなどサイバー空間へのユビキタスなアクセス状況も万全だっちゅーのに、そのうえでアナログに手帳まで書くってどんだけ暮らしのモチベーション高いんだ。
              手帳に限らず、素敵なサブカル業界人がプロデュース&レコメンドした生活におおよそ必要のないニッチな雑貨や衣類をマガジンハウス風なスタイリングやひらがなと句読点をちりばめたゆるい文章によって、ていねいで値打ちあるかのように演出し、違いのわかるほっこりに向けて微妙に高い価格設定で販売する例はこんにちの高度な消費社会において決して珍しいことではなくなっている。その一例がかの靴下なのだが・・・
              冷えとり手帳の質はというと、装丁はシンプルでキレイな色が好印象ながら、カバーがペラペラで何も挟めないしペンホルダーもなくて、けっこう作りがショボい。これに1500円出すなら、服部みれいの著書を買ったほうがまだ冷えとりの狂気を網羅できる気がした。買わんけど。
              今年と来年の相違としては、ウィークリーのフリーメモ欄にto doリストが加わってゴチャゴチャしたこと、あとはエッセイにセックスや月経(経血コントロール)などシモの話題が多くなっているのが印象的である。シモはひらがなで「ちつ」と書くのが冷えとり流だ。
              この「ちつ」表記、今年あったマーマーマガジンのセックス特集で見たことがある。ほっこりとて「ちくちく」「ぬいぬい」家しごとばかりしているわけではない。時には靴下をも脱ぎ捨て、しっぽりと決めこむ夜もあるのだ。

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