ただいま炎上中

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    空前の問題作「明日、ママがいない」を、きのう初めて見た。
    一回目の放送後、孤児をテーマにしていることと三上博史の出演が話題となっていたことで、ようやくこれが野島伸司がらみだと気づいた。脚本はまた、別の人のようだが。
    何せもう、私が女学生の時分といや野島伸司大全盛だったのだ。基本的に野島ドラマといえばTBS金曜22時だったが、「家なき子」にもやっぱりハマっていた。
    安達祐実は当時、カレーのコマーシャルに出演したりREXと交流したりしていた人気子役で、雑誌で新しいドラマを予告する記事を見ても、まさか靴みがきをする役どころとは予想できるはずもなく、わんこのドラマでも始まるのだと思っていたのだ。
    やはり「明日、ママがいない」も、番組宣伝を見て芦田愛菜ちゃんと子役たちの心温まるドラマでも始まるのかしらん。くらいにしか思ってなかったので、まさかあの「家なき子」の再来(焼き直し?)だったと知ったときは少なからず衝撃を受けた。
    昔から野島ドラマはイジメ、レイプ、自殺、障害者ネタなどが満載でたびたび物議をかもしていたのだが、「明日ママがいない」は一般視聴者からも放送をやめさせるような動きがあったり、今週放送分からすべてのスポンサーが降りたりと、その話題性は過去の比ではない。
    なんかそう言われると、かっての野島節が炸裂してるのか?!と、逆に期待するところもあり、今回ばかりは見ずにいられなかった。
    でも、感想としてはあまりおもしろくなかったのが正直なところである。
    主人公は赤ちゃんポストに捨てられていた「ポスト」。家なき子の「すず」よろしく、そのませた表情と粗暴な言葉づかいで芦田愛菜の新境地を開拓したのは間違いない。
    そこまではいいのだが・・・あんな幼い女児が施設のリーダー格だったり、世の中の欺瞞を見抜く特殊能力を備えているかのような設定には、ちょっとついていけないものがあった。
    ポストが抱える弱さや、親分キャラになる必然性が、芦田氏の達者すぎる演技からは今ひとつ見えてこない。フィクションならフィクションなりに、その作品世界を納得させるだけのものがほしかったのだが。
    私が見た第3話では、ミタムラとかいう家政婦をつけている足の不自由なお嬢様が出てきた。裕福な親がいてなお孤独なそのたたずまいは、貧しいけどもにぎやかにたくましく暮らす施設の子供達と対象的である。
    そんなの見りゃわかるのに、ポストが「親がいてあんなに恵まれてても寂しいんだから、分からないものだ」とかなんとか、わざわざ要点をセリフで説明してしまうのには興ざめであった。
    この施設、行くあてのない子供たちが、悩みながらも肩を寄せ合って懸命に生きている・・・という、見るものの胸を苦しくさせるような暗さもない。
    野島ドラマは、こんなもんじゃなかったろう。こんなもんじゃ。
    にしても、この程度のドラマでコマーシャルが全部ACになるのには驚きだ。
    もちろん俗に言うところの「赤ちゃんポスト」を設置している病院および児童養護施設など関係者の名誉が傷つけられたのは事実だろうが、それ以外の人が子供のいじめを心配するというのはちょいと孤児に対してネガティブすぎやしないか。ドラマの子供とそのあだ名に関しては、けして悪く書かれているわけではないというのに。
    子供社会のルールにかんがみると、ポストのような一般名詞よりも有名人と同じ名前のほうがまだあだ名としてはありえるし、だいたい出自がどうだろうと顔がかわいかったりドッチボールが強かったらクラスの主導権を握れるに決まってるだろ。
    孤児イコールかわいそう、いじめられる、っていう固定観念は子供よりむしろ世間体を気にする大人のほうにありがちだ。
    私はこの一連の話題を見て、以前読んだあるゼロリスクの本を思い出していた。
    その本の中で、最近テレビがおとなしくなっているのはゼロリスクのせい、といった主張を読んだとき「テレビにまでゼロリスクをこじつけるんかい」としか思わなかったが、まさにこういう状況のことを言っていたのかと、今になってようやく納得した次第である。
    「明日、ママがいない」。数々のクレームを受け入れたとき、もしかするとテレビ界はもっと大きな物を失うかもしれない。これをリスクのトレードオフと言う・・・のか?
    まあそんなわけで賛否両論なドラマだが、私のまわりではけっこう高評価だし、ジャニーズをあてがったような惚れた腫れたのぬるいドラマよりは健闘しているので、ぜひとも最後まで放送してほしいと個人的には思う。

    VitaCoco

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      ハリウッドセレブリティも夢中なデトックスドリンク、ビタココが地元のスーパーに上陸していた。
      原産国は常夏のフィリッピン。紙パックにしちゃ大きいが、このサイズで200円超はかなり高め。しかし、ココナッツのお菓子やココナッツミルクは大好きなので、どれどれと味見。
      うげっ・・・
      薄い。まずい。
      メッコールよりまずいぞ!

      妊活!大島美幸

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        評価:
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        TCエンタテインメント
        ¥ 14,364
        (2011-09-09)

        先ほど何かのサイトで、太い3人組のお笑いグループ「森三中」大島美幸と、その夫で構成作家の鈴木おさむについて書かれたらしい芸能ニュースの見出しを見かけて読んでいた。
        なんでも、鈴木おさむが妻をモデルにした恋愛小説を書いたそうなのだが、それによると大島美幸は学生時代いじめられていた影響もあって、人生の目標に「復讐」を掲げており、昔のいじめっ子の自宅に会いに行って謝らせたりもしているのだとか。
        鈴木氏は、そんな妻がおもしろくて小説にしようと思った、と語っており、結局このニュースは新刊「美幸」の宣伝なのだった。
        うーむ。いじめっ子の家に行って・・・といった行為の是非はともかくとして、それって笑えるのか?
        私は、やはり吉本興業所属で、いじめられっ子体験をよく語っていた楽しんごが、暴行事件でニュースになったのを思い出していた。あんなフニャフニャのオカマみたいな奴が、人が変わったように男の頬を引っぱたき、薄気味悪く包丁片手に追い回す秘蔵映像「恐ろしんご」もまあ、おもしろいといえば、おもしろかったかもしれないが。
        それはそうと、鈴木氏は以前にも「ブスの瞳に恋をしてる」だとかいう、これまた妻をモデルにした本?ドラマ?か何か、やっていなかったっけ。世間って、そんなにこの夫婦に興味あるんだろうか。
        私はというと、バラエティ番組をあまり見ないこともあって、この夫妻がどのようなお笑いをやっているのか、実はよく知らない。
        ただ前述の「ブスの瞳」うんぬんといった作品、森三中が出演している携帯会社の広告、また大島・鈴木夫妻の出演していた酢のCMなど、森三中および鈴木おさむの名前はここ10年ほどでよく見聞きしている。
        先ほども、大島美幸についてネット・サーフィングしていると、現在森三中の出演している新しいCMの動画を見ることができた。それは産休の村上知子を除いた大島美幸と黒沢かずこの2人で「モーニング娘。」に加入し、「モリ娘。」として活動するといったauのCMである。
        そのCMに出演していたつんくの声がやけにカスレていて、こんな森進一みたいな声だったっけ?!というのにまず驚いたが、モーニング娘。に加入します、「モリ娘。」始まります、と言っているそばから、大島美幸は「妊活」(妊娠活動という意味)のため休業すると発表したのだ。
        じゃ、森三中は黒沢1人だけになるということか?「モリ娘。」はどうなる?どうでもいいけど。
        ともかく大島美幸は子作り、具体的には不妊治療のためにテレビからしばらく遠ざかるということになったらしい。
        そう。大島美幸は妊娠しづらい体質のようで、以前に流産したこともあるのだ。
        そもそも私が大島美幸夫妻に狂気を感じはじめたのは、TBSで放送されていた鈴木おさむ脚本、堀北真希主演のドラマ「生まれる。」がきっかけだった。
        全部の回を見たわけではないし記憶も薄れているのだが、タイトルが示すように妊娠出産がテーマとなっており、大島美幸もゲスト出演していた番組である。
        堀北真希の親が三宅裕司と田中美佐子で、三宅裕司はしょっぱなから死ぬるのだが、その後に田中美佐子の妊娠が発覚し・・・ってなストーリーで、高齢出産の是非を問う(というか、実質的には高齢出産推奨)のがドラマの主たる趣旨のようであった。
        堀北氏は当初、障害児の生まれる可能性を示唆して高齢出産には反対していたのだが、ダウン症の子供と交流したり、「胎内記憶」の絵本を読むうちに「別に障害児が生まれても良いか。ダウン症って愛嬌があって可愛いし」みたいなノリになってきて、母親を応援するに至ったのである。
        なんか今考えると、予防接種慎重論「ちお」誌にも通じる不愉快さ、具体的には子供の障害を心配すること自体が、まるで性格悪い差別主義者だと言いかねないような、ゆがんだ人権意識を感じてしまうドラマだった。
        じっさい、毛利子来的キャラの「正しくて良い奴」役の怪しげな産婦人科医を大杉漣が演じていた。そのモデルはおそらく「胎内記憶」を主張する池川明医師か鮫島浩二医師であり、私の見方では最終的に後者ではないかという結論にいたった。
        胎内記憶とは、生まれる前の記憶のことである。この記憶は成長するにつれなくなってゆくのだが子供のうちはまだ覚えているのだそうだ。
        多くの幼児が話すところによると、生まれる前は空の上にいて、どの人にしようかなー。と、神と一緒に親を選んでいるのだそうで、何か良さそうな妊婦を見つけると、腹の中にスポッと入り、しばらく胎内を満喫するとのこと。
        それだけ聞くと、魂とやらの存在を主張するファンタジーだと思うが、今胎内記憶について検索すると、なんと精子時代の記憶がある子供もいるという記事まであって、さすがに驚いた。
        まあ、そら、生きとし生けるもの、全員精子出身だとは思うが、「おかあさんのおなかのなか」にいた頃はともかく、親父の玉袋の中を泳ぎ回っていた記憶(玉内記憶)はキモすぎる。
        じつはこのドラマ「生まれる。」の前にも、同名の「うまれる」というドキュメンタリー映画があり、確か大島美幸の流産を経てその作品を見た鈴木おさむが感動してドラマを作った・・・ってな経緯だったと思う。
        映画は見ていないが、日本テレビ「ニュースゼロ」にて「うまれる」が紹介されたとき、インタビューを受けた坊やが「お空の上からお母さんを選んで・・・」とか言っていたのは見たことがある。
        これら胎内記憶がゴリ押されていたのは今から3,4年前の話で、この頃水谷ゆうという小学生フォーク歌手も「スタードラフト会議」出演をきっかけに、「空の上から優しそうなお母さんを選んだ」とかなんとか歌った「いっぱい大好き」でユニバーサルからデビューしていた。
        水谷氏はこのCDを出した後、公には全く活動していないようで、最初から胎内記憶をPRするためのプロジェクトだったのではないか、という疑いも捨てきれない。
        やがて月日は流れ、この胎内記憶ブームを私は完全に忘れていたのだが、先日書店で、いんやくりお著「自分をえらんで生まれてきたよ」なる本が平積みされているのを見て思わず手にとった。
        これはいんやくりお君という病弱な坊やが胎内記憶について口述したものを、母親が記録した本だ。
        しかし・・・りお君が8歳のときの言葉として「アメリカの大統領が平和のために戦争すると言っているが、はたして本当なのか聞いてみたい」とかいう、左翼風味な反戦ポエムが書かれているのを見たときは、それ本当にりお君言うたんか?!と、それまで抱いていた胎内記憶への不信感が大爆発した。
        かりに本当に言ったとしても、子供が言ったからって、何だっていうんだ。その無垢さゆえ、真実を見極められるかのような能力が子供に備わっているとでも言わんばかりに、自分たちの主張を代弁させているだけじゃないのか〜。
        加えて来月には、左翼風味な映画館アップリンクで「かみさまとのやくそく 〜胎内記憶を語る子どもたち〜」も上映される。
        そんな矢先の大島美幸の妊活休業。もちろん健やかなお子さんを産んでいただくにこしたことはないが、うさんくさい胎内記憶ブーム創出ならごめんだぜ。

        きもいぜ、援交じじい

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          トランスパーソナル心理学。
          文化人類学と並んでニューエイジ界隈ではよく聞く名前だったので、ある日書店で比較的易しそうなこの入門書を購入し、隣のカフェーで優雅に茶をしばきながら読んだ。
          著者の諸富祥彦(もろとみよしひこ)氏によれば、トランスパーソナル心理学は「ほんとうの自分とは何か」という問いに正面から向き合う心理学なのだそうだ。
          そんな自分探しが心理「学」なる学問たりえるのは、精神の病を治癒する医学的なメソッドが確立されているということなのだろうか。
          にしてもこの本、1999年刊とかなり古い本で、内容的にもオウム、癒しブーム、援助交際、酒鬼薔薇、アダルトチルドレンなど、懐かしいネタが満載だ。
          もっとも、当時の私は今以上に時事ネタに疎かったので、こういった90年代の社会問題を振り返るのはある意味新鮮でもあった。
          とくに、宮台真司の名前がたびたび出てくるのには驚いた。宮台真司といえば、311以降突如として反原発運動に出没するようになった社会学者ではないか。
          以前にも何者か調べたことがあるため援助交際を推進していたらしいのは知っていたのだが、宮台氏について書かれた90年代当時の文章にあたったのはこれが初めてだ。
          なんでも「援助交際超オーケー」などと、のたまっていたのだという。「超オーケー」って・・・この頃すでにおっさんだっただろうに、馬鹿な若者(コギャル)にすり寄るかのような痛々しい口調に、ぶるっとさぶいぼが立った。
          しかも援助交際なる言葉の意味するところは、女子高生による売春だろう。そんなネンネとパコるために札束チラつかせて「超オーケー」などと軽薄ぶるロリコン学者なんて、チョベリバ(超ベリーバッド)以外の何物でもない。
          もう、なんかトランスパーソナル心理学より、そっちの方が気になってしまった。
          なぜこの本でそんな話が出てくるかというと、宮台氏は正しい物なんか何もねぇんだとばかりにバブル崩壊後の混沌とした90年代の世をあおる相対主義者として取り上げられているのである。
          そうしたポストモダンに毒された個人主義(パーソナル)を乗り越える(トランス)のが、このトランスパーソナル心理学なのだとか。
          うーむ。宮台氏がポストモダンかどうかは知らんが、私はどっちかというとそれまでトランスパーソナル心理学も含めたニューエイジこそがポストモダンだと思っていた。
          ポストモダン(脱近代)が乗り越える対象であるモダン(近代)の段階で、一般人は昔ながらの共同体から切り離され、資本家に労働力を売る個人(労働者)となっているのではないか?
          だからこそ、最近の左翼(サブカル野郎)は社会主義やナショナリズムの代替手段として、田舎で百姓して新しい「つながり」を作ったり、江戸時代や先住民、民間療法などの遅れた知恵を最先端のテクノロジーと並列することで、「発展」「進歩」といった近代的正しさを相対化するのだと思っていた。
          だから私の中で相対主義は、わがままジュリエットな個人主義というよりも、自分の幸せばかり考えないで地球にやさしくなろうよ♪みたいなノリに直結している。
          本書を読む限り、トランスパーソナル心理学も間違いなくそのノリなのだが、それはポストモダンではなく、ポストモダンがより進化したトランスモダン(超近代)などと言われている。
          これを言葉どおり受け止めてもいいものなのかどうか。
          実際のところ、ポストモダンという言葉が80年代のうわっついた消費社会でもてはやされ、オウム事件の影響も大きかったことから、99年当時トランスパーソナル心理学的には生き残りのために、そんなもんとは違う。と、地に足つけた風なポーズをとっていた可能性も疑ってしまうのだが。

          日本に舞い降りた女神達

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            評価:
            少女時代
            ユニバーサルミュージック
            ¥ 3,300
            (2013-12-11)

            きのう、遅めの晩飯にカップラーメンをすすりながら、何のけなしにテレビのチャンネルを高速で変えていると、日テレのところで一瞬、見覚えのある美女軍団が目に飛び込んできた。
            私は反射的にチャンネルを日テレに戻し、画面に釘づけになった。
            や、やはり、少女時代が日本の番組に出ているではないか・・・!
            幸い、番組は始まったばかりだった。しかし、DREAMS COME TRUEの中村正人がMCをしているらしいこの歌番組、「LIVE MONSTER」と言うらしいが、そんなの聞いたことがない。
            そういえば、私はかって毎週土曜日にTOKYO FMを聴くという習慣があったのだが、2009年に反原発エコ左翼洗脳番組「apバンクレディオ」が時間帯を変更し、そのあと電気事業連合会提供「中村正人の夜は庭イヂリ」が始まったのをきっかけに全然ラジオを聴かなくなってしまった。中村正人のトークがあんまり好きではないのである。
            あれに吉田美和の異様なノリが加わると、こっちまで具合が悪くなりそうだった。西川なるシャブキチが去った後も、ドリカムのカラ元気に病的な狂気を感じてしまうのである。
            そんな私も、中学のときはバブカセでドリカムのアルバムばかり聴いていて、金曜深夜のコント番組「うれしたのし大好き」を録画してビデオのテープがすり切れるほど見ていたのだが・・・
            まあ私の思い出話はともかく、中村正人である。
            かっては愉快にベースを弾く姿がダチョウ倶楽部にモノマネされるぐらいの印象しかなかったというのに、ドリカム関係の番組のみならず司会にまで抜擢されるということは、やはりしゃべりが良いのか?ちょっとあらためて聞いてみようじゃないの〜。と、思ったのもつかの間、少女時代があらかじめ決められていたであろう質問に韓国語で答える形式であったため、ほとんど会話としての体はなしていなかった。
            もう少女時代は、無理に覚えさせられた日本語を棒読みするのはやめたのだろうか。
            彼女らを日本のテレビで見るのは、じつに久しぶりだ。歌番組ではおそらく、おととしの秋に「ヘイヘイヘイ」で歌っていた「Oh!」の日本語バージョン以来であろう。
            その頃は、K-POPブームがすでに去ったのにくわえて、李明博が突如として独島はわが領土と主張し出して、日韓関係はほとんど終了したのも同然だった。
            無謀なアメリカ進出なんぞにかまけて不作だったおととしに比べ、昨年は新境地「I Got a Boy」に始まり、可愛い乙女心を歌った「Beep Beep」、カミカオルが関わり出した「GALAXY SUPERNOVA」「My oh My」など四季を通じて名曲がめじろ押しで、先日のYouTubeのなんちゃら賞といい、世界が少女時代の素晴らしさを再認識せざるをえない1年だったというのに、独島とかいう領土のために韓国以外でその魅力を披露する場がなかったのだから、ファンとしては何とも歯がゆい気持ちにさせられたものだ。
            比較的親日と言われていた朴槿恵をもってしても、もうダメなのか。日本と韓国は。
            そんなあきらめの境地にいた私たちの元へ再び降臨し、「GENIE」「GALAXY SUPERNOVA」を実演した少女時代はまさに希望の光であった。これは奇跡か、それとも日韓首脳会談の前ぶれか?
            本音を言えば、「My oh My」の踊りをお目にかかりたかったのだが。
            いま韓国で流行りの「シースルーバング」(おでこが透けるほど薄くおろした前髪)にしたテヨンの美しさ、そして奇抜なショートヘアーをやめて、普通に可愛くなったソニの2人が特に印象的だった。
            また、日本で人気の高いユナとスヨンはただ今、熱愛中。20代も半ばに差しかかり、少女から脱皮した少女時代は、女ざかりの色気もぷんぷんと振りまいていた。
            私は切望する。2014年はぜひともまた、日本での活動を・・・!

            あわてない予防接種

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              子どものからだと心の雑誌「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(略称「ち・お」)誌の編集代表である原宿の小児科医、毛利子来(もうりたねき)氏の著書「ママは育児にあわてない」の中古本を買った。
              そっけない装丁の多い文庫本にはめずらしく、水中に浮かぶ赤ちゃんの写真が愛らしい表紙だ。
              出版はぶんか社、初版は2006年となっているが、もともと1998年に徳間書店から「たぬき先生の子育てライブ相談室」という名前で世に出た書物を、時代に合わせて加筆や再編集して文庫化したものだという。
              「たぬき先生」とは、毛利氏の名前がなまったことによる愛称で、ときおり自らも「Dr.たぬき」と名乗ることがある。
              ひととおり読んだ感じでは、「ママは育児にあわてない」というタイトルが示すように、育児にあわてるママさんのお悩みに対して、「たぬき先生」が楽観的な見解を示すパターンが大半を占めていた。
              たとえば子供が、何かの分野で遅れをとっているからといって、親があせったり、訓練を強いるのは心の傷になるからほうっておいた方がよい、というのが本書におけるアドバイスの典型だが、それは毛利氏に限らず「ちお」誌の中ではよく言われていることのようだ。
              親があれしなさい、これしなさい、と、子供の意思に関係なく命令していると、親の顔をうかがって「いい子」を演じるがために本来持っていた個性がだめになってしまうらしく、ついでに「いい子」ほど将来グレることが暗に示唆されている。
              だいたい「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」の誌名自体が、「遅れもまた個性」と、障害児をはじめとする弱者に寄りそう左翼的共生社会を演出しているではないか?
              ただ、毛利氏はけして何か特定の育児法を提唱しているわけではない。
              憲法9条で反原発で予防接種に懐疑的なことから、左翼にありがちな、ほっこりとした自然派野郎だと思われそうな要素は少なくないのだが、実際のところは、たとえ厳しく育てても、仕事であまり一緒にいれなくても、愛情を注げば子どもは勝手に成長するのだから、母親は背負いこまずに自分のスタイルで育てればよいのだ、といった相対主義的立ち位置をとっている。
              たとえば「茶髪」「超ミニ」とそれぞれ毛利氏の脳内であだ名をつけられたヤンキー(であろう)夫婦が、香水の匂いをプンプンさせながら予約もなしにわが子の検診に訪れるのだが、毛利氏はこんな匂いの中でこの子は大丈夫なのだろうか、と一瞬心配しつつも、見た感じ丈夫なので特にとがめることもしないエピソードが出てくる。
              こうした話題は展開が決まっているので、実際はいろいろ組み合わせて都合よく脚色したようなフィクションだとは思うのだが、ポイントは、一見たよりない親でも見た感じ赤ちゃんが健康ならば問題にしない、というのが毛利氏の哲学に元ずいた行いだということである。
              この意図された大ざっぱさは、氾濫する情報や数字に振り回され、ともすれば完璧を求めて疲れてしまいがちな現代の母親へ、育児の多様性を気づかせようしているのかもしれない。
              「ちお」が民間療法を静観しているのも、そのへんに理由があるのだと思う。漢方やホメオパシーが効かないと思う人ならば、西洋医学と比較してそれらのリスクや欺瞞をあれやこれやと指摘しそうなものだが、そこはあえて母親の方針を尊重しているのだと。
              母子の健康状態が良好ならどんな育児でも良いのであり、むしろ科学的根拠にもとずく画一的正しさを体格も環境もさまざまに異なる子供へ当てはめようとする専門家のほうに憎悪を抱いているのだ。
              ただ食に関しては、加工品のベビーフードでなく、できるだけ金と手間を惜しんではいけないとして、らでぃっしゅぼーやや大地を守る会などの宅配野菜を紹介している。
              さて先ほども少し述べたように、予防接種に対して懐疑的な態度をあらわにしている毛利子来氏。その理論は、本書において「第3章 予防接種相談室」に詳しい。
              指しゃぶりや夜泣きなど、とるにたらない話題は、クリニックに訪れるママさんの心配を茶化すかのような書きぶり(それも、医師の威厳を否定しているためか、わざと句読点やカタカナを多用した片言気味の文章)なのだが、予防接種に関してはQ&A方式で比較的まじめに回答しておられる。
              私はジャパンマシニスト系の本は過去に何冊かチェックしているが、復習の意味もこめて、あらためてその見解を以下太字にまとめておく。異論も多いDr.たぬきの予防接種メソッド(2006年時点)、信じるか信じないかはあなた次第です。

              予防接種はすべて受けないことを原則とする。薬はよほどでないと飲まないのに、予防接種を元気な子供にホイホイ受けさせるのはなぜ?

              予防接種は免疫として不自然で、副作用も見過ごせない。それを医者や役所が安全だと言いくるめている。受けるさいは慎重に。

              学校や保育園の集団接種よりも、各自が医療機関で個別接種を受けるほうが望ましい。

              予防接種は、一定の接種率を保つことによって集団の免疫をつけるという戦略に立っているにもかかわらず、自己負担があるのはおかしい。公費で接種させるべき。

              無数のウイルスや細菌の存在する地球で、自然感染の機会に恵まれないのは人類全体の問題。天然痘とポリオは撲滅できたが、ほとんどの予防接種は効果が不十分なので、結局大きくなってから苦しむハメになる。

              予防接種を受けても、自然感染はする。予防接種の効果が保たれているあいだに自然感染を受けて、免疫を確実にしたいのが予防接種戦略の本音。

              ある種の未熟児は母親からもらった免疫が少ないので、普通より多く予防接種を受けたほうがよい。はしか、風疹、おたふくかぜなど。BCGとポリオと三種混合は普通の子と同じでよい。

              インフルエンザ、日本脳炎、小学生以上のBCGは必要性が乏しく効果も疑わしい。(=受けなくてもよい)

              破傷風の予防接種は、ケガをしてから受けるのでは遅い。二回しておけば有効。接種のやりすぎに気をつける。

              おたふくかぜの予防接種は副作用が大きいので、自然にかかって一生ものの免疫をつけたほうがよい。おたふくかぜによる不妊の心配はない。水ぼうそうも、子供のときにかかっておけば軽くすむ。

              はしかの予防接種は、心臓病や喘息の持病、ひきつけを起こしやすい子供を持つ親、あるいははしかの重い症状が心配な親は受けさせるべき。ただし、十分に看病できるなら、受けさせずに本物のはしかにかかった方が確実な免疫を得られる。

              風疹は、症状の軽くすむ子供のときにかかったほうがよい。ただ妊娠初期の女性がかかると胎児に異常をきたすため、本来は女子中学生に公費で受けさせるべき。はしか単独ではなく、風疹と抱き合わせたMRワクチン(M=はしか、R=風疹)を幼児に接種するのはおかしい。

              BCGは効果が疑わしい。中止している国でも、結核は日本より少なかったりする。

              百日ぜきワクチンは、効果あるけど副作用も多い。

              インフルエンザは3、4日で自然に治る。タミフルはインフルエンザへの効果が疑わしいうえ、重い副作用も心配。ワクチン接種も同様に、子供にはやめておいたほうがよい。

              (管理人注 母里啓子、山田真、浜六郎らの見解は、毛利子来と異なる場合もあります)

              うわさのK-COLA

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                世界一まずいコーラと言い伝えられるメッコール。80年代には、日本でもテレビコマーシャルが流れていたらしい。
                YouTubeにアップされている実際の動画を見ると、チョー・ヨンピルのポスターが鉛筆タッチのアニメで動き出すという、当時としてはスタイリッシュな映像だ。
                内容的にはノルウエーのバンドa-haの大ヒット曲「Take On Me」のミュージックビデオに酷似しているが、おそらくあれも、メッコールのCMにインスパイアされて作られたのだろう。
                さてそんなメッコールだが、衝撃的なネーミングの意味するところは、メク(麦)コール(コーラ)というわけで、これは韓国産大麦を10%使用した麦茶ならぬ麦コーラなのである。
                麦のコーラとは、どういうことなのだろうか。「世界一まずいコーラ」は、メッコールを取り扱っている雑貨屋ビレッジバンガードがそう称しているようだが、とりあえず飲んでみないことには何とも言えるものではない。
                だが私は、韓流ショップで買ったメッコールの存在を完全に忘れていた。
                炭酸飲料は好きで、毎日浴びるように飲んでいるのだが、やはり世界一まずいと聞いたせいか、あまり飲みたいという気持ちにならないまま、年末のそうじで出土するまで放置してしまっていたのだ。
                賞味期限が間近だったので、せっかく買ったんだから飲まないとなー・・・。と、ようやく飲む決心もつき、喉の乾いた私は冷蔵庫で冷やしたそのプルタブを思い切りプシィッと開放した。
                泡立ったメッコールのしぶきが、少し飛び散る。
                ネットでは、もうニオイからしてヤバイとか言われているので、まずは飲み口から溢れるドス黒い泡に鼻をそっと近づけた。
                うむ・・・。私的には決して嫌なオイニーではない。豆乳飲料麦芽コーヒー味みたいな甘い香りだ。なんだか拍子抜けである。
                ごくり。
                ん?んん?そんなにマズイか?これはこれで、悪くないではないか?
                やはり豆乳飲料麦芽コーヒーを思わせるまろやかさと香ばしさが、不思議と炭酸にマッチして、そのコーラらしからぬ、ほのかな甘みには懐かしささえおぼえる。ほっこり。
                私はあっという間に飲み干した。
                おそらくこれはマズイクサイといっても、健康飲料系のそれなのだ。そういえば、もう現在は販売終了したであろうシリアル味の豆乳「カラダNEXT」も似たような風味だった気がする。
                個人的にその系統のマズさは、決して嫌いではない。なるほど、メッコールをあんまりマズくないと言う人も一定数いるのは、これで納得がいった。
                これならメッコールよりも、ルートビア(米)や黒松沙士(台)サルシ(比)のようなサロンパス系コーラのほうが、よっぽどマズいんじゃないか?もっとも、私はこれらのコーラも普通に好きなのだが。
                けっきょく、思ったほどマズくはなかったメッコール。にしても、以後わざわざこれを飲みたいという気持ちにはならないだろう。

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