伊丹十三ほっこり疑惑

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    評価:
    伊丹十三
    ジェネオン エンタテインメント
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    (2005-09-22)

    伊丹十三監督「タンポポ」(1985年)を見た。
    伊丹作品の中では「マルサの女」が好きだったため、過去には松山の伊丹十三記念館にも訪れたことがある。
    私はそれまで伊丹氏について俳優業から監督業にシフトした人・・・くらいのイメージしかなかったのだが、記念館に行ってみるとイラストやエッセイ、料理についての展示物が多く、かなり多才な人だったんだなーと驚いた。と同時に、それらを見て「伊丹十三ってもしかしてほっこりなのか?」という疑惑が生じたのである。
    記念館内で上映されていた味の素マヨネーズのCMもそうなのだが、料理の演出にどことなく「かもめ食堂」的な方向性を感じてしまう。
    そんなわけで、伊丹十三の初期の映画作品であり、食への美学が詰まっている「タンポポ」を見たのであるが、うーん。80年代のノリが強すぎてちょっと苦手だった。
    ラーメンみたいなB級グルメをうやうやしく評論したりとか、本編と関係ない意味不明なエピソードが挟まっていたりとか、元ネタは分からないけどおそらく何かのパロディなんだろうなーと思わせるところ・・・遊び心満載すぎて好き嫌い別れると思う。ただその中でも印象的なシーンをいくつか。

    基本コッテリ系の豚骨醤油や太麺が好きだったのだけど、最近スタンダードなタイプにハマってて冒頭に出てくる王道の醤油ラーメンにもめっちゃそそられた。具のセレクトにムダがなくて最高。
    メンマをシナチク、ラーメンをソバっていうとこが昭和だなーと思う。やっぱりこのちょっと後のポリティカル・コレクトネスの流れで「シナ」がダメになっちゃったんだろうか。

    もっとおいしそうなのが朝食のシーン。こんなの出てきたらテンション上がる。

    地味に奥で宮本信子が焼いてる魚もイイ。

    オムライス。ナイフをサクっと入れると中からふわとろが出てくる。
    私、少女時代(90年代)はもっぱら薄焼きタイプのオムライスしか食べたことなかったので、85年当時でこのふわとろはかなり珍しかったんじゃないだろうか。
    卵とケチャップのシンプルな感じで本当においしそう。

    でもイヤなのが本編と全然関係なく、セックスに結びつけるかのように食べ物をいやらしく撮ったシーンが多いところ。

    何か汚いし、意味もわからん。
    婆さんが桃をつぶすシーン、西友なのか無印っぽい商品がチラ見えしてた。確か伊丹十三が西友のコマーシャル出てたのでその関係かもしれない。
    しかしセゾン系のCM出るってのがまたほっこりっぽい。と、記念館に行ったとき思った。

    口うつしで卵の黄身を出し入れする役所広司と黒田福美。
    この2人の気色悪い食べ物プレイが「ナインハーフ」みたいなのでどっちかがパクったのかと思ったけど、たんなる偶然なのか公開時期はほぼ同時(ナインハーフが3か月ほど後)だった。

    首からニンジンをぶらさげた坊や「自然食で育てています」にオッサンが食べかけのソフトクリームを与えるシーン。

    本編ではあんだけラーメンのうんちくたれてて、どれもおいしそうだったのに、改装後のタンポポがヒドイことに。
    80年代の自由が丘みたいな趣味か?

    こんなかもめ食堂みたいなラーメン屋嫌すぎる・・・。笑

    宮本信子がコックの帽子がぶってるし、何でラーメン屋が木のぬくもりを基調にしているんだ。
    笑いどころなのかもしれないけど、ひたすらガッカリ。

    どんぶりも最悪!カフェムジみたい。
    今ふうの「ラーメンと愛国」的な意味で、黒を基調に店名を「麺屋蒲公英」っていう漢字にして、宮本信子が頭にタオル巻いてたらまだ先見性があったのに。ほっこりラーメンまずそー。

    なんとも不気味なお子様

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      小4装ったHPに首相怒り 識者「行き過ぎでは」(47news 11月27日)
      http://www.47news.jp/47topics/e/259770.php

      安倍晋三首相が25日、自身のフェイスブックに、あるホームページ(HP)を「卑劣な行為」と批判するメッセージを投稿した。問題視したのは、小4男子を名乗る人物が「どうして解散するんですか?」と問い掛け、回答を募集したHP。実は20歳の男性が開設していたことが判明、HPは既に削除されている。  
      インターネットに詳しいジャーナリストの 津田大介 (つだ・だいすけ) さんは「本人の名前で、若者の疑問を社会に投げ掛けてほしかった。ただ、首相が一個人をネットでたたくのは行き過ぎではないか」と苦言を呈している。  
      問題のHPは衆院が解散した21日に開設。放送部の「中村」を名乗り、「あべそーりはテレビで『みんなに問い直すための解散だ』って言っていたけど、もんだいは一体なに?」と問い掛けた。  
      実際は、若者の政治参加を促すNPO法人代表理事の男性(20)がなりすましていたことが翌22日に判明。男性は内容を削除し「うそをつく形となり、本当に申し訳ありませんでした」などとする謝罪文を掲載した。  
      小4をかたった理由は「より多くの方を巻き込んだ形で、今回の選挙の意義を語り合うことができるのではないかと考えた」と釈明した。  
      安倍首相はフェイスブックへの投稿で「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為だと思います」とした。



      このニュース、サイバー空間ではけっこうな炎上であるにもかかわらず、私が見た限りテレビではあまり報道されていないようだ。10年前のホワイトバンドとダブる・・。

      「あべそーり」「パパが言ってた」「アベノミクスっていうやつ」「ぼくのおこずかい」とかお子様ぶってるのが気色悪っ!よく左翼はお子様やジュゴンなどに偽装し、みずからを政治とは関係なくただ弱者に寄り添う心優しい人であるかのように演出しているらしいのだが、安倍総理や麻生元総理などに対する攻撃がいつもドン引きするレベルで中に憲法9条好きな人入ってるのが透けて見える。(自民でも福田元総理や河野太郎など攻撃対象にならない人もいる)
      あんなんで政府に不満を持つ民衆の心をわしずかめると思ったら大間違いだろう。100歩ゆずってガチで小4だったとしても、このサイトへの違和感には何も変わりないことだ。
      左翼は自分の思いどうりになりそうなこまっしゃくれた坊やを「みんながゲームやマンガに夢中になっているなか、君はエラい!」・・・と、チヤホヤする傾向があるため、お子様に偽装するのは、こんな天才少年がいたらよいなァ〜。という願望を反映したものだといえる。
      で、これにブチギレた安倍総理が保守速報とかいうネトウヨなサイトを引用したことで、今度は被害者なはずの安倍総理が意地悪なヘイトスピーチ野郎といわんばかりの差別事件仕立てられていた。うーむ。あえてこのネタに韓国絡めるとしたら、小4の中の人が安重根のひ孫と食事行ったネタのほうがよっぽど反感買いそうだが・・・
      そもそも安倍総理が嫌韓であるかのような印象操作に私は疑義を呈したい。「美しい国」でも韓国を褒め称えていたし、韓国語を覚えてパククネに話しかけたのにガン無視されたあの悲しい姿を見てなお、ネトウヨなサイト引用したくらいで凶悪な在特会と同一視するなんて悪意がありすぎじゃないか。


      昼なんです

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        JELLYは今まで中古で買ったのを2冊ほど持っておるが、今回はふろくがほしかったので定価で購入した。

        これまでは雑誌買う時はふろくついてない奴買う傾向があったのだが、今回のマニキュア4本は心奪われた。
        お得感もさることながら、どの色も素敵だな、・・と。

        もっとちっちゃいの想像してたけど、意外に良心的なサイズだった。右は比較用に手持ちのマニキュア2本。
        使ってみた感じとしては、速乾と発色においては申し分ないいっぽうハケがかなり短く塗るのに少々難儀した。また液の粘度が高いので、たぶんすぐガビガビに乾きハケが届かなくなって使えなくなる仕様かもしれぬ。
        あとJELLYにしてはめづらしくふろくに力入れてるせいか、本の内容は他の号に比べるとややショボかった。

        JELLYは最近「昼活」ってのを流行らそうとしているらしい。

        これまで若者文化といえば夜遊びや不純な異性間交友などワルなイメージがつきものだったが、これからは女同士カフェーでオーガニックを食ったり、公園にピクニック行ったりという、昼間に行う健康的(ゲロハス)な活動「昼活」をSNSに逐一アップするのがおシャ。

        昼活と夜遊びではメイクも変える。
        原宿系で広まっていた目の下に入れる赤チークがここにも出てきたが、何か肌荒れしてるように見えてしょうがない。

        Camp Schwab

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          「オナガさんOK」・・と、ジュゴンたんの中の人は言った。

          「前に!!自分(ジュゴン)に世界を人生をくれた人たちはとっても優しかったヨ!!
          みなさんは前にジュゴンを助けた人の気持ちをふみにじって、基地をつくるつもりですか?」
          (辺野古ジュゴン談)

          とっても優しいジュゴンたん応援団vs意地悪な米軍および日本政府・・という図式。
          お子様がたに書かせてるっぽい。

          小学生が「米軍基地はアメリカへ」って。
          さすがに沖縄の学校ではないだろうが、安保粉砕野郎によるジュゴンたん&お子様方の政治利用にドン引き。

          このジュゴンたんの中の人は大阪の労働組合。
          そういや辺野古反対派はジュゴンのほかにクマノミ(かわいいお魚)も政治利用してた記憶があるのだが、最近はジュゴンに一本化されてきているのだろうか。

          ひやみかち!→沖縄方言(ウチナーグチ)でがんばるとかいう意味らしく、翁長陣営がけっこう使っていたようだ。これまた書いてるのは静岡市民だが。
          なんか「闘」の漢字が日本人離れしていて怪しい。

          「命どぅ宝」(ぬちどぅたから=命こそ宝)とかいう沖縄方言の反戦メッセージも、沖縄県民によるものとは限らないので注意が必要。上の「私達のステキな海でおもいっきり!!泳ぎたい」ってのも、よく見るとおもいっきり関東方面(東京、横浜、小田原)の人が書いているし。
          ちなみに沖縄の人々は言うほど海で泳がないらしい。

          「辺野古 大浦湾 破壊する者 必ず 追い出す
          新潟←

          ハングルは米軍基地決死反対(ヘグンキチキョルサバンデ?)・・と読むのだろうか。
          韓国民主化運動のネットワークかもしれない。

          新潟と大阪。
          なぜ沖縄ではなく、このように県外人や韓国人がしゃしゃってきているかというと、やはり「連帯」(ネットワーク)というのがカギになってくるのだと思う。金大中氏を救おうとか。国内では三里塚とか反原発がこれと全く同じノリだ。

          この前カメラにとらえられた辺野古ジュゴンも、中に憲法9条好きなオッサンが入ってるような気がしてきた。
          出てくるタイミング絶妙すぎるし。

          秋冬ファッソン読みくらべ

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            ブックオフで「JELLY」11月号と「ViVi」12月号を買ってきた。
            なにげにけっこう前の話だけど。

            この2誌は、想定される読者層が20歳前後でいづれもネオギャルのテイストが感じられる点においてよく似ていると思う。
            ただもともと「JELLY」はギャル上がり、「ViVi」が赤文字系(コンサバ女子大生)といったルーツの違いがあり、モデルの雰囲気もやや異なるため、競合しているかどうかはよく分からない。

            左がViVi、右がJELLY。よく似ている例。
            植野有砂と佐々木綾乃という、ネオギャルコンビをたびたび誌面に取り上げるのも共通している。

            右の人のズボンがK-POPアイドルみたいでgood。JELLYより。
            ちなみにこの2人はポップティーンのOGでもある。

            JELLYより。秋冬は「ミモレ丈」という、ひざ下のスカートが流行している。
            近年マキシ丈のスカートが流行していたとはいえ、それ以外でロングスカートというのはアムラー時代以降なかなか見当たらなく、レギンス履いてでもひざ上のスカートを履くのが主流だったのだが、最近の娘さんは長いスカートを生足に合わせるらしい。
            靴はパンプスかスリッポンで丈の短い靴下を合わせることもあるが、とにかくタイツにブーツといった定番は下火になっている模様。冷えとり女が見たら卒倒するんじゃないかってくらい寒々しい足元だ。

            ViViより。こんな柄のネルシャツ、よくスーパーやジーンズショップに売ってたし中学校の頃着てた。
            私は20年ほど時代を先取りしていたのかもしれない。

            ダボダボのコートの中に、またダボダボの服を着る。
            難しくないか?
            モデルはテレビでも人気があるハーフのモデル・マギー。

            「女っぽいワンピ」にデカいMA-1を羽織り、頭にハチマキを縛る。
            ガーリーと男の世界が調和した最先端の装い。

            韓国の人気番組「私たち結婚しました」にも出演し、ShineeのKEYと仮想結婚生活を送っていたViViモデルの八木アリサ。K-POPアイドルを彷彿とさせる股上の深い短パン姿に心奪われた。

            このコンドームの先っちょみたいなニット帽かぶった人、そこらじゅうで見かける。
            GUで500円くらいであるだろうから今度探してみるか・・・と思ったら、本当に500円台だった。
            JELLYはファストファッションや節約ネタが豊富で、浮世離れしやすい女性ファッション誌の中ではかなり庶民的なところがある。こういう安物を「高見え」させるのが、腕の見せ所というわけだ。

            それにしても表紙にもなっている新しいJELLYモデルの矢野安奈、どことなくフィリピンぽい顔だな〜・・と思ったら

            やっぱりか。
            世代的なものもあろうが、ギャルモデルはフィリピンハーフ多いようだ。

            中学でこんななった。おいおい。

            高校時代はポップティーンやeggに出ていたらしい。
            20歳のときと全然顔(というかメイク)が違うので今何歳なんだろうと思ったら21歳だった。最近の写真なのか・・

            今の方が良いな〜。

            辺野古の運命やいかに

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              評価:
              喜納昌吉&チャンプルーズ,チャンプルーズ,喜納昌吉
              徳間ジャパンコミュニケーションズ
              ¥ 1,324
              (1994-06-25)

              沖縄知事選、翁長氏が初当選 辺野古移設阻止を主張(11月16日 朝日新聞)
              http://www.asahi.com/articles/ASGCG5D7LGCGTPOB008.html


              すでに報じられているように、さる16日、世界一危険との呼び声高い普天間飛行場の移設問題(辺野古ジュゴンたん問題)が最大の争点となっていた沖縄知事選挙において、自民推薦の現職・仲井眞弘多(なかいまひろかず)氏をおよそ10万票の大差で破り、新人の翁長雄志(おながたけし)氏が初当選を果たした。

              もしかして先日の「辺野古ジュゴンは実在した」映像が効いたのだろうか?
              とはいえ、64%という投票率からすれば、必ずしも有権者の関心が高かったわけではないようだが。
              翁長氏は新人と言っても那覇市長を務めていたということで、沖縄ではすでに有名だったんだろう。辺野古ジュゴンたんを守れ!の県外左翼がグイグイ推していたので憲法9条方面に毒された活動家ちゃうんかいと思ったのだが、さっき調べたところ長らく自民党所属であったという経歴のようでそれはないとみてよさそうだ。
              それどころか翁長氏は前回の知事選では仲井眞氏の選挙本部長であったくらいで、そうした党派の違いを超え左翼系とタックを組んだことが、翁長氏の「オール沖縄」「イデオロギーよりアイデンティティー」といった言い回しにつながってくるらしい。
              経緯としては仲井眞氏が国に屈して県外移設を撤回したことで翁長氏と決別、今回の知事選で左翼と組んだ翁長氏を「共産党主導」と批判したものの、有権者は辺野古移設にNOをつきつけた・・・ということなのだろう。ちなみに翁長氏および沖縄県民が、ジュゴンたんにそこまで興味あるかどうかは不明である。
              そんなわけで翁長氏当選でまだまだモメそうな普天間飛行場移設問題(辺野古ジュゴンたん問題)なのだが、今回の知事選で4候補のうち7800票とダントツで得票の低かった歌手の喜納昌吉氏。ジュゴンたん応援団の県外左翼が支持しそうなのはもともと翁長より喜納だろという私のイメージに反して、今回の選挙では斎藤まさしと三宅洋平以外からガン無視されている点が少々気になった。

              ウーマンぽい

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                昭和の動画を鑑賞。

                1977 昭和52年 ニュースダイジェスト
                https://www.youtube.com/watch?v=IsGSkHnsTR4


                ゴゴゴゴ・・・と、しばらく何の説明もなく噴煙が映し出されたかと思うと

                突然ドギャーン!ドゥーン!と、現代音楽のような怖い音楽に合わせて、昭和を感じさせる書体のタイトルが現れるオープニングにあたいのハートはガクブル。この噴火は北海道の有珠山だそうだ。

                そんなこんなで半分くらい進むと、突然「政治はきらい おせ〜じは大すき♪それでも政治をはじめよう はじめよ〜う♪」と、めっちゃ腹立つノリの歌に乗せて「参院選 保革逆転ならず」。あまりに腹立つので、誰が何の目的で歌っているのか検索してみたものの分からなかった。情報求む。

                「笑いと語らいが〜いっぱいの政治よ〜♪ やあ こんにちは こんにちは〜♪」
                この歌も腹立つ。
                歌詞からして、シラケ世代の若者を愉快な歌を通じて政治(左翼)に参加させようっていう、団塊特有の変なノリではないかと思うのだが。

                人ごみの向こうには「革新自由連合」の選挙カーが。
                ロン毛の男がギター持って何か歌っている。こうした選挙運動らしからぬ浮わっついたノリは、シラケ世代の関心を引きつけようという、団塊特有の変なノリではないかと思うのだが。

                けっきょくさっきの歌は中山千夏だったのだろうか?
                「みなさんと同じ一票しか持っていない、権力のない人間が集まって政治団体をつくりました」
                革新自由連合っていうのは永六輔とか田原総一朗など、左翼の文化人が集まってつくられた新党で、その代表が中山氏なのだそうだ。金大中救出運動のときは参議院議員と紹介されていたが、この時点(1977年)では結党したばかりでまだ出馬しておらず、同党で擁立されたのが鈴木武樹、俵萌子、ばばこういちなどで、横山ノックのみが当選したとのこと。
                ばばこういちというのは、一時期反貧困で注目されてた反米ジャーナリスト堤未果の父親らしい。
                1977年って横田めぐみさんも拉致されているっていうのに、こんな変なノリの選挙で「保革逆転」とやらを盛り上げようとしていた日本が今思うと怖い。

                「こちらはー、日本女性党。日本女性党でございます」

                ウーマン・リブと言えばこの人。中ピ連の榎美沙子。

                中ピ連
                https://www.youtube.com/watch?v=EM-ZB-8U1Rw


                中ピ連、正式名称「中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合」。
                なぜ女性運動が中絶禁止法に反対し、ピル解禁を要求していたのかは私にもよく分からないのだが、おそらく妊娠出産の呪縛から逃れ男のようにフリーダムなセックルを愉しみたかったのではないか。←適当
                ちなみに榎氏は薬剤師で中ピ連の前の1967年に村上節子(のちに田原総一朗と結婚して田原節子)や従軍慰安婦問題でも有名な元朝日新聞松井やよりとともにウーマンリブ団体「ウルフの会」の結成に参加していた。

                中ピ連
                https://www.youtube.com/watch?v=4OZZEMG-T7o


                中ピ連は1972年に結成され、75年に解散。
                ピルよりも、ピンクのヘルメット姿でいろんなところに殴り込みに行くことでマスコミのネタになったのだそうだ。

                ウィキペによると、前述の中山千夏連合(中山千夏もウーマンリブ活動家)から出馬していた「政治を変えたい女たちの会」の俵萌子(俵孝太郎の元妻)が落選した原因として中ピ連と混同されたことが挙げられており、榎氏は「なぜあなたは国民の審判を受けなかったのか」「日本女性党のおかしな運動のせいで私達の主張が有権者に伝わらなかった」「女性解放運動を嘲笑の対象にした」と責められたそうである。

                ファシズムへの誘惑・ブログ
                http://www.warewaredan.com/blog/2006/08/18.html
                ウーマンリブがヘンテコなことになってくるメルクマールが、七二年の通称「中ピ連」----「妊娠中絶法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合」の登場である。当初、中ピ連リーダーの榎美沙子は、運動周辺でも一種“困ったちゃん”のような扱いで異端視されていたようだが、掲げている運動目標が明確なのと、マスコミ利用に長けていた(というよりもマスコミの側が利用しやすいキャラ、運動だった)ことで急速に勢力拡大を実現した。  
                ピンクのヘルメットに「中ピ連」、サングラスにマスクという過激派スタイルのパロディのような扮装が、まずマスコミの好餌となった。字面の上で掲げているテーマが、直接にセックスに関係する問題だったことも、下世話な妄想を煽っただろう。さらに何よりも、「中ピ連」は行動が派手だった。産婦人科の医師の学会に件のスタイルで押しかけたことも話題となったが、直接に中絶問題と関係ないようなテーマでも、中ピ連は盛んに行動した。七二年秋には、ミスインターナショナルのコンテスト会場に「ミスコン粉砕」のプラカードを掲げて突入したり、七四年夏、「女を泣き寝入りさせない会」を名乗って、単に不倫だの離婚だのといった男女間のモメ事に介入、男性側の職場にいつものスタイルで押しかけ抗議して、何件かでは実際に高額の慰謝料を脅し取るなど、その突飛な行動はマスコミを飽きさせなかった。もちろんマスコミは、性差別について真剣な議論を喚起せんと中ピ連を大々的に報じていたのではなく、多分に揶揄的に、面白半分に消費したのである。ちょうど、昨今の田嶋陽子のような扱いだったとイメージすれば正解だろう。ブームは数年続いたが、七〇年代半ばを過ぎる頃にはさすがに飽きられ、榎は女性だけの政党だの女性だけの教団だの、マスコミの興味を惹くためのくだらない悪あがきをしばらく続けたが、結局七七年に中ピ連を解散、以後、その名前は運動史から完全に消えてしまった。  
                フェミニストが運動史を回顧した本はたくさんあるが、いずれもこの中ピ連に関しては歯切れが悪い。フェミニストの目から見てさえ、中ピ連は「ちょっといかがなものか」という存在なのだ。かといって、言及しないわけにもいかない。なにしろ七二年から七五年頃まで、ウーマンリブといえば中ピ連、中ピ連こそはウーマンリブの代名詞的存在だったという現実があるからだ。イデオロギー的に多くの部分を中ピ連と共有しているフェミニストは、その暴走を「完全な誤り」と認めることができない。「正しいんだけど、ちょっと……」とお茶を濁すしかないのだろう。  



                榎美沙子「国家公務員は全部女性にいたします。男性はパートタイマーとしてのみ採用するっていうのがありますけども」
                これが日本女性党の公約だったのか?


                私の書斎から当時の週刊誌をひとつかみ。1977年週刊女性。

                榎美沙子大特集。
                「選挙に負ければ家庭に戻るか離婚かです」

                「敗北すれば中ピ連解散もありうる」とあるが、ネット情報ではこの時点で中ピ連は解散しているとされているので、解散するのは「日本女性党」ではなかろうか。

                選挙ポスターは「日本女性党(中ピ連)」となっている。
                もちろん選挙は敗北し開票2日後に同党は解散、榎は借金返済ののち約束どおり離婚し今ではその行方を知る者はいない。榎氏に振り回された元夫は名前を検索したところ、病院のサイトに普通の医者としてプロフが載っていた。

                末期ギャル

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                  先日手持ちの「JELLY」をペラペラめくっていて、ふと気がついた。

                  元eggのモデルみほっこ(土屋美穂)氏の特集ページ

                  「ShiBUYA!!」プリクラに「高校はあんまり行かずに中退(笑)」。そして茶髪にルーズソックス・・・
                  1995年生まれの若者であるにもかかわらず、何だろうこの90年代のコギャルみたいなノリは。
                  高校に1年しか行ってないとすると、これは2011年の画像ってことなのだろう。
                  2011年でルーズソックス?
                  ちょうど場末の飲食店で当時のギャル雑誌を複数発見したので、その画像と照合してみることにした。

                  「学年別JK気合いの通学スタイル図鑑!」ポップティーン2012年5月号より。
                  左端の顔の濃い読者モデルはフィリピンハーフらしい。よく考えるとみほっこ氏もくみっきー氏もフィリピンハーフであるし、ギャルとはちょっと違うかもしれないがモデルのラブリやものまねメイクのざわちんもフィリピンハーフだ。
                  肌が浅黒くて目が大きいややワイルドな顔立ちと、「高校はあんまり行かずに中退(笑)」みたいなノリがギャルのフィリピンハーフ率の高さに寄与しているのだろうか?
                  その点、白人ハーフのモデルは少ないと思う。あんまり欧米が強く入っていると、ギャル似合わないし。

                  「高1はナメられないよう強めで行くべし!」
                  高1はナメられないよう茶髪とルーズソックスで強めの王道スタイルを踏襲。右のページでジャンプしているJKは、現在JELLYモデルの広瀬麻伊である。
                  このとき高1とすると、コギャル全盛期の1996〜1997年生まれか。
                  それにしてもギャルはよく笑いながらベロを出して写真に写っているのだが、これは何か盛れる表情なのだろうか(自撮りで頬に手を当てる的な)と思い、私も鏡の前でやってみたところ何かキモかった。

                  「高2は女子度高めな甘清楚でガーリーにいく!」
                  制服にニーハイソックス。ニーハイってギャルより秋葉原方面の靴下かと思っていた。
                  高1の強めでは半々だったルーズ・ハイソの比率が、高2の甘清楚ではハイソ優勢。
                  しかし甘清楚とはいえ、髪は昔ながらの茶髪でメイクも濃い。

                  にしても、特筆すべきはこの頃のJKの多くがハイソックスの上からルーズソックスをはいているという点である。
                  通学はハイソックスで、放課後にその上からそのままルーズソックスを履く仕様であろうか。

                  高3になると黒髪。
                  今のポップティーンは全体的にこんな感じ。

                  しかしそんな中でもまだ王道スタイルの高3もいた。中にハイソックスも履いていないから本当に王道だ。
                  2011〜12年ごろはルーズソックスが「強め」(ヤンチャ)を誇示するツールとして一部に健在だったわけだが、ではギャルが下火になってからもずっとルーズを履き続けていたのか、それともギャル時代の総仕上げとしてリバイバルしたのかどうかは2000年代後半のギャル雑誌を見てみない限りは何とも言えない。

                  徹底比較・世代別JK

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                    私の独断と偏見によって過去30年におよぶJKの意識を世代ごとにまとめてみると、以下のようになる。

                    1969〜72年生まれ オリーブ少女世代
                    1985〜90年ごろにJKだった世代で、靴下はくるぶし丈でスカートはひざ下。
                    人気のあった音楽はロックバンド。通信手段は自宅のプッシュホン。
                    高校卒業後の進路によって、バブルの恩恵を受けたか否かが左右された。総じて今でも80年代を引きずっている人がかなり多い印象である。
                    フランスやアメリカなど欧米に憧れを抱く傾向があり、この世代が30代だった2000年代半ばに北欧のていねいな暮らしに追随するほっこりブームが起こった。
                    おニャン子クラブが活動していた時期でもあり、おそらくこの頃から女子大生に加えてJKが特別視されるようになったのではないかとも思う。

                    渡辺満里奈(1970年生まれ)

                    1973〜76年生まれ くしゅくしゅソックス世代
                    1989〜94年ごろJKだった世代。スカートはひざ上。
                    通信手段はコードレス電話やポケベルなどパーソナル化が進行。
                    ストリート志向が強くなり、オリーブ少女世代による80年代型消費意識とはかなり趣を異にしている。たぶんこの世代から丸文字も書かなくなったんじゃないだろうか。
                    マスメディアが提案したわけでもないだろう「くしゅくしゅソックス」がどこからか勝手に流行し、のちのコギャルのプロトタイプとなった。JKが性の対象となっていく過程で、ブルセラショップというエッチな目的で制服や下着を扱う店も出てくる。
                    コギャルとは呼ばれ始めていたが女子高生ブームには間に合わず、バブルの恩恵もまったく受けなかった。

                    1977〜80年生まれ ルーズソックス第一世代
                    1993〜1998年ごろJKだった世代。通信手段はポケベル、PHS。
                    渋谷・茶髪・日焼け・ミニスカート・ルーズソックスと、現在のギャルの恐ろしいイメージを形成した。
                    JKの中では、カワイイ系や清純キャラ、真面目がもっとも価値のなかった時代である。
                    好きな音楽は小室ファミリー。ファッソンリーダーは安室奈美恵。

                    押切もえ(1979年生まれ)

                    1981〜84年生まれ ルーズソックス第二世代
                    1997〜2002年ごろにJKだった世代。通信手段は携帯メールで、途中から二つ折りに進化。
                    携帯の普及およびポケベルの絶滅により、公衆電話の需要が急降下する。
                    浜崎あゆみのブレイクによって美白およびデカ目化が進行し、のちの量産型モテ子を生み出した。
                    第一世代はキティラーだったが、第二世代のキャラクターグッズはくまのぷーさんやマリー(おしゃれキャット)など、ディズニーグッズに人気が集まるようになる。

                    1985〜88年生まれ ルーズ・ハイソのハイブリット世代
                    2001〜2006年ごろにJKだった世代。通信手段はカメラ(写メール)つき携帯電話。
                    この世代から携帯小説という娯楽が生まれたと思われる。
                    90年代のギャルはどこかサーファーでトロピカルテイストの衣類や持ち物が多かったが、だんだん女の子らしいキラキラや姫っぽいものが好まれるようになってきた。
                    また第一世代が男を寄せ付けない雰囲気であったのに対し、モテという付加価値が高まりつつあった時期でもある。

                    榮倉奈々(1988年早生まれ)

                    1989〜92年生まれ ギャル最終世代
                    2005〜2010年ごろにJKだった世代。ルーズソックスが少数派に転じる。
                    沢尻エリカ、新垣結衣、長澤まさみ、戸田恵梨香といった清純っぽい新人女優(当時)が世に出てきた時期ということもあってか、強め・厚化粧=イケてるという図式が過去のものになりつつあったのではなかろうか。
                    いっとき益若つばさやくみっきーなどポップティーンのモデルがブレイクしたものの、「Cawaii!」が休刊するなどギャル層の数は激減傾向にあったとみられる。
                    通信手段は前世代と同じくカメラ付き携帯であることに変わりないが、「前略プロフィール」というSNS風の携帯電話向けサービスが流行していた。

                    板野友美(1991年生まれ)

                    1993〜96年生まれ スマホ世代
                    2009〜2014年ごろにJKだった世代。通信手段はスマホ、mixi。
                    成人よりやや遅れてmixiブームが到来。この他にもブログやYouTubeといったネットでの娯楽がすでに存在しており、ガラケー文化でガラパゴス的進化を遂げていたギャルは絶滅の危機に瀕する。
                    egg誌のような老舗も含め、ギャル雑誌はこの時期をもってほぼ滅亡した。

                    てんちむ(1993年生まれ)

                    1997〜2000年生まれ 黒髪世代
                    現在の中高生世代。通信手段はLINE。
                    ヘアメイクはAKBときゃりーぱみゅぱみゅを掛け合わせたような感じになっている。
                    おそらくこの世代をもってギャルは絶滅するのだろう。

                    左翼の大嫌韓時代

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                      北原みのり「男政治が『日韓関係』を勝手に悪化させてるんじゃない?」(週刊朝日 2014年11月7日号)
                      http://dot.asahi.com/life/lifestyle/2014103000065.html

                      文筆家の北原みのり氏は、SMTOWN LIVEを楽しみながら、日韓関係の悪化と言われることについて改めて感じたことがあるという。
                      ・・・
                      当日参加した友人に聞けば、その日もほぼ満席で、しかも途中で帰る人は殆(ほとんど)どなく、それどころか「雨のおかげで、スターがずぶ濡れで、よりセクシーで、より盛り上がったよ!」と恍惚とした表情で話してくれるのであった。  
                      私は初日に行ったのだけれど、5万人以上が駅から会場に向かう波に揉まれながら、とても幸福だった。誰も押し合わない、誰もイライラしていない、これから好きな人に会いに行くんだ〜というピンクのオーラに包まれた女たちの集団は、平和そのものだ。  
                      そして改めて思うのは、ニュースなどで最近よく聞く「悪化する日韓関係」という文言。いったい、どこで誰が日韓関係を悪化させているのだろう。
                      ・・・
                      ライブ帰り、「会社では絶対に韓流好きだとは言わない。EXILEが好きということにしている」という30代女性と盛り上がった。韓流が好きと言うと、男たちが「オバサン」と嘲笑したり、「竹島をどう考えるか?」といきなり怒り出したりして面倒なのだという。  
                      咎められるほどに盛り上がるのが、恋愛感情というもの。男政治が「日韓関係」を勝手に悪化したことにしている一方で、日本の女の韓流への熱烈な愛は、さらに地下活動化しているのかもしれない。問題にすべきは、この国の「男女関係」の悪化なのかも。


                      北原みのりという文筆家はどんな話題にも下ネタを絡めるのを信条としているのか、上の記事では「ずぶ濡れ」「セクシー」「恍惚」「ピンクのオーラ」などとK-POPスターおよびそのファンが妙にいやらしく表現されているうえ、関連記事として表示されていた韓流の記事にもやはり「あがったはずの生理が来た」「エロすぎる」「性欲をしずめた」「女の欲望」といったエッチな言葉がおどっている。
                      しかもこれらはまだまだかわゆいほうで、ときには女性器の名称も連呼(マン呼)することもあるようだ。
                      フェミは「男たち」「オヤジ」を批判しているが、こういう何にでも下ネタに絡めてくる芸風こそ助平オヤジの模倣に思えてしょうがない。女たちのエロを解放するとか、女らしさの枠組みをぶっ壊すとか、おそらく左翼な大義名分があるからインテリなのに無理してマン呼しているだけの話であって、本当に性欲がみなぎっているかどうかは怪しいものがある。
                      それにSMって、ジャニーズと違い女のアイドルもいるはずだ。「日韓関係を悪化させているのは男たち」という結論を導くために、K-POPの政治利用するのはよしてくれ〜。
                      なんだかこんなん読むとまるで日本の女たちが、韓国のゴリ押しにマインドをコントロールされた売国カルトのセックル教団みたいではないか。
                      っていうか会社では韓流好きを言わず、EXILEを好きなことにしているはずの30代女性が「韓流が好きと言うと、男たちが・・・」と男たち叩きしているけど、けっきょく韓流好きって言ったのか言ってないのかどっちやねん。

                      北原氏は岩波書店「世界」誌のヘイトスピーチ特集にも名前がある。しかしこれ、過去には韓国の恐ろしさを力説していた雑誌だろう。有田芳生も、もともとは統一教会っていう韓国の怪しい宗教を批判するジャーナリストだったはずである。
                      そんな左翼が朴政権になってなおも韓国に肩入れするのは、民主化運動を正当化したいのか、それとも素敵なK-POPスターを「コリア」と同一視させることで北朝鮮の悪のイメージをカモフラージュするためか?
                      とりあえず岩波書店がヘイトスピーチに反対しているからといって、優しいとか韓国に理解があるとかイメージは特にわいてこない。

                      金大中氏らを救おう(YouTube)
                      http://www.youtube.com/watch?v=AyTWNNJiEnE


                      80年代初頭?左翼が嫌韓だった頃の映像「いまこそ自由を!金大中氏らを救おう」
                      死刑判決を受けた、のちのノーベル平和賞受賞者で韓国大統領の金大中。

                      「いまこそ自由を!」「ファッショ軍事独裁」など、朴正煕もしくは全斗煥政権は自由のない、今でいう中国みたいな感じかもしくはそれ以上に捉えられていたのだと思われる。

                      よくわからんけども「北朝鮮スパイ事件デッチ上げ」する韓国に、国際社会が冷淡なまなざしを向ける風刺画だろうか。これを見ると、左翼の韓国に対する扱いの悪さは日本のそれとほとんど変わらなかったことがうかがえる。
                      とはいえ、実際に北朝鮮スパイがやらかした事件も数知れず。

                      このちょっと前には、金大中どころか日本人がバリバリ拉致されてたはずなんだけども、なぜか韓国以上に自由のないファッショ軍事独裁なはずの北朝鮮に言及する者はいなかった。
                      っていうか、言ったら今と比べものにならないくらいの差別事件仕立て上げられてたと思う。

                      矛先はつねに「南北自主平和統一」を妨害する日米韓に向けられる。

                      10月21日ってのは、国際反戦デーだろうか。

                      デモでは金大中救出のほかに「憲法改悪反対」「政治反動阻止」「徴兵・海外派兵反対」「基地撤去」「安保条約破棄」「核兵器禁止」「安保自衛隊増強粉砕」とテーマがてんこ盛られてる。
                      それらを総合して日米韓軍事一体化粉砕ってことなのだろう。

                      日米韓軍事一体化っぽい図。
                      岸信介=安倍総理の祖父。朴正煕大統領=朴槿恵の親父。一般的な評価に反して左翼的にはかなり嫌われている2人。
                      そんな縁もあって、安倍っちと槿恵っちはもうちょっと仲良くてもよいのではと個人的には思う。

                      左翼からすると、この頃の韓国は最悪だけど民主化して南北友好ムードとなり、慰安婦問題も明るみになって素晴らしくなったって設定らしく、逆にこの時韓国に滞在していた豊田有恒や西岡力の説からすると、昔はまだよかったけど民主化して本格的に狂ったという感じで、韓国の評価は今ひとつ定まらない。
                      ネトウヨにいたっては、今も昔もずっと野蛮な劣等民族と言わんばかりだ。

                      少年までもが新聞売り?こういう韓国の貶め方は左翼通り越してもはや北朝鮮っぽい。
                      ナレーション「日本の企業は韓国まで出かけて、韓国人を安く使ってもうけている。街には日本の企業や銀行が目につき、韓国は高度成長をうたって一見華やかだが、その裏側には低い賃金と重労働、物価高に押しひしがれた民衆の生活がひろがっている」
                      このほかにも天秤棒でフラフラしながら水運ぶ女とか不潔なスラム街で、韓国のみすぼらしさを余すことなくアッピール。

                      中山千夏「日本の企業のそれこそ本当にこう、韓国を自分の下に入れていく。そして日本が利益を得るっていうことのためのすごい進出が行われたわけじゃない。
                      でその尾をいまだに引いていて、韓国の労働者たちを搾取しているのはほとんど日本だって言っていいくらいの搾取が行われてるわけでしょ?そのことについてはじゃあどうするんだって。
                      それもやっぱりね、国内問題でね、口出さないって言うのかっていうとね。金大中の事件についてあたしたちが、民衆のレベルがね、同じ、同じ国の中の、国は違っても同じ国の中の民衆としてがまんできない、あんなことは許せないっていう、その連帯感をもって発言することと比べたら、日本の政府がまさしく韓国を制するような方策をとってることっていうのはもっと重大な問題だと思うのね」
                      『いかなる権力も代表しない市民のみによる金大中「裁判」調査糾弾 国民法廷』より
                      日韓連帯と言えば、10年くらい前に日本でもオーマイニュースが創刊されるなど大統領選で民主化運動の名残りが多少みられたようだけども、最近の矛先はもっぱらネトウヨで、韓国の労働問題とかに言及したりすることってもうあんまりないような気がする。兵役と因果関係がありそうな筋肉美も肯定されているし。
                      しかしこの中山千夏って人、ものすごい週刊金曜日って感じがしたので調べたところ、実際に連載を持っているのだそうだ。もともと女優(子役)出身で「ひょっこりひょうたん島」の挿入歌を歌うなどしており、70年代にはウーマン・リブ運動から政治運動に参入し、77年に革新自由連合の結成にかかわり、80年に参院選に当選、一期を務めたとのこと。
                      ウィキペディア情報によれば、テレビに疑問を抱いて最後の方はアニメ「じゃりん子チエ」の声優以外タレント活動はしなくなり、現在は「おんないのち」の活動の一環として2005年1月に開始したトーク番組「痛快!おんな組」(朝日ニュースター)のレギュラーコメンテーターとしてのみ月一回テレビに姿を見せているとのことだが、女や命をひらがなで「おんな」「いのち」って書くのも「女たち(男たち)」同様、団塊フェミ特有のノリなのは間違いない。

                      ↑こういうのとか・・

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