ふとした疑問
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150128-00000092-mai-soci
イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられるグループによる人質事件で、拘束されているジャーナリスト、後藤健二さん(47)の解放を後押ししようと、東京・永田町の首相官邸前で28日夜、約100人が英語とアラビア語で「FREE KENJI」などと書かれた紙を掲げ、事件の早期解決を願った。
国際交流を支援するNGO「ピースボート」が中心となり、精神科医の香山リカさんや映画監督の森達也さんら6人がフェイスブックなどで呼びかけた。ピースボート共同代表の川崎哲さんは「後藤さん解放への願いが、政府や報道を通じて世界中に伝わってほしい」と訴えた。
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テレビ見てたらもう「イスラム国」の名称は使わなくなる流れのようだが、とりあえず今記事ではイスラム国と呼んどく。
今回の人質事件の流れをまとめてみると、2億ドル払わないとジャーナリスト後藤健二と民間軍事会社の湯川遥菜を72時間以内にコロス。とイスラム国がYouTubeで日本政府を恐喝する動画を投稿したのが1月20日。
ちなみにYouTubeといえば、このニュースの前にはつまようじ少年がやけに騒ぎになっていたが、ずいぶん昔のことのように感ずる。最初72時間って言ってたのに、いつの間にか10日も経っており、ずいぶん長引いたものだ。
そのかん湯川さんの股間事情や後藤さんの母親のニューエイジ具合なども多少気になりつつ、とりあえず現状としては72時間で湯川氏が殺されたとみられて以降、後藤氏が画像持ってるような静止画とともに本人の声とされる音声が日々何かに投稿されており、要求も2億ドルという無茶ブリからヨルダンで人々爆殺した死刑囚と交換などと内容がかなり変わってきている。
やはり2億ドルからしてみると、「死刑囚1人くらい、お安いかも?」と思ってしまう、そんな心理を利用しているのだろうか。ヨルダンにしてみりゃそりゃないぜって感じだろうが、前に拘束されていたらしいヨルダン人パイロットの解放も持ちかけ出して、死刑囚の解放がかなり現実的になってきてはいるらしい。
ただ、本当に死刑囚と後藤氏が交換されるかどうか、今時点でもまったく楽観視できないといったところ。後藤氏の音声については一応政府的には本人ということになっているようだが、専門家のあいだでも意見が分かれているようで、私も本人じゃないような気がする。
この事件の流れを見て、私は日本赤軍がハイジャックして人質とテロリスト&600万ドル交換したダッカ事件を思い出してしまった。もちろん人質がまったくの一般人って時点で事情が異なるので本来イラク3左翼人質事件を引き合いに出した方が妥当なのだろうが、昔は日本の左翼だってイスラム国ばりに人々を人質にとったり銃殺したりと中東を舞台にそこそこお騒がせしていたはずである。
有識者はイスラム国と普通のイスラム教徒を同一視してはいけない。とくり返すが、日本赤軍に関しては憲法9条とまったく別物だとも思えない。左翼は「国際なんとか」という名目で物騒な第三世界に出かけていく習性があるためか、今回のようにジャーナリストが「自己責任」と言われかねない状況には過敏に反応している。
しかしこういうときだけ政府を当てにし、日本人が助かりさえすればそれでテロリストに金や人材を提供しても良いのだろうか地球市民的に。
どういうつもりなのですか? 「反対、でも守って」 ピースボート、海自が護衛 ソマリア沖(yahoo知恵袋 2009年)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1326166118
- 2015.01.29 Thursday
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