出土品

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    そうじしたら宗教に勧誘されたときにもらった新聞が出てきた。

    「広宣流布」「日蓮大聖人」とか言ってるけど創価学会ではない。南無妙法蓮華経を唱えると世界が平和になると道端で説明を受けた。
    というわけで君たちも唱えてみておくれ。

    本当は怖い予防接種

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      ジャパンマシニスト社
      ¥ 1,296
      (2015-01-28)

      「化血研」に立ち入り検査、無届けで毒素運搬(TBS 12月21日)
      http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2663306.html

      血液製剤などを不正に製造していたことが問題になっている製薬メーカー「化血研」が、必要な届け出をせずに致死率の高い毒素を運んでいたとして、厚生労働省が21日、立ち入り検査を行いました。影響は身近なところに及んでいます。  
      午前9時前。雨が降りしきる中、早足で歩く厚生労働省の職員。向かった先は熊本市にある製薬メーカー「化血研」の本社です。21日の検査は、化血研が2007年と今年10月のあわせて4回にわたり、必要な届け出をせずに強い毒性を持つ「ボツリヌス毒素」を運んでいたとして、感染症法に基づき行われたものです。  
      「ボツリヌス毒素」は致死率が高く、生物兵器テロにも使われる恐れがあるため、運搬には、都道府県の公安委員会への届け出が義務づけられています。  
      化血研をめぐっては、40年あまり前から国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造していたとして、今月3日にも立ち入り検査が行われていました。製薬メーカーが1か月間に2度も立ち入り検査を受ける異例の事態。厚労省は「前例がなく、大変遺憾だ」とコメントしました。  
      私たちの生活にも影響が・・・。こちらは東京都内の小児科医院。インフルエンザの流行期を目前にして、ワクチンの接種を受ける乳幼児の姿が。厚労省は今年、国内メーカー4社に3000万本のインフルエンザワクチンの製造を依頼。このうちの850万本、3割近くが化血研製だということです。こちらの医院でも、およそ半数のインフルエンザワクチンは化血研のものを使っています。  
      「血液製剤で不正があった、承認されてないやり方で作ったということは許せないことだが、ワクチンは今のところ問題ないということなので、打っていただきたい」(田沼内科・小児科医院 田沼美昭院長)  
      化血研製のインフルエンザワクチンは、血液製剤の問題を受けて一時出荷停止になり、供給不足が懸念されていました。現在は出荷が再開されましたが、一連の問題を受けて不安の声が聞かれます。  
      「大丈夫かという不安はあるんですけど、打たなかったら打たないで、この子がインフルエンザにかかったら心配。打たざるを得ない」(予防接種受けに来た母親)  
      一方、化血研が製造するB型肝炎など3種類のワクチンは、依然、出荷がストップしていて、一部の医療機関では、接種の予約を受け付けることを中止しています。厚労省は血液製剤の問題を受けて、化血研に近く行政処分をする方針です。


      近ごろ熊本市のワクチンメーカー化血研(化学及血清療法研究所)の不祥事が、いろいろと明るみになっている。テレビでは申しわけ程度にしか報じられていないし、いやでも2ちゃんねるくらいのアングラサイトならばとスレッドを探してみても特に盛り上がってないので世間的にはあんまり関心高くないのかもしれないが、私はロハス・ほっこりの過激派がワクチンを危険視している現象に一時期興味あったのでちょっと食いついた。
      ワクチン危険論に対しては科学的見地から強く抵抗する意見も一定数存在するために、サイバー空間においては原発や化学物質のように「ニセ科学vs科学」みたいな枠組みで激しい論争になることも少なくない。で、のちに私の関心が従軍慰安婦やコギャルに移ったためにかってワクチンに興味あったことさえほとんど忘れかけていたのだが、このほど化血研がインフルエンザワクチンの3割ほどを製造していると聞きかじってオヤと思ったのである。
      というのも、ワクチン支持と否定派でもっとも意見が割れるのがインフルエンザワクチンなのだ。ワクチン危険論者の中にはいかなるワクチンも打ってはならないという派閥(←たぶんオカルトの域)もあるらしいが、この記事においては毛利子来(もうりたねき)や母里啓子(もりひろこ)、山田真、浜六郎などジャパンマシニスト社の出版物でよく名前を見る論者を対象にさせていただく。

      そんなわけで、化血研の不祥事が引き金となって再びワクチンへの興味がにわかに再燃した私はある一冊の本を手に取った。ワクチントーク全国編「新・予防接種へ行く前に」である。
      私はこの本を過去に読んだことあるんで普通ならケチって立ち読みですませるところなのだが、最新版が今年出たばかりであり、また近年人々の注目を集めている子宮頸がんワクチンの副反応についても知りたかったため「1200円もするのに字ーでかすぎんだろ」とは思いつつ買ってきた。本書はいわばジャパンマシニスト的ワクチン慎重論を網羅した、入門編ともいうべき内容である。
      ジャパンマシニストという出版社は確か、もともとワクチンと何の関係もない専門書みたいなの出してたんだけども80年代後半におけるチェルノブイリ原発事故を受けたサブカル界の反原発ブーム時に、原発に関する本を出して以来今みたいな左翼路線になったと記憶している。同社が出している子育て雑誌「ちいさい・おおきい・よわい・つよい(略称ちお)」「おそい・はやい・ひくい・たかい(略称おは)」もやはりワクチン本と執筆者は重複していて、ワクチン特集もたびたび組まれている。

      まづ普通の人はこういう本を読んだことなくみじんの疑問も感じずに予防接種を受けた人生なので、何がロハスな左翼をワクチン懐疑にかりたてるのかという点から説明しておきたい。問題となっているのはワクチンの副反応である。
      ここ最近、子宮頸がんワクチン接種によって体がおかしくなってしまい、まともな学校生活を送れなくなった少女の映像を多くの方がニュースでごらんになったことかと思う。あれが副反応かどうかは現時点でまだ疑われている段階なのだが、ワクチン接種によって免疫を得るどころか逆に重篤な症状の出る危険性というのはつねにつきまとっているのだ。
      一種の薬害ではあるのだが、それでも感染症予防の見地からある程度副反応が出てしまうのはしかたなく、もし何かあった場合は厚生労働省が補償する運びになろう。たとえばロハスな奥さんが副反応を恐れ子供の予防接種を拒否した場合、その子供が感染源となり大流行〜・・・ってなことにもなりかねないために、副反応のリスクは救済制度でカバーしてとりあえずは集団生活のマナーとして打っとけや。ということになるのである。
      しかしジャパンマシニスト軍団は「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」「おそい・はやい・ひくい・たかい」という雑誌タイトルからもうかがえるように、子供たちはひとりひとりが違う。体の小さい子もいれば強い子もいる。子どもの体や家庭環境など個別にワクチンが必要かどうかを判断するべきであり、見さかいなく打つのは製薬会社のもうけのためでしかないと世にうったえているのである。
      そして、はしか(麻疹)や破傷風などごく一部のワクチンをのぞいて不必要という結論に達しているらしく、その根拠に子供のころになるだけ感染症にかかったほうがよいという考え方がある。ワクチンのような有害な人工物で得られる免疫はモグリで何年かすると効果が消えるけど、本物の感染症で身につけた免疫はプライスレスだというわけである。ウイルスや菌は天然の恵みであり、共生していくべきだということなのだが、最近スピリチュアル奥さんのあいだで「感染パーティー」というのが静かなブームになっていて、水ぼうそうなど何らかの感染症に罹患した子供のウイルスをわざわざ自分の子供に移させることもあると聞く。
      でも私的に言うとウソではないんだろうと思うのだ、天然の免疫ガチ説もインフルエンザワクチン効かない説も。ただ、どうするんだろう、それ感染して死んだり後遺症、残ったりとかした場合。
      感染症のリスクはゼロにはできないのだから、元気で生きられるはずだった人がワクチンで死んだというよりは病気で死んだほうが自然の摂理には適っている。しかしワクチンの副反応だったんなら厚労省とか製薬メーカーとかに怒りのぶつけ先があるけど、自分のお子さんが感染症で命の危険にさらされてなお「人類はウイルスと共生していかなくてはならないのだから、こればっかりはしょうがないよネ」で、あきらめつくか?ワクチンうっときゃこんなことにはならなかったのに。とは、思わないのだろうか?
      また本書ではたいてい感染症の被害が少なくなった原因として衛生面の向上が上げられていて、ワクチンの効果ではないことをほのめかしているのだが、でも感染症がなくなったらガチの免疫やブースター効果が得られないんじゃないんだったっけ。と、けっきょく感染症は流行したほうがいいのか良くないのかよく分からなかった。子供はいかなる感染症に罹患しても、ガチの免疫を身につけて回復できる、それならばいいのだが・・・?
      ただワクチンにはリスクがつきものであるからして、打つ人もその負の情報を知っておいて損はなかろう。ましてリスクを周知する行為を「騒いでいる」「危険を煽っている」などと言う向きには反対である。
      というわけで「予防接種へ行く前に」の内容を下に要約しておくが、病気によって執筆者がバラバラなのでこれらの見解はひとつの目安として参考にしていただきたい。

      4種混合(ジフテリア・百日ぜき・破傷風・ポリオ)
      2012年11月にスタートしたばかりで効果や副作用は不明。
      ジフテリア
      ジフテリア菌による病気。1980年代からは0〜1人で珍しい病気となった。感染しても症状が出ない人が多い。現在は抗生物質でも治療法もあるので昔とちがっておそれる必要はない。
      百日ぜき
      長期間にわたってせきが続く。長らく子供の病気だったにもかかわらず近年成人の患者が多いのは、ワクチンの効果が長く続かないからか?ときおり流行があり1歳未満の赤ちゃんは症状が重くなる可能性が高いが、初期には抗生物質で治療できる。1歳以上の子供の一律接種に疑問。
      破傷風
      破傷風菌という嫌気性(空気に触れると死ぬ)菌で人から人にうつることはない。患者の9割は40歳以上で男性が過半数で死亡は2002年以降1けた。幼子が菌に触れる可能性は低いが、発症した時の重症度が高いため基礎免疫をつけておくのはひとつの考え方。感染の危険のある土木工事の仕事につくとき接種するという判断もできる。
      ポリオ
      小児まひ。ハエやゴキブリがウイルスを媒介する。1950年代には多いときで年間5000人の流行があったが、1980年を最後に自然感染はなく、むしろ生ワクチンが感染源となった。ウイルス常在国は3国のみとなっており、長期滞在があればそのとき予防接種するという判断もできる。

      BCG(結核)
      結核菌による感染。1950年ごろは1年に10万人もの人が死亡していた。現在の患者数は年間2万人、死亡者は2000〜3000人でその大半が70歳以上。結核が流行していた時代に自然感染し、高齢になって抵抗力が落ちたときに菌が暴れ出して発症しているために高齢者がいる限り死亡者は出続ける。子供の結核は父母や祖父母からの家族内感染なのでまわりの大人が予防するべき。BCGは「血行性結核」(結核菌が血の流れに乗って全身や脳に広がる)には効果あるけど肺結核には効果が認められていない。月齢の低い乳児に重篤な副作用が出ることもある。

      MR(麻しん・風しん)
      2種混合になったのは2006年から。もともと別のワクチンで麻しんは幼児期の、風しんは中2女子を対象とした定期接種だった。今では単独接種をする医療機関を見つけるのは困難。
      麻しん
      年間患者数は200〜300人。かってはほとんどの子供がかかっていたが今はまれな病気で、亡くなる人は戦後大人も子供も劇的に少なくなった。今の子育て世代はワクチンで免疫を得ているがその効果が長く続かず、本物の病気に触れる機会もなかったために、母親から赤ちゃんに十分な免疫を手渡すことができなくなっている。2007年に首都圏で麻しんが大流行したとマスコミが大きく報じたが、この年の患者数はことさら多いわけではなく(←管理人注・何人かは書いてない)、感染者が脳症を起こしたとか死亡したという話は聞かれなかった。
      風しん
      乳幼児がかかると風邪と同じように軽いが、年長児がかかると熱が高かったり発疹が多く出る。しかし「3日ばしか」と言われるように3日もすれば治る。子供に予防接種をして不完全なワクチンで流行を小さくしていると、免疫をもたないひとが増えかえって大人になって苦しむことになる。妊婦が感染すると胎児にも感染して障害が出るため、かっては女子中学生を対象に定期接種が行われた。先天性風しん症候群は流行の大きい年で10人程度だが、近年44人もの風しん症候群の赤ちゃんが生まれたため検証が必要。自然感染したおぼえのない女性は妊娠に備えて接種を考えてもよい。

      日本脳炎
      蚊が媒介するウイルス感染症で、人から人には感染しない。第二次大戦後の混乱期には数千人規模の発症を繰り返していたが、1960年代後半から激減。10歳になると非接種群でも8割が自然感染により抗体を保有しているいっぽう、ADEM(急性散在性脳脊髄炎)をふくむ重篤な副反応が毎年数人に起きており、「受けないほうがずっと安全」である。

      ヒブ
      常在菌なのでほとんどの子供はいつの間にか感染して発症しても軽くすみ、5歳以上の子供のほとんどに抗体ができる。ヒブと肺炎球菌ワクチンの同時接種での死亡者が出ており、その原因はわからない。

      肺炎球菌
      肺炎球菌は気道の常在菌で、保菌していても必ず症状が出るわけではない。常在菌ゆえに撲滅は期待できず、ウイルスで抑えると新たな菌が入りこんでくることもある。原因菌との区別ができないために副反応の原因の判定も難しい。常在菌は排除すべきでないのではないか。

      子宮頸がん
      性交渉のある女性の8割は生涯のうちで一度はハイリスクのヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した可能性があるが、ほとんどの場合免疫機能でウイルスは排除される。子宮頸がんは他のがんに比べ進み具合が分かりやすく検診で見つけやすい。ワクチンを接種すれば20年くらい効果が持続するが、結局接種をしても検診が必要であり検診だけでも予防できるのではないか。検診率の低さこそ問題であり、婦人科に抵抗がないよう性に関してもフランクに話し合える親子関係が必要。

      水ぼうそう
      2014年10月より定期接種に入った。もともとワクチンは重い病気を抱えている子供のために開発されており、それ以外の子供にとっては症状も軽いポピュラーな病気。重症化は10万人あたり約1例で、小児の重症化は年間10人程度。接種を受けても20%はのちに感染することから、自然感染の方が強力な免疫ができる。安全性の高いワクチンと言われているが、2013年4月〜12月のあいだに重篤として報告された副反応は15名。

      ロタ
      3歳くらいまでにかかるお腹の風邪のひとつ。世界では劣悪な環境の中このワクチンを必要とする地域も多いが、今の日本で感染性胃腸炎で亡くなることはまれであり、ここ30年で症状自体も軽くすむことが多くなった。ロタウイルスワクチンの効果があるとしても、ロタウイルス胃腸炎自体が水分と食事に気を配ることで自然に治ってしまう。この程度の病気にワクチンが必要か?

      インフルエンザ
      かぜの一種。小児の脳炎と高齢者の肺炎が重症化しやすい。だが小児についても高齢者についてもワクチンの有効性は評価にたえない。インフルエンザの1年はヒトの百万年といわれるほどウイルスの抗原変異が早く、その年に流行する型に合わせたワクチンを作ることは容易ではない。10代までと高齢者に重篤な副反応の報告。ワクチン接種で死亡した数のほうが病気による死亡より多かったこともある。

      おたふくかぜ
      患者の9割が9歳までの子供で乳幼児の症状は軽い。思春期以降の男子がおたふくかぜを発症すると睾丸が腫れ、無精子症になるという説もあるが、因果関係はないという報告もある。おたふくかぜワクチンが含まれていたMMRは日本の予防接種史上最悪のワクチンで1989〜1993年に接種された180万人のうち1754人、1000人に1人に髄膜炎が発生。その他死亡や難聴などの被害が出た。無菌性髄膜炎の原因となったのがおたふくかぜワクチン。自然にかかって髄膜炎や難聴になることはまったくないとはいえないが、接種の副作用のようにショックが起こることはない。自然感染の機会を減らすことはない。

      B型肝炎
      完全経路は母子間の垂直感染か、性行為を通じての水平感染。大人になってから完治すれば抗体ができて二度と感染しなくなるが問題は母子感染で、幼い頃に感染すると多くがキャリア(持続感染者)になり大人になって肝硬変や肝がんに移行することがある。発症しなくてもウイルスを持ち続けるので、次世代もしくは性行為によって感染させることがある。1985年からB型肝炎ウイルス(HBV)の抗原が陽性の母親から生まれた赤ちゃんにワクチン接種を実施しているが、B型肝炎ウイルスをもたない母親から生まれた赤ちゃんにはまったく不要。ところが近年ではすべての乳幼児に接種すべきという声が高まっている。すべての乳幼児への接種をすすめている国は、幼い頃の割礼や刺青による感染など別の理由があるため日本とは状況がまったく違う。

      初期型ひなの

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        ルーズソックス時代に人気爆発したファッションモデル・吉川ひなの(1979年生まれ)。テレビタレント業に進出する前のくしゅくしゅソックス時代には、雑誌「オリーブ」で活動していたらしい。

        私が吉川氏を初めて知ったのは、フジテレビのバラエティ番組「学校では教えてくれないこと!」だった。この番組かなり短命だったよなとウィキペディアで確認すると、1994年11月から1995年9月までとなっていて1年も続いていない。
        最初は「ウゴウゴルーガ」のノリに似ていて、回を重ねるにつれつまらなくなったような気がする。いちおう土曜の8時ってことで80年代「ひょうきん族」やってた時間帯なのだが、フジ的にも迷走期だったんだろうか。

        短命ではあったものの吉川氏のほかにも神田うのも人気爆発したし、ビビアンスーを初めて見たのも確かこの番組である。神田うのもやはり「プチセブン」でモデルとして活躍していたらしいが、私はちょっとマニアックな学研の「レモン」を読んでいたので全然知らなかった。
        「学校では教えてくれないこと!」出演時は神田うのが能天気なお馬鹿キャラ、吉川ひなのが変な声の不思議ちゃんっていうポジションで、いづれもその抜群のプロポーションも手伝ってそれまで見たことのない最先端の女の子として強く印象に残ったものだ。人気爆発した吉川氏はほどなくしてルーズソックス時代の波に乗って茶髪細眉の量産型になったため、この本に載っているような黒髪パッツンでオリーブ少女な雰囲気だった時期はかなり短かったはずである。

        この本写真より字(インタビューとか)が多いんだけど、吉川氏のしゃべっている内容があまりに突拍子もなく、しかも家庭環境けっこう複雑そうでローラとダブる。ただ、吉川氏はローラみたいにバラエティ番組で笑い取っていくようなタイプではなかった。

        私が何より気になったのがこの直筆ページである。画像の文章がいつ書かれたのか不明だが、吉川氏の字とイラストはくしゅくしゅソックス時代のタッチに分類されるだろう。
        丸文字の面影のない反り返った字で、英語の「O」やひらがなの「る」など部分的にグルグル巻きになっているのが特徴。ただ異様にフニャっとしたとこがあって、当時としてもこれは崩しすぎだったと思われる。

        いつのものか分からないが、成人後の吉川氏と直筆の画像があったので見比べてみた。そこまで文字は変わっていないが、丸みを帯びちょっと今風になっている。

        また直筆の次に気になったのが吉川氏の持っている男の子の顔のバッグだ。このキャラ、くしゅくしゅソックス時代の一瞬だけ人気爆発したはずなのだが、名前がまったく思い出せない。

        昭和っぽい感じの絵で、カバンは生首状態だが下半身もちゃんとあってギターを持っていたはずである。詳細キボンヌ。

        右翼史観への疑問

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          評価:
          小籔千豊,う?み,TOMI YO
          ネギヤキ
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          (2008-02-20)

          先日、最高裁判所で夫婦同姓に合憲の判決が出て夫婦別姓派が落胆したとニュースは、多くの方がすでにご存じのことかと思う。私にとってこの夫婦別姓は一票の格差と同種の、今ひとつピンとこない系裁判なのだが・・・



          最高裁 夫婦別姓認めず…分かれる賛否、議論必要(読売新聞 12月17日)
          http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20151217-OYT8T50015.html

          民法の夫婦同姓の規定を「合憲」とした最高裁の16日の判決に、選択的夫婦別姓制度の実現を訴えてきた人たちは落胆の表情を浮かべた。  
          一方、同姓を支持する人からは安堵の声も聞かれた。ただ、同姓が国際社会で「差別的な規定」と指摘されるなど問題点は残っており、今後も継続した議論が必要といえる。  
          ・・・
          同委員会委員長で弁護士の林陽子さんは「委員会が出した勧告を各国には尊重してほしいと考えているが、今回の判決の多数意見はそれを無視した形で残念」と話す。日本の立法、行政、司法いずれも男女平等への取り組みに熱心でないと、国際社会から受け取られかねないと懸念する。  
          「ただ、女性判事の3人全員が違憲と判断した点には希望を感じた。当事者が疑問の声を上げ続けることで世論が高まり、議論が深まっていく。今後も議論を続けていくことが大事ではないか」と語った。


          ただ確信をもっていえるのは、一票の格差にしても夫婦別姓にしても左翼の運動なんだろうということだ。左翼とひとことでいってもジャンルが多岐にわたっていて私はそのうちのごく一部しかノリを把握しきれていないのだが、中でも夫婦別姓はフェミニズム系の運動であることが報道記事などからうかがえる。
          そのために夫婦別姓の運動に反発を抱く保守系の著名人も少なくないようで、下に引用した「リテラ」っていう左翼のサイトによれば吉本興業のお笑い小藪千豊もそのうちの1人だったようだ。私は小藪氏のお笑いはあまりよく知らないのだが、この人がサピオとかそういう系の、櫻井よしこが出てそうな感じの雑誌に出ていたのを見たことあるし、リテラによる「例によって小藪千豊」「以前から本サイトでは小藪の保守思想から発せられる放言」などの言い回しから、小藪氏がケントギルバートと同様にネトウヨ芸人として左翼から敵視されているのは間違いない。

          小藪千豊が夫婦別姓をドヤ顔で猛批判! 「夫婦同姓は何億年続く日本の伝統」「別姓を主張する女は不幸になる」(リテラ 12月3日)
          http://lite-ra.com/2015/12/post-1743.html

          今月16日に最高裁大法廷で憲法判断が示される「選択的夫婦別姓」の問題。反対派の「別姓にすると家族の一体感が失われる」という意見に対し、先日、イノッチこと井ノ原快彦が「まあ、(氏名が)同じでも、一体感がないときもあるからねえ」「他人同士でも一体感は生まれるから」と述べたことを本サイトで紹介したところ、賛同の声が多数寄せられた。しかし、今度はイノッチとは逆に、選択的夫婦別姓に猛反発する芸能人が現れた。その人物とは、例によって小籔千豊である。  
          小籔が別姓に猛反発発言を行ったのは、12月1日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ)でのこと。この日の特集テーマは「夫婦別姓」だったのだが、小籔は話を振られるや否や「まあ、ぼくはどっちでもエエよと。(声を強めて)そんなにイヤなんやったら!」と宣言。しかし、つづけて出てきた言葉は「どっちでもエエよ」どころか“別姓なんか許してたまるか!”というべきものだった。
          この何億年と日本がずっとしてきたことで、その人自身がイヤやということで、いままでの人たちを否定するがごとく変えたい、そこまでの熱あるんやったら、じゃあ変えたら? 好きにしぃって思うんですけど。じゃあ理由聞いたときに、『あー、なるほど、その理由ですか』っていうのに、僕いままで一度もあったことないですね。失礼ですけど、だいたい、しょーもない理由で。アホな芸人の言うには、ですけど」  
          ・・・
          以前から本サイトでは小籔の保守思想から発せられる放言を紹介してきたが、いやはや、今回の発言はほとんど暴言だ。というより、あまりにバカバカしすぎてため息が出る。  
          まず、小籔は夫婦同姓を「何億年と日本がずっとしてきたこと」「脈々とつづいた制度」と言うが、これが根本的に間違っている。  
          元々、日本において国民全員が「氏」を名乗らなくてはならなくなったのは明治以降のこと。明治民法によって夫婦同姓が定められたのは明治31(1898)年で、“何億年”どころか、たった117年の歴史しかない(だいたい皇紀で数えても日本に何億年の歴史などないのだが)。  
          だが実際、小籔のように「夫婦同姓は伝統」と言って別姓に反対する残念な人は多い。仮に小籔がたった117年の伝統を重んじるというのなら、その「伝統」が生まれた理由を知る必要があるだろう。  
          ・・・


          記事では小藪氏はフジテレビ系「ノンストップ!」にて、夫婦同姓を日本が何億年としてきた伝統、と言及したことに対して、記者が夫婦同姓は1898年の明治民法からだろ!と突っ込んでいる。これを読んでそういえば億単位前の日本ってどんな感じだったんだろうとふと気になってウィキペディアで「地球史年表」を読んだところ、1億年前は恐竜全盛時代って書いており夫婦同姓どころか人類いないレベル、地殻変動の変遷を見ると当時は完全に大陸と一体化し日本列島としての形さえなしていなかった。
          また小藪氏のほかに、華原朋美の彼氏として一時期ワイドショーを賑わしていた明治天皇の玄孫こと竹田恒泰もTwitterで、夫婦別姓で伝統的家族制度が崩壊すると発言し、やはり夫婦同姓は1898年の明治民法からだろ!って突っ込まれている。右翼が夫婦別姓に対して「家族制度の伝統うんぬん」と危機感を表すと、夫婦別姓派がすかさず1898年の明治民法からだろ!で論破するのがお約束となっている。

          創られちゃう伝統――「夫婦別姓」最高裁判決を受けて生じる無邪気な言説(Yahoo!ニュース 12月18日)
          http://bylines.news.yahoo.co.jp/soichiromatsutani/20151218-00052572/

          12月16日、夫婦別姓を認めない民法の規定について、最高裁が合憲の判断を下し、原告の訴えが却下されました。女性差別の撤廃を求める国連の勧告などもあり、かねてから注目されていたこの裁判ですが、15人の裁判官のうち女性3人全員と男性2人の5人が「違憲」としたように、その判断は大きく一致しませんでした。
          ・・・
          さて、こうした判決にはさまざまな方が意見表明をしておりますが、昨日から注目されているのは、明治天皇の玄孫(やしゃご)として知られる竹田恒泰さんです。ツイッターで以下のような発言をして、波紋を呼んでいます。
          ・・・
          いくつか主張をなされていますが、ここで注視するのは4番目「日本の伝統的家族制度が崩壊することにつながる」です。この竹田さんの主張は、本当に正しいのでしょうか? 夫婦同姓は伝統? さっさと結論を言えば、この竹田さんの認識は歴史学的にはかなり怪しいものです。
          ・・・
          近代化は、明治元年から完全に始まったわけではなく、段階的に時間をかけて進んでいきました。近代の国民国家としての制度が概ねまとまったのは、19世紀後半(明治20〜30年代)です。現在にまで繋がる夫婦同姓が施行されるのは、明治民法の始まりでもある1898年(明治31年)のこと。
          ・・・
          よく知られているように、夫婦同姓とは家長相続を基礎とした近代家父長制を支えるものとして欧米に倣って整備されたもので、決して日本の伝統ではありませんでした。そもそも明治以前は、家父長制は武士階級(家族も含めると人口の10%)においてのみ見られたものに過ぎず、豪農や豪商などでは母系相続(姉家督)や末子相続などが広く見られていました。つまり、江戸時代の家族制度は多様だったのです(このあたりは、過去にも「同性パートナーシップ条例から考える『結婚』の未来」という記事で触れたので、そちらもご参照ください)。 ことほどさように、竹田恒泰さんの「夫婦同姓は伝統である」という認識は、歴史的には誤りです。
          ・・・
          エリック・ボブズボウム、テレンス・レンジャー編『創られた伝統』。 エリック・ボブズボウム、テレンス・レンジャー編『創られた伝統』。 そこでひとつ補助線を引いておくことにします。取り上げるのは、エリック・ボブズボウムとテレンス・レンジャーが編んだ『創られた伝統』(1983=1992年/紀伊國屋書店)という本です。その内容はタイトルそのまま。実は伝統ではないのに、近代になって伝統と見なされるようになった文化や社会制度について、研究・分析した専門書です。
          ・・・
          日本にもこうした「創られた伝統」は多く存在します。いまでも一般に広く知られているところでは、10年ほど前には藤原正彦『国家の品格』でもブームとなった「武士道」が挙げられるでしょう。この言葉が日本で広く伝わったのは、20世紀以降のこと。きっかけは、1900年(明治33年)に新渡戸稲造が英語で発表した” Bushido: The Soul of Japan”でした。日本では、1908年に『武士道』のタイトルで出版されベストセラーとなります。後に新渡戸の肖像は2007年まで5000円紙幣にも使われるようになりますが、それもこれもこの『武士道』があったからこそです。
          しかし、日本文化研究者のバジル・ホール・チェンバレンが早い段階で指摘したように、「武士道」という言葉は1900年以前のいかなる辞書にも載っていませんでした。それでも新渡戸が、(キリスト教の影響をふんだんに盛り込んで)「武士道」をでっち上げたのは、日本を見下す西洋諸国に対しての強い反発があったからです。英語で書かれたのも、アメリカやイギリスの読者を想定していたためです。チェンバレンはそんな「武士道」を「新宗教のイノベーション」とまで断じますが、実際に日露戦争後に日本で出版され大ヒットしたように、このコンセプトは日本人にも大受けしたのです。なんだか昨今の「クールジャパン」という言葉を連想してしまいますね。
          話を最初に戻しますが、竹田恒泰さんの意見はかなり恣意的なものですが、そこに強い作為性を感じるものでもありません。ツイッターの文脈を見るかぎり、どうやら本当に知らないのでしょう。そこにあるのは、自分が望む社会制度を「伝統」だと信じたい願望です。伝統は「捏造される」というよりも、竹田さんのように無邪気な姿勢から「創られちゃう」わけです。
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          なぜこの問題において別姓に反発するのがきまって保守系の人々で、もれなく日本の素敵な伝統をおどかす左翼を危険視しているのか。私は夫婦別姓が合憲でも違憲でも正直どうでもよいのだが、その一点においてのみ気になっている。
          昨年「江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統」(原田実著)という本が出て、10年くらい前に公共広告機構のCMで有名になった江戸のマナー「江戸しぐさ」が嘘っぱちだったと一部で話題になっていたのだが、この本の中で江戸しぐさが育鵬社という保守系の道徳教科書に掲載されたことがクローズアップされたために、今回の夫婦別姓と同じように右翼がでっち上げた伝統だと広く認識されている。しかし個人的に江戸しぐさは左翼の所業としか思えず、右翼が日本の伝統を尊重しているとか左翼がそれを破壊しようとしているというイメージに対して強い違和感をおぼえざるおえなかった。
          左翼が伝統を破壊しようとしているのはある程度事実なのだろうけど、右翼にとっての規範は「伝統」でも「江戸」でもなく、明治(討幕・江戸っ子大虐殺サイド)でなければつじつまが合わない。君が代とか靖国神社だって明治以来なのだから、愛国趣味な概念はたいてい伝統ってほど古くなく、江戸時代よりさかのぼれることはほぼないだろう。
          それでいてなぜ右翼自身までもが明治からの体制や言説を、それ以上古くからある伝統と誤認している例が多いのか。私もあまり日本史には明るくないのだが、天皇における「万世一系」という神話的な概念が「日本の伝統すげぇ」と混同されているのではないかと考えている。
          でもその万世一系な天皇も武士の時代にはあんまり存在感がなく、王政復古したために急に政治の表舞台に出てきたという印象だ。だから右翼を右翼たらしめている、日本は神の国でありその現人神たる天皇をお守りするのは臣民として当然の役目って感じの愛国心は、伝統に培われたというより明治時代の体制がそう整ったと考えたほうが自然なように思う。
          したがって右翼もいっそ日本の素晴らしさすなわち伝統という思い込みを捨て、明治が近代日本のロールモデルであってそれより前は野蛮人で江戸っ子逝ってよしくらいに考えなければ、左翼の伝統主義、今回で言えば「江戸時代の家族制度は多様だったのです」(夫婦別姓の方が伝統的で偉い)を論破できないんじゃないかと思うのだがいかがだろうか。

          防寒は足元から

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            先日しまむらで祭りをやっており、左のストッキングとヒートテックもどきが3割引きだった。瞬間美脚というストッキングは福助が作ってるしまむらオリジナルブランドらしく、防臭と着圧と電線しにくいと温かさといろいろ機能が満載だし、生地もしっかりしていて気に入った。

            今までババシャツはGUで首がものすごく開いたタイプのを買ってたのだけど、しまむらの「厚〜ATSU〜」も首が開いてる奴があったのでそれを買った。裏起毛が冷たい外気を完全にシャットアウトし、その温かさはGUの比ではない。
            しかしむちゃくちゃキツくて着ていると苦しかった。私が買ったのはMサイズだけど、LLを買うべきだったと思うほどだ。

            Mサイズの「厚」(オフショルダータイプ)はとにかくピチピチで、表面に妙な光沢もあり着用時のキャッツアイ感は他の追随を許さない。でも細い人はこっちのほうが上の服にひびかなくていいのかも。
            また百均でもタイツや靴下を買ってみた。前に買ったことあるダイソーのタイツは生地が100円なりだったのだが、新しいブランドが出てたのでちょっと期待。

            ところで前回の靴下記事でしまむらで冷えとり靴下買ったと書いたのだが、あれは全然良くなかった。洗うと中の綿の部分がモソモソして履き心地が最悪だし分厚いだけで温かくない。
            一足だけで冷えとりしようと横着するからこんなことになったのか?やはりそれなりのオカルト系の店で重ねばきセットを買わなければ冷えとり靴下にあらずなのか?
            しかし私は再び毒出し機能を備えたと思われる靴下を買った。別に冷えとりとはひとことも書いていないのだが、表が綿で内側がシルクってことはそういうことなんだろう。

            冷えとり靴下の多くに化学繊維が混じってるのに対し、これは綿とシルク100%でしかも国産、手触りもフワッフワである。そのかわり一足1000円とかなり値は張ったが・・・

            はいた瞬間に、ほっこりとした優しさに包まれた。シルク100%がふんわりと足を包み、圧迫感ゼロ。
            洗濯するとやはり内側がモソモソする感じはあるが、ちょっとほぐすと直る。さすが国産。
            2層構造はやっぱり乾きにくいのと、部屋履き専用なだけあってややデリケートな素材とは思う。ちなみにこれは年寄り向けの渋い服屋(レジが手打ちなので値札にバーコードがついてない)の介護用靴下コーナーで買った。
            ガテン系のユニフォームの店で絹の5本指ソックス売ってたのも見たことあるので、意外にこういうオシャレと無縁な服屋は冷えとり靴下の穴場かもしれぬ。

            ケントとネトウヨ人脈

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              慰安婦否定、憲法攻撃…ネトウヨ化で再ブレイクしたケント・ギルバートに9条擁護とマルチ商法関与の過去(リテラ 12月8日)
              http://lite-ra.com/2015/12/post-1761.html

              今年も残すところ1カ月をきったが、2015年の保守論壇・ネット右翼界隈を振り返ってみると、とりわけ大活躍(?)したのが、アメリカ人タレントのケント・ギルバート氏だ。  
              昨年秋から急に「夕刊フジ」などに登場し始め、今年に入ると「正論」「Voice」「WiLL」といった保守論壇誌へ毎月のように寄稿し、右派が喜びそうな安倍首相擁護や日本国憲法否定、歴史修正主義的な主張をエスカレート。
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              そして、ケント氏は今年、“ネトウヨ文化人の登竜門”こと、あのアパグループ主催の懸賞論文の第8回最優秀賞まで受賞している。アパ懸賞論文といえば、記念すべき第1回(08年)、当時航空幕僚長だった田母神俊雄サンの陰謀論丸出しトンデモ論文が受賞。その後も“ネトウヨのアイドル”こと竹田恒泰氏(第2回)や“尖閣ビデオ流出男”こと一色正春氏(第5回)が受賞している、保守派の歴史学者たちからも呆れられるほど香ばしいアレだ。  
              まさに、名実ともに、ネトウヨ文化人の仲間入りという感じだが、しかし、そもそもケント・ギルバート氏といえば、1980年代に人気クイズ番組『世界まるごとHOWマッチ』へ出演、お茶の間の人気者となったいわゆる“外タレ”だ。カリフォルニア州弁護士の肩書もあり、インテリ風のキャラクターを売りとしていたが、当時は、いまのように改憲タカ派的な言動はほぼなかったように思う。むしろ、『関口宏のサンデーモーニング』のレギュラーを務めていたときは、“外国人”という立ち位置を十分に活用したうえでバランスよくコメントするイメージだった。  
              実際、当時の著書『ボクが見た日本国憲法』(PHP研究所、1988年)を読む限り、現在のギルバート氏とは180度異なる印象を受ける。たとえば、外国人に対する指紋押捺に関してはこう語っている。
              〈いま日本に韓国人が大勢いるのは、日本と韓国の過去の不幸なつながりの結果ですね。僕らは自由意志で来ているけど、何代も何代も日本にいる韓国人は、最初から来たくて来たんじゃないだろうし、帰ろうと思っても、そう簡単に帰れません。(中略)  自分たちにはちゃんと祖国があるのに、祖国でないこの国になぜいるのか、そのことを日本国政府は無視している〉  
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              そもそも、米ユタ州で育ったケント・ギルバートが日本の地を初めて踏んだのは、1971年、当時19歳、モルモン教の宣教師としての来日だった。福岡市など九州を中心に約2年間居住、75年の再来日の際には沖縄に半年間住んだ経験もある。そして、アメリカの大学院を修了し、州弁護士資格を得たギルバートは、東京の国際法律事務所に就職するのだが、彼の運命を変えたのが、前述の『世界まるごとHOWマッチ』への出演だ。
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              だが、ケント氏の野望は芸能界の成功だけではすまなかった。このインタビューで「僕の基本的な考え方は、お金の使い方には二つしかない。消費してしまうか、投資するか」と語っているように、ギルバート氏は様々なビジネスに手を出し始めた。外国人を講師とする英語学習塾「ケント・ギルバート外語学院」の展開、タコスチェーン店「タコタイム・ジャパン」への4000万円の出資、そして前述の母国でのアパート経営などなど……。  
              しかし、それらがすべて成功したかというと、そうではなかった。
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              ケント・ギルバートはなぜ突然ネトウヨになったのか? 背後に右派人脈とビジネスのにおい(リテラ 12月10日)
              http://lite-ra.com/2015/12/post-1766.html  

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              1989年には外国人を講師とする英語学習塾「ケント・ギルバート外語学院」を華々しく開校するも、90年に所属していた外国人講師2人が大麻取締法違反で逮捕されるなどスキャンダルを引き起こし、95年には閉校に追い込まれた。  
              また、タコスチェーン店「タコタイム・ジャパン」に日産自動車と共同出資という形で事業展開したこともあったが、こちらも経営不振で91年4月に解散している。  
              さらに、テレビでほとんど姿を見なくなった99年頃、ケント氏はマルチ商法にまで関わっていた。  
              このマルチ商法は「レクソール・ショーケース」。サプリなどの健康食品や化粧品など主力商品とし、ディストリビューターと呼ばれる会員販売員を構成、あらたに勧誘することで、売上からボーナスをバックしていくというアメリカの連鎖販売取引企業だ。  
              ケント氏はこの会社の日本進出に際して広告塔を務めていたのである。たとえば、99年には『ケント・ギルバートの「レクソール始めませんか!」』『ケント・ギルバートが贈る「レクソール・ビジネストレーニング」』(ともにイーハトーブ出版)という“勧誘本”に出演して、同社の製品やマルチの仕組みを大絶賛している。また、書籍だけでなく、レクソールの販促ビデオにも関与しているが、これまた「なぜ私がレクソールを始めたのか」「ディストリビューター体験談集」など、タイトルからして怪しさが漂う代物だった。しかも、このレクソールの日本進出も最終的には失敗したようで、今ではまったく名前を聞かなくなってしまった。  
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              しかも、彼の言論活動にも、このビジネス人脈のにおいが付いて回っている。  
              実は先述の閉校した英語学習塾「ケント・ギルバート外語学院」には、ある保守論壇の大物が関わっていた。  
              その人物とは加瀬英明氏。福田赳夫内閣・中曽根康弘内閣の首相特別顧問、大平正芳・鈴木善幸内閣の外相特別顧問などを歴任した保守系外交評論家だが、1990年代に入って歴史修正主義的な主張を強め、「新しい歴史教科書をつくる会」の顧問に就任。同会の教科書を発行する自由社の代表取締役を務めている。また、日本会議代表委員や日本国防協会評議員など、右派組織の役員としても活動している、バリバリの右派論客だ。  
              ケント氏は、この加瀬氏を自分の名前を冠した「ケント・ギルバート外語学院」の理事にすえていたのだが、その関係は現在に至るまで、ずっと続いている。
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              そして、もうひとり、ケント氏と保守論壇をつなぐキーマンと思われる人物がいる。それはやはり「ケント・ギルバート外語学院」で理事長をつとめていた植田剛彦という人物だ。
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              植田氏は前述の加瀬氏と極めて親しく、ケント氏と加瀬氏をつないだのも、植田氏だったと思われる。前述したケント氏と加瀬氏の対談本『日米知ってるつもり大論争』では司会を務め、加瀬氏の「日本の文化を世界に発信する会」でも、ケント氏とともに理事に名を連ねている。
              もっとも、植田氏はもともと右派というわけではなく、90年代の著書では、従軍慰安婦についても「強制的に集められた」とするなど、バランスのとれた歴史認識を示していた。ところが、加瀬氏が「つくる会」教科書発行のためにたちあげた自由社に取締役として就任したあたりから、急速に右旋回。さまざまな歴史修正主義運動で加瀬氏と行動を共にするようになり、2015年には『目覚めよ!日本』(日新報道)という、「連合国戦勝史観の呪縛からの脱却」をスローガンに掲げた歴史修正本を出版している。  
              そして、ケント氏もこの長年のビジネスパートナー植田氏の右旋回の後を追うように、急激なネトウヨ化をとげるのである。  
              しかしだからといって、ケント氏がこういった右派人脈に操られていると考えるのは、早計だ。たとえば、1993年の加瀬氏との対談本『日米知ってるつもり大論争』でも、ケント氏は加瀬氏の主張に全面的にくみしていたわけではなく「武士道とかはいただけませんね。ああいう精神は、すぐ第二次世界大戦を連想しますから。なぜ特攻隊は、あのように飛行機で身を挺してまで切り込んでくるのか? なぜ、ああまで主君に一方的に忠誠を誓わなければならないのか?」などと、日本の戦前の体質を批判していた。  
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              今のケント氏に聞かせてやりたい言葉だが、とにかく、ケント氏は2013年の段階では、右派人脈と付き合いつつも、歴史修正主義とは距離をおいていたのだ。そんなケント氏がなぜ、露骨なネトウヨ的主張を口にし始めたのか。きっかけは、昨年の朝日新聞の従軍慰安婦をめぐる誤報問題だった。  
              誤報問題が盛り上がっている最中の2014年8月22日、ケント氏は、「朝日新聞へのアドバイス」というこんな投稿をエントリーする。
              〈ところで私も「従軍慰安婦問題はあったのだ!」と先日まで信じ込んでいましたから、朝日新聞に完全に騙された人間の一人です。だから朝日新聞は私にも謝罪して欲しいです。保守系の友人たちは「従軍慰安婦問題なんて無かったんですよ!」と何度か私に教えてくれました。しかし私は全く聞く耳を持たなかったので、彼らは密かに私を馬鹿にしていたかも知れませんし、彼らの信用を失ったかも知れません。そのことを考えると精神的苦痛を感じるから、朝日新聞に対しては損害賠償を請求したいくらいです。〉  
              すると、このブログが大きな反響を呼ぶ。それまでのエントリーではコメントが1〜3件、「いいね!」がせいぜい30くらいだったのが、現時点で「コメント88、「いいね!」が1386も集まる反響の大きさとなったのだ。  
              そして、ケント氏はこれを機に、それまでまったく政治的な問題を扱っていなかったブログで、右派やネトウヨが喜びそうな主張を3~4日に1回ほど書き始める。しかも、その回数も主張もどんどんエスカレートしていった。慰安婦否定、ネトウヨデモの支持、韓国攻撃、憲法9条否定、君が代称賛……。在米ジャーナリストのマイケル・ヨン氏が慰安婦否定の論文を書いていると知るや、ブログでその和訳を公開。これまたネトウヨから絶賛を浴びた。  
              さらに、新聞や雑誌からもオファーがかかるようになった。9月には「夕刊フジ」で同内容の朝日新聞批判を寄稿し、11月からは同紙で連載を開始。翌年には「正論」2月号で「韓国よ、あなたがたの父祖はそんなに臆病だったのですか」という韓国ヘイト的論文で右派論壇デビュー。その後、「Voice」(PHP研究所)、「WiLL」(ワック)といった右派論壇誌から引っ張りだこになっていく。  
              まさに、朝日の従軍慰安婦誤報問題を境に、ケント氏は一気に、ネトウヨ文化人の第一線に躍り出てきたのだ。  
              だが、それは、朝日問題をきっかけにケント氏がリベラルに失望し、思想を180度転向させたというような、ピュアな話ではないだろう。  
              前回の記事でも書いたが、吉田証言の信ぴょう性のなさは前々からいわれていたことであり、それを今更誤報だと朝日が認めたからといって、従軍慰安婦そのものが否定されるわけではない。しかも、戦争への認識から憲法観、韓国に対する姿勢までが180度ひっくり返るというのは、どう考えても整合性がない。少なくとも、ケント氏はそこまでバカではないはずだ。  
              むしろ、この間のケント氏の言動を見ていると、その転向の裏に感じるのは、マーケティング的なにおいだ。  
              ケント氏は「夕刊フジ」や「正論」などで、自分のブログがいかに大きな反響を呼んだかをとにかくうれしそうに強調していた。ようするに、たまたま朝日問題について書いたところ、これまでになかった反響を呼び、メディアからも声がかかるようになった。だから、「これはいける!」と、ネトウヨ受けするような問題に片っ端から食いつくようになり、主張をエスカレートさせていったのではないか。  
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              しかし、真にマーケティング狙いなのは、そのケント・ギルバート氏を起用している右派メディアや保守論壇のほうかもしれない。 “テキサス親父”トニー・ラマーノ氏のブレイクや日本スゴイ本の売れ行きをみてもわかるように、ネトウヨ読者の間では今、日本をほめてくれる“白人”、中韓の悪口をいってくれる“欧米人”が大人気だ。メディアはそのことをわかっているからこそ、中身を度外視して、“白人”であるケント氏に群がり、右派論客としてかつぎあげたのである。  
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              私もここ何ヶ月かでケントギルバートの人気爆発ぶりに注目していたので、つい長く引用してしまった。私が最初にケントギルバートのネトウヨ化を認識したのはたぶんチャンネル桜か何かで動画を見たのがきっかけだったのだが、その直後に知人から「朝生」で見かけたのも聞いた。
              朝生に出てた日にちを調べたら9月末であり、同時期に「そこまで言って委員会」にも出演しているので2015年9月をケントギルバート再ブレイクの瞬間として私の脳内日本史に刻んでおきたい。それにしても、ケントギルバートネトウヨ化の「ネト」って何なんだろうか。
              確かにネトでアメーバブログは書いてるけど、タレントなのだから主戦場はテレビもしくは「正論」「Voice」「WiLL」といった保守論壇誌なのだから、正しくは「テレウヨ」「紙ウヨ」ではないかと思う。しかしこの場合スメハラの「ハラ」みたいなもんで、あまり深く意味を考えてはいけないのかもしれない。
              引用記事が掲載された「リテラ」は私にはかっての「JANJAN」「オーマイニュース」を彷彿させる(実際ライターかぶってんじゃないか)、右傾化して軍靴の足音聞こえまくりな現代社会に警鐘を鳴らし続けている平和の使者のサイトであり、そこでケントギルバートはモルモン教の宣教師として来日後、世界丸ごとハウマッチに出演して80年代の外タレブームに乗り巨万の富を得たけど90年代に落ちぶれてマルチ商法に手を染めていた時期もあったと、だいたい言わんとするところを要約するとこんな感じのことが書かれてある。だから今降ってわいたようにネトウヨデビューしたのも、慰安婦誤報謝罪を受けてブログで朝日新聞批判をぶったところネトウヨに人気爆発し、これビジネスチャンスとばかりにネトウヨに受けそうなことを書き散らすようになったのではないかというわけだ。
              確かに私もケントギルバートのネトウヨ化を受け「こんな人だったっけ」と、ブログをさかのぼって読んだことがあるのだが、記事をまめに更新し出したのはここ1年程度であり、その前はというと「日本人がやりがちな変な英語」みたいな人畜無害なコラムをごくたまに更新する程度だったために、それ読んだときに抱いた印象は上の引用記事とそう違いはない。ネトウヨとしてはニワカであり、ここ2,3カ月の唐突な人気爆発にマーケティング臭を感じてしまったのが正直なところだ。
              しかもマルチやってたってことは本場のアメリカから持ってきて日本人を子分にし、それでEHエリックばりに将来安泰だという算段だったのだろう。そうはいかんぞ。
              ところで上記事でケントギルバートの英語塾の理事でそのネトウヨ化に影響を与えたのではないかと論じられてる加瀬英明はカッパブックス「醜い韓国人 われわれは「日帝支配」を叫びすぎる」(1993年)を著したパクテヒョクの中の人だという噂もある。この本はパクっていう韓国人が「日帝時代はそんなに悪くなかったしむしろ李氏朝鮮時代のほうが地獄だった」みたいなこと書いた本で、現在ネトウヨが言う日帝は朝鮮を近代化してあげたのだからむしろ感謝しろの史観によく似ているのだが、韓国人がやらないような間違いがあるために、これを書いたのが日本人、それも推薦文書いてる加瀬氏なのではないかと言われているのだ。

              あと上記事の最初らへんでギルバートが受賞したネトウヨ文化人の登竜門ことアパ懸賞論文とかいうのに触れられているが、あなた知ってました?アパグループがネトウヨだったって。私この記事読んでそうだそういえば・・・と、アパホテルに泊まったとき部屋にそういう本置いてたのよネと思い出して画像探したらあった。

              著者はいづれも藤誠志となっており、アパ社長の彼氏か何かと思って調べてたらやっぱりご主人なのだそうだ。ウィキペディアを参照すると藤誠志はペンネームで本名は元谷外志雄(帽子で有名な社長は元谷芙美子って名前らしい)、安倍晋三の後援会「安晋会」の副会長だとのことで、左翼のみなさんはアパホテルに宿泊しないほうがよろしいかと思う。

              プレイバック90s

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                評価:
                有田 芳生,週刊文春取材班
                教育史料出版会
                ¥ 1,836
                (1993-12)

                ルーズソックス時代(1995〜2000年代前半)や三つ折り時代(バブル期)に比べて、あまりに平和でつかみどころのないくしゅくしゅソックス時代だが、私にとっては中学生を過ごした時期だったために少なからぬ影響を受けている。そんな人々から忘れられたくしゅ時代を記憶の底からほじくり返してみることにした。

                ソフトジーンズ

                ひざの曲げ伸ばしがラクな柔らかいジーパンだが、色合いが白っぽく時期的にビンテージが流行り出していた頃だったせいかすぐに見かけなくなった。当時はジーパン人気が高く「エビスジーンズ」という国産ブランドも人気爆発していたように記憶している。

                浅草橋ヤング洋品店(浅ヤン)

                ルー大柴や江頭がブレイクしたテレ東の人気お笑い番組。他にも周富徳・周富輝兄弟、金萬福などを輩出した。
                テリー伊藤が手がけただけあって過激な企画が多く毎週腹筋が崩壊するほど大笑いしていたが、その後小室ブームの折に後半が「コムロギャルソン」というオーディション番組になりdos(カバちゃんが在籍した音楽グループ)を発掘、その後asayanという英語表記になってからは全編オーディション番組に変貌した。浅ヤンと川島なお美と宮沢りえは、くしゅくしゅ時代とは別物になってしまったという点において私の中ではルーズソックス時代の激動ぶりを象徴する存在でもある。

                タイ米

                1994年にコメ不足でタイ米が大量に流通し、そのまずさに人々が驚いた。いっぽうヤミ米を売った城南電機の宮路社長が金に物いわすキャラでブレイクし、「浅ヤン」「ガキの使い」などバラエティ番組にもたびたび出演していた。

                イワンのばかクイズ

                イワンのばかクイズとは、ピザピザピザピザと10回言わした後「じゃここは?」ピザにつられてついつい「ひざ」と答えてしまうが正解はひじでした・・・っていう、引っかけのクイズ。←説明下手
                「笑っていいとも」から生まれたうっちゃんなんちゃんとダウンタウンの「世紀末クイズ」も頭の体操になった。

                細川総理

                近年、脱原発や春画関係でふたたび名前を聞くようになった細川護熙。前任が宮沢総理だったこともあって急に若返り、就任当時は格好良くて総理大臣らしくないと人気爆発したくせに、今しがた在任期間をウィキペディアで見たところ1年もなかったらしい。

                すすめ!電波少年

                電波少年というと猿岩石が人気大爆発したが、個人的にはその前の「バウバウ」「アポなし」を売りにしていた初期バージョンが懐かしい。当時は「笑撃的電影箱」という名称で「ガキの使い」と1セットになっていた。
                電波少年の企画で生まれたアイドル「電波子」は、だんだん電波子○号といったぐわいに人数が増えてうやむやになった。

                顔面麻痺

                ビートたけしが原付の事故で顔面麻痺になった。このときは誰もがもう芸能活動は無理じゃないかと思ったものだが、いつの間にか治っていた。

                太郎と花子

                ちびまる子ちゃんの大ヒットでブレイクした声優TARAKOと和田アキ子の取り巻きの吉村明宏が司会していた。楽しみにしていた番組の1つではあるものの、どういうゲームをしていたかまでは記憶にない。
                ウィキペディアによると、TARAKOは途中で田中義剛に代わったらしいが田中義剛時代もやはり記憶にない。放送期間は1990年10月から1992年3月までと1年半しかなかったらしいので、一般的にはつまらない番組だったのだろう。

                ロビンちゃん

                ロリータファッションの代名詞的存在だったロビンちゃん(左画像)は、私の記憶の中で当時ポテトチップスのCMに出演していた濱田マリ(右画像)と混同されている。キャンディちゃんなる、原宿に出没したというキャンディキャンディが好きなおっさんもしばしばロリータ枠で取り上げられていた。

                藤重政孝

                くしゅ時代に一部で人気のあった歌手兼俳優のイケメンだが、個人的には似た路線の福山雅治のほうが格好良いと思っていて藤重氏のほうはあまりピンとこなかった。そのうち名前を聞かなくなった。

                大林雅美

                ワイドショーでよく見かけたが何者か長年知らなかった人物なので調べてみると、加山雄三の父・上原謙の妻でクラブ「まこん」のママ、加山雄三との確執をネタに人々の注目を集めたとのこと。女優の娘は夫婦でよくテレビに出演していたらしく、夫婦ともども覚せい剤で逮捕されたときは上原謙の娘ってこともありちょっと大きく報じられていた。

                ジェフくん

                松田聖子と不倫していた白人。聖子ちゃんと神田正輝はつねに離婚秒読みって言われていたけど、聖子世代じゃないのでどうでもよかった。

                パンナコッタ

                ナタデココの次に流行った珍名デザートだが、今調べたらイタリア発で見た目プリンっぽいのでナタデココよりはティラミスのポジションに近そうだ。2000年代初頭にリバイバルして定番スウィーツに君臨したティラミスに比べると一発屋の印象が強いものの、もしかしたらイタめし屋などで知らず知らずに口にしているのかもしれない。
                私の中ではババロアと並んで名前だけは聞いたことある未知のスイーツである。死ぬまでに食べれるだろうか。

                やせる石けん

                中国の脂を溶かす石けん。洗うだけで痩せちゃうっと人気爆発したが今見ると変な粒が入ってて相当怪しい。
                ウーロン茶みたいな中国の知恵=痩せるみたいな中国信仰がまだ残っていた頃なのだろう。ちなみに私はこのころ苦みが好きで缶のウーロン茶を飲んでいたらよく「ダイエットしてるの?」「何でそんな苦いの飲むの?」と聞かれたので、ウーロン茶を水がわりにガブガブ飲むのはあまり一般的ではなかったと思われる。
                それでも黒ウーロン茶みたいなのがラーメンのお友に飲まれているくらいだから、ウーロン茶が脂を溶かす伝説は健在なのかもしれぬ。ダイエット目的としては当時日立造船の杜仲茶を煮出して飲んでいたが、こっちはガチにまずかった。

                追跡

                日テレで放送されていた夜の帯番組。放送期間は1988〜1994年で、ルーズソックス時代に入ると司会の青島幸男は都市博中止を掲げて東京都知事に当選した。
                オープニングテーマを聴くと懐かしさで悶絶する。これを見ていると親が安部譲二のことを「この人実はヤクザなんだよ」とよく言っていたので、なんでヤクザがこんな牧歌的な番組出てんだよと思っていた。

                千堂あきほ

                今どきのねーちゃん、というべき素人ギャルっぽい雰囲気を醸し出していた千堂氏。くしゅ時代にはバラエティ番組でしょっちゅう見かけたが、何が本業(女優とかモデルとかグラビアとか)で誰がその人気を支えているのかはよく分からなかった。

                白いヘアバンド

                厳密にいうとくしゅ時代というよりはルーズソックス時代黎明期って感じなのだが、ほんの一瞬だけ何かの間違いで流行った。お笑いのふかわりょうがこのファッションでネタをやっているのを見たことがあるが、きっとお笑い活動を本格化さしたタイミングが白ヘアバンドが流行ってたその瞬間だったのではなかろうか。

                ジェンヌ

                1989年のちゃんりんしゃん(ちゃんとリンスしてくれるシャンプー)ことライオン「ソフトインワン」がブームとなり、シャンプーだけである程度サラっとしてくれるリンスインシャンプーは今日におけるまで一定の地位を確保しているが、1994年に花王から発売された「洗えるリンス、ジェンヌ」はリンスで洗うという斬新なコンセプトだった。というかコンディショナー時代の今見るとシャンプー業界がリンスのことを「リンス」って呼んでること自体懐かしい気がする。
                リンスで洗うだけあってしっとりした洗い心地がけっこう気に入っていたが、すぐ見かけなくなった。こういうシャンプーとリンスの工程を一括ですまそうとする発想は、時期的に朝シャン需要だったと思われる。

                ミネラルウォーターのシャンプー

                ジェンヌの次に斬新だったのが資生堂「ミネラルウォーターのシャンプー」。CMには鈴木杏樹と本木雅弘が出演していて、「はじめてのシャンプー♪」というCMソングが印象的だった。
                六甲のおいしい水とかはあったんだけども当時はあまり水を買って飲むのは一般的ではなく、エビアンみたいな硬水の飲みにくい海外ブランドが健康やオシャの見地から人々に受け入れられていたと思う。だからミネラルウォーター飲んでる奴って今ふうにいえば「水に金出すなんて意識高っ!」と半笑いにされるようなキザで行けすかん存在だった。
                ミネラルウォーターのシャンプーが発売された同時期に、ライオン「植物物語」カネボウ「ナイーブ」といった植物生まれをうたった洗浄料シリーズもヒットしていることから、ミネラルウォーターのシャンプーもそうした自然派の需要をくんだものだったのだろう。だがミネラルウォーターの何が髪にいいのか、当時からまったくイメージがわかなかった。

                ネズミっ子クラブ

                とんねるずの生でダラダラいかせて!のセクシー小学生のコンテストで、化粧して当時のイケイケギャルの服装で出演していた小学生が結成したおニャン子クラブの妹分。番組内でねずみっ子の出演するトレンディふうドラマが放送されたり(唐沢が出てたような気が)秋元康プロデュースで歌も出したが人気爆発にはいたらなかった。

                ホットヌードル

                くしゅ時代はビーイング時代の幕開けでもあった。小室ファミリー時代の前に織田哲郎がヒットメーカーとして君臨した時期があったり、大黒摩季がホットヌードルCMの「DAKARA」、ZARDがドラマ「白鳥麗子でございます」主題歌の「負けないで」の大ヒットによりそれぞれ日本を代表する売れっ子歌手へと成長していく。
                ビーイングの歌手はルーズソックス時代にテレビ出演しないという方向性が定まり、ミュージックビデオもあるのかないのかよく分からないような作りで所属歌手は非常に謎めいていた。その大黒摩季が人気爆発するきっかけになったホットヌードルのCMは「ターミネーター2」の美少年エドワード・ファーロングが出演し、「はじめての、エッチ」(エッチとはホットヌードルの事)のナレーションもあってくしゅ時代の女子たちはキャーとなった。
                相手役は当時オスカープロモーションのゴリ押しでありとあらゆるCMに出まくっていた今村雅美が演じている。

                アルシンド

                Jリーグ全盛期に頭頂部のハゲで人気爆発した鹿島アントラーズの選手。植毛のCMにも出演。
                この頃人気爆発したミサンガもJリーグの選手が身に着けていたのがきっかけだったとか。当時「プロミスリング」と呼ばれることの多かったミサンガは切れたときに願いがかなうと言われていたので「○○くんと両想いになれますように」と、刺しゅう糸で手作りしたようなのを肌身離さずつける女子が多くいたが、不衛生として問題視され学校でつけてくるのは禁止された。

                イレブンラック

                ヨーロピアンな来客菓子やせんべいのイメージの強いブルボンが、突如としてガムを大量に発売し「イレブンラック」という専用コーナーを設けた。当時のガムはもちろんロッテのほかに並ぶものはいなく、あとは口臭やシュガーレスに特化したキスミントとかトライデントをかむことが多かったが、ブルボンのガムはDHA入りをうたうなどツボがよく分からなく無名の白人女性が出演するCMもかなり怪しかった。

                シャッセ

                ビンづめのオシャなフルーティ系微炭酸サイダー「シャッセ」は、CMの油絵アニメが印象的だった。YouTubeには「伝説の少女」バージョンしかなかったが、皆の記憶にあるのは「トゥーシャイシャイボーイ」だろう。

                てしがわらさん

                ルーズソックス時代はオウム真理教の地下鉄サリン事件で幕を開けたが、くしゅ時代に人々をお騒がせしていた新興宗教といえばオウムよりも断然統一教会であり、新体操の美人選手・山崎浩子や70年代のアイドル桜田淳子が合同結婚式に参加して大騒ぎになった。「広告塔」という言葉を知ったのも、統一教会の報道がきっかけだったと思う。
                その山崎氏のお相手であるてしがわらさんは、素人なのに連日ワイドショーに追いかけられテッシーという愛称までつけられた。画像は新体操の練習終わりに世界一まずいコーラとの呼び声高い統一教会系ドリンク「メッコール」でのどをうるおす山崎氏の在りし日の姿。

                アベ政治を許さない

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                  2020年に蛍光灯がなくなっちまうですって?安倍の野郎・・・!

                  蛍光灯、実質製造禁止へ 20年度めど、LEDに置換(朝日新聞 11月26日)
                  http://www.asahi.com/articles/ASHCT5JHKHCTULFA021.html
                   

                  政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた。省エネ性能が高い発光ダイオード(LED)への置き換えを促す狙いだ。  
                  安倍晋三首相が26日に財界幹部を集めて官邸で開く「官民対話」で、省エネ対策の一環として表明する。今月末にパリで始まる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に向けて、日本の温室効果ガス削減への取り組みを具体化する狙いもあるとみられる。
                  政府はLEDと蛍光灯それぞれについて、品目ごとに省エネ性能が最も優れた製品の基準を満たさないと製造や輸入をできなくする「トップランナー制度」で規制してきた。来夏をめどにつくる省エネ行動計画に、照明についての品目を一つにまとめることを盛り込む。LED並みの省エネを達成するのが困難な白熱灯と蛍光灯は、事実上、製造や輸入ができなくなる見通しだ。来年度にも省エネ法の政令を改める方針。
                  残り:703文字/全文:1119文字 無料登録して全文を読む


                  2020年に蛍光灯なくならないって書いてるサイトもあるんだけど、どうなんでしょうか。温暖化ブーム時に大手が白熱電球の製造やめるって聞いたときも「またまたご冗談を」と話半分に聞いていたら本当に製造中止したので、蛍光灯もじゅうぶんありえる話だ。
                  そもそも蛍光灯って消費電力高くねぇ。家電で電気くってんのは冷蔵庫とか空調(とくに暖房)でそれらは「エコ換え」したら元が取れる可能性は高いが、照明なんか白熱電球レベルでも熱出すといってもたかがしれているし、蛍光灯はなおさらでしかも夜の起きてる時間にしか使わないのである。
                  エコブームで迫害された白熱電球だって、基本的につけっぱなしにする部屋ではなく便所とか脱衣所みたいな30分以内で用のすむような場所にしか使わないのだからスイッチつけてすぐ明るくなる方がいいし、使用時間が短いということはトータルで見たら消費電力は多くないのである。利権なのか何なのか、パナソニックや東芝あたりの電気メーカーや経済産業省が結託し消費者無視で開発途上のLEDをゴリ押すその横暴が許せない。
                  だいたい私はLEDの光が大嫌いなのだ。LED関係の開発者がノーベル賞をとって日本じゅうがわいた時期も、LEDって聞いただけで気持ち悪くなるので素直に喜べなかった。
                  かたやエアコンは省エネがすすんでいるから暖房もエアコンがいいんだとか←乾燥するし別によくないだろ、エコキュートや電気自動車がエコだとかいって、原発事故前は特に節電どころか電力需要を上げようとしていたのに、白熱電球や蛍光灯ごときがまるで消費電力高くて寿命短いかのように宣伝するのはヘイトスピーチ以外の何物でもない。私のように考えている人はけっして少なくないはずなのに、なぜ「LEDは電気代がおトクで長寿命」とうまい話しか流通しないのだろうか。

                  ハラいっぱい

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                    ---
                    (2013-09-12)

                    観光ポスター:美少女キャラは「セクハラだ」批判受け撤去(毎日新聞 12月1日)
                    http://mainichi.jp/select/news/20151202k0000m040118000c.html

                    アニメの美少女キャラクターを使った岐阜県美濃加茂市観光協会のポスターに「セクハラだ」などの批判が相次ぎ、協会側が駅に張ったポスターを撤去したことが分かった。協会側は「市や市主催の催しに悪い印象を与えたくないため」と説明している。  
                    このキャラクターは美濃加茂市の農業高校をモデルに描いた人気ライトノベル「のうりん」に登場する美少女。昨年1〜3月にテレビアニメ化され、人気となった。このキャラクターを使ったポスターは、11月7日から開催している市主催のスタンプラリーの宣伝用に同協会が製作した。11月上旬から同市のJR美濃太田駅に掲示する一方、チラシも作り、地元商店に配布。11月4日には公式ツイッターに投稿した。  
                    これに対し、「このイラストでは(イベントに)家族や恋人同士では行きたくない」「人気を集めりゃなんでもいいわけじゃない」などとインターネット上で批判が上がり、協会側は同29日、駅のポスターを撤去した。  
                    ・・・




                    この「のうりん」という漫画は初耳だが、名前の似ている「けいおん!」が実在する学校を舞台にしていたのと同じように、美濃加茂市の農業高校を登場させ、アニメのオタクたちによる聖地巡礼を地域活性化につなげたかったのかもしれない。確かに困り眉のおフェロな女性がシャツのボタンをめいっぱい開けてはちきれんばかりの豊かな胸をひじで押し上げ腰をくねらせるさまは、観光客ポスターにしてはいささかエッチな感じがした。
                    私はいっとき携帯に表示されるエッチな漫画にマジギレしていた時期があったので、「ひと目のつきやすい場所でエッチな絵はよしてくれ」という気持ちは分かるのだが・・・しかしここでいう「セクハラ」の「ハラ」って何なんだ。ただの「セク」ではないのか?
                    いつぞやの記事でも述べたように、近年ハラの乱用が目に余る。こんなポスターごときにまでハラを適用すると、ゆくゆくは真のセクハラ被害者まで軽んじられやしないか。

                    体臭・口臭は迷惑 「スメハラ」を防げ(大阪日日新聞 10月21日)
                    http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/151021/20151021021.html

                    最近よく耳にする「スメハラ」(スメルハラスメント)。体臭や口臭、強すぎる香水など周囲に不快感を与える「ニオイ」は迷惑行為とされ、近年は職場や仕事相手、家庭でもクローズアップされている。中高年の加齢臭に代表されるが、本人には自覚が無い場合も多い。パワハラやセクハラと同様、問題解決のための社員教育教材が開発されるなど、「臭いのケア」が注目されている。
                    臭いの調査研究を行っている「マンダム」(大阪市)によると、男性よりニオイに敏感な女性の社会進出や節電による室温の上昇、保温効果の高い衣類の着用などによって、近年「ニオイ」に対しての指摘が多いという。  
                    同社が25歳から49歳の働く男女約1100人で調べた「職場において同僚など周囲の人の容姿や身だしなみで『どうにかしてほしい』と思うのはどんなことですか」の問いでも、体臭(60%)と口臭(58%)が共に5割を超えている。  
                    体臭は、年齢や発生源によって3種類に分かれるという。(1)10代から30代の脇から発生する汗臭(2)30代から50代の後頭部から首にかけての脂臭(3)50代以降の胸や背中から出る加齢臭−。特に脂臭の原因成分のジアセチルは、臭いに鈍感な人と敏感な人の差が大きく、「鈍感な人に脂臭が発生した場合、周囲の敏感な人は気付くが本人は気が付かず、スメハラの原因となる可能性がある」(マンダム)と危惧する。  
                    大阪労働局によると、スメハラについての相談は今のところ無いというが、「放置するといじめや嫌がらせなどに発展しかねない。会社で早急な対応が必要」と指摘する。  
                    ・・・


                    ブラハラと並んで最近ハラの市民権を得ようとしているのが「スメハラ」。しかし「へっへっへ。このニオイで人々を苦しめてやるぜ」とハラ(嫌がらせ)目的でワキガや加齢臭をふりまいている人がどんだけいるというのか。
                    私からしたら、これもただの「スメ」じゃないのかと。けっきょくマンダムといういち企業がデオドラント市場を拡大しようと社会問題をでっち上げくさい奴を悪者に仕立て上げようとする、その思惑自体がニオイに悩む人へのハラだと思う。

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