時泥棒と時間泥棒の違い

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    パイオニアLDC
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    (2002-05-24)

    当ブログで何度か取り上げた江戸しぐさ。私自身はあまり江戸の文化に詳しくないために、傘かしげとかこぶし浮かせとかが江戸ではありえないと読んでも「そう言われるとそうなのかも」と思う程度なのだが、ただ1つポピュラーなしぐさ群の中で嘘くせぇと自分でも分かるのが「時泥棒」だった。ここでは他人の時間を奪わないように時間厳守であれと説いているのだが・・・

    その31 「時泥棒」(NPO法人 江戸しぐさ)
    http://www.edoshigusa.org/column/vol31/

    昔、江戸では 「時泥棒は10両の罪」といった。
    10両は今のお金で100万円ぐらいに当たる。
    10両を盗むと死刑になった。
    時泥棒はそれほどの重罪と認識されていた。
    なぜ、江戸の人は時間を大切にしたか。
    日頃、できることから地道に積み上げなければ
    相手に迷惑をかけるし、
    やがて自分も信用を失うことを実感していた。
    定刻より5分前を合言葉にしたい。


    私の中で江戸しぐさ、特に「江戸っ子大虐殺」はまちがいなく左翼であるにもかかわらず、この「時泥棒」は左翼が好む江戸像を逸脱している。というのも江戸が好きな左翼というのは基本的にロハスであり、時間(スピード・効率)に支配され人間が人間らしさを失ってしまう現代社会をもっとも批判するところとしているのだ。
    だからこそ世界じゅうで採用される近代的な暦や時間よりも、二十四節気や月の満ち欠け(エコ+暦→えこよみ)を好んだり「スローライフ」を提唱したりといったことにつながっている。よって普通は「江戸を見習ってゆっくりていねいな暮らし」となるくらいが自然なわけで、時間厳守というのは史実にもとずかないばかりでなくロハスとしてもまったくモグリな発想だ。
    「江戸っ子大虐殺」 は越川禮子という左翼のジャーナリストが白人によるインディアン(先住民)虐殺を参考に創作したものであろうが、時泥棒ほか公共広告機構や教科書によって一般的に広まったまことしやかな「しぐさ」そのものを考案したのは、おそらく芝三光といって越川氏とはまた別の人間である。だからもともと左翼とは無関係の江戸ファンによる妄想上のマナーだったのが、越川氏によって江戸っ子大虐殺などの左翼なオカルト要素が加味され、現代社会(明治以降の日本)批判の色を濃くしている、といったところであろう。
    江戸しぐさの話題は以上なのだが、70年代に岩波書店で翻訳されたミヒャエルエンデの童話「モモ」の中で「時間泥棒」という悪者が出てくる。これは江戸しぐさの時泥棒と名前こそ似ているが、別に約束に遅れてきて時間を奪う泥棒ではなく、むしろ人々を忙しくさせる現代社会のシステムに一石を投じた概念であって、どっちかというとロハスにはこっちのほうが人気爆発している。


    http://www.amazon.co.jp/dp/4001106876

    商品説明
    冒険ファンタジー『はてしない物語』の著者であるミヒャエル・エンデが贈る、時間どろぼうと風変わりな女の子の物語である。文章のみならず、モノクロの挿絵までもエンデ自身が手がけた本書は、1974年にドイツ児童文学賞を受賞。小学5、6年生以上から大人まで幅広い年代の人たちが楽しめる、空想力に富んだ小説だ。 円形劇場の廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした不思議な少女モモ。黙って話を聞くだけで、人の心を溶かし悩みを解消させる能力を持った彼女のまわりには、いつもたくさんの大人や子どもたちが集まっていた。しかし「時間」を人間に倹約させることにより、世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち」の出現により、町じゅうの人々はとりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活を次第に失っていく。 本書は、時間どろぼうである「灰色の男たち」とモモの対決というスリルあふれる展開を通して、1分1秒と時間に追われる現代社会へ、警鐘を鳴らしている。たとえば、モモの友だちだったニノが「スピード料理」の店を始め、大繁盛しているせいで他人とわずかな世間話をする暇もないというように、時間を盗まれた人たちは、現代の私たちの姿そのものとして描かれている。昨今、モモのように際限のない時間の中で、空想をめぐらせ楽しむ生活はほとんど忘れられている。子どもばかりでなく、忙しい大人たちにも夢見ることの大切さを教えてくれる本だ。(砂塚洋美)
    内容紹介
    時間に追われ,落ち着きを失って,人間本来の生き方を忘れてしまった現代の人々.人間たちから時間を奪っているのは,実は時間どろぼうの一味のしわざなのだ….この一味から時間をとりもどし,人生のよろこびを回復させたのは,どこからか突然あらわれた無口な少女だった.時間の意味を問う異色のファンタジー. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。


    スピードや効率を上げるのはなぜかというと、時間を節約したいからである。だがスピードや効率で節約された時間を何に使っているのか?時間を節約するために、現代人はむしろ大切な時間を失っているのではないか?というのが、モモをはじめとするロハス野郎の問いかけであると解釈している。
    そういえば歌手の小沢健二が書いた「うさぎ!」っていう童話が、さわりだけ読んでも「灰色の男たち」ならぬ「灰色」っていう登場人物が出てきたりとモモにそっくりだったけどもあれはアリなのだろうか。ちなみに小沢氏の父親はドイツの昔話の研究家で9条の会で宇都宮健児を応援していた。
    小沢氏の父以外にもエンデとかシュタイナーの本を出しているドイツ文学者の子安美知子(ミヒャエルエンデはシュタイナー学校出身らしい)、ドイツ翻訳家の池田香代子も9条だ。てことでドイツと絵本と憲法9条とロハスの相性ばっちり具合が気になった。

    春の朝鮮半島だより

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      北朝鮮 「むかっとしてミサイル」元料理人に正恩氏発言(4月26日 毎日新聞)
      http://mainichi.jp/articles/20160426/k00/00e/030/130000c

      金正日(キム・ジョンイル)総書記の元専属料理人、藤本健二氏(仮名)が25日夜、毎日新聞の取材に応じ、再訪した北朝鮮で金正恩(キム・ジョンウン)第1書記と面会したことを明らかにした。相次ぐ核ミサイル実験について金第1書記は「戦争する気はない。外交の人間がアメリカに近づくと無理難題を突き付けてくる。むかっとしてミサイルを発射している」と発言したという。  
      金第1書記と面会したのは藤本氏が平壌に到着した12日夕。市内の宴会施設で妹の与正(ヨジョン)氏や側近の崔竜海(チェ・リョンヘ)書記らを交え、3時間にわたり食事をともにした。赤ワインで乾杯した後、金第1書記はまず「日本国は今、我が国をどう見ているのか」と質問、藤本氏が「最悪です」と応じると「そうか」とうなずきながら聞いていたという。日本人拉致問題への言及はなかった。  
      藤本氏は「宿舎の高麗ホテル玄関で待っていると、金第1書記自らベンツを運転してやってきたのに驚いた。いつ来てもいい、困ったことがあれば言ってくれ、と声をかけてもらった。私に日本政府との橋渡し役をしてほしいのだと思った」。藤本氏によると、金第1書記からの招待を受け、12日から23日まで訪朝していた。【鈴木琢磨】


      かっては北朝鮮に何か動きがあるたび「正恩大将のことなら俺に任せろ!」といわんばかりに北の情勢を分析していた金正日の元専属料理人・藤本健二だが、すっかりテレビで見かけなくなって久しい。同氏がメディアから消えたのは2012年6月の訪朝以来ではなかったかと思う。
      このときの訪朝ではかねてよりコメンテーターとして出演していた情報番組「ひるおび」もしくは中居正広司会のバラエティー番組「金スマ」にて放送するため、TBSが独占的に取材していた。てことは藤本氏が訪朝を取材させるのにけっこうなギャラを提示したり、TBS以外の報道機関を締め出したりしたために「あの藤本って野郎、きにくわねーな」と、マスゴミの怒りを買って干されたのではないかというのが私の見方(妄想)である。
      ちなみに私は藤本氏の著作をこのときの訪朝のことを書いたものを含め全部持ってるし、金スマも見た。それらによると藤本氏はもともと日本で家庭があったのだけども、良い条件だったからと渡った北で金正日に気に入られ、喜び組の女性と結婚したのだという。
      離婚の慰謝料は金正日に払ってもらって、新しい嫁さんとのあいだに息子と娘をもうけた。しかし強制収容所に送られる恐怖にさいなまれるようになって結局、海の幸を買いつけに行くとかなんとか嘘ついて家族を残したまま2001年に日本に帰ってきてしまうのである。
      でその翌年の2002といえば金正日が正式に拉致を認めて、曽我ひとみさんなど一部拉致被害者も帰ってきて大騒ぎになり、北朝鮮へのバッシング報道が過熱していた。個人的にそのころは北朝鮮に興味があったわけでもないのだが、確かに人民が飢えにあえいでいるのにかたや肥え太り喜び組を抱きまくってるエッチな奴。といった俗物的な金正日像が急速に形成されていたのは間違いない。
      そんなバッシング一辺倒の報道を目にした藤本氏は、北の殺し屋から逃れるための怪しい変装で自分にしか知りえない金正日についての詳細を暴露し始めたというわけである。金親子への親しみも忘れないいっぽうで、とにかく人々が食いつくならば北に不都合な情報も容赦なくバラすなど基本的に政治的なおもわくは感じられず、また早くから後継者が正恩であることを予言するなどさすが王朝の内部にいた人間なだけあって正確さは北朝鮮評論家の中でもぐんを抜いている。
      もちろん今の状況下でノコノコ北に渡って正恩と仲良くやってるのはあまり褒められたものではないかもしれないし、この先訪朝を続けるにあたって万が一、蓮池透や有田芳生や武貞秀士みたいなノリになっちまったら何の値打ちもないところだが、右翼と左翼の学者が北朝鮮をめぐってやれ経済制裁だ、やれ日朝国交正常化だと先の見えない争いを続ける中、藤本氏のようなめっちゃ怪しい寿司職人が外交的成果を上げたら何の政治利用もされなくてすむだろうになー。と、ひそかに期待してしまう。藤本氏本人は工作活動には関わっておらず(著書の中で拉致の工作員や被害者らしき人を暴露してはいるが)、今でも正恩に「(日本の北朝鮮に対する印象は)最悪です」と面と向かって言える唯一の兄貴であるからして、何かやらかしてくれるかもしれない。
      また先ほど述べたように藤本氏は4年前にも北朝鮮で正恩や家族と再会するなどしたさいTBSに独占的に取材させていたのだが、今回も毎日新聞の取材に応じたり、TBSラジオに出演したりしている。上の引用記事に署名のある鈴木琢磨記者が藤本氏と親しいので、その関係で今回も毎日新聞系列が優遇されているのかもしれない。

      GENKING 水素美容についての学術論文を発表(exciteニュース 4月7日)
      http://www.excite.co.jp/News/music/20160407/Dwango_84696.html

      Instagramで注目を集め、現在テレビ・雑誌などさまざまなメディアで活躍中の“ニューキャマ系”マルチクリエイター GENKINGが、2016年4月16日、韓国美容外科学会(AFAS)で学術論文を発表することが決定した。
      美を追求し、さまざまなアプローチを試してきたGENKINGがたどりついたのは、体の内側から美しくなるインナービューティー。今回の発表では、美容業界で注目を集めている「水素」の効果について、最新の研究情報や自らの実体験に基づきプレゼンテーションを行うそうだ。
      水素美容」とは近年、医学的側面以外でも、エイジングケア、インナービューティー及び運動効果という視点で注目度を増してきている。海外はもちろん、日本でも水素水水素サプリメント水素入浴剤などの水素関連製品が次々開発・販売されており、モデル・タレント・アスリートなどを中心に、年々愛用者が増加中だ。
      「ファスティングカウンセラー資格」を取得するなど、美容のプロとしてさらに本格的に美の追求・普及に努めるGENKING。
      今後の「水素美容」の活躍が楽しみだ。


      かねてより当ブログでジェンダーレス男子は韓国ステマ野郎の疑いが強いとみて注意喚起しているが、GENKINGが韓国と結託して水素美容なる怪しげなるビジネスに参入している。水素ってなんやねん。

      徹底比較*レベル別ほっこり

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        私の独断と偏見によってロハス・ほっこりの左翼度数を分類することにした。
        (左翼とは何か?・・・共産主義とか社会主義が好きな奴。自民党とはりあってブイブイ言わしていたけど冷戦が終わってからというもの見るかげもなく没落した。さまざまな宗派が存在するが、概して憲法9条をこよなく愛しオスプレイやアベ政治を許さないことで知られる)


        レベル1・スイーツ(左翼度10%)
        手本は米西海岸。白人のオシャな文化もしくは健康としてオーガニックを生活に取り入れる意識高い系の若人や富裕層。
        左翼度という点ではほぼ無視できる存在だが、雑に暮らす人々からしゃらくさい野郎としてたびたび攻撃に会う。


        レベル2・ほっこり(左翼度40%)
        北欧を崇めると同時に京都や江戸など和のテイストも好み、絵本のようなひらがなまみれの文章および○○舎○○手帖みたいなネーミングを多用する。このへんからサブカルチャー色が強くなり、化粧っ気がなくなる。
        マガジンハウスの雑誌に親しみ、女は「オリーブ」誌によってかってフランスに憧れを抱いた40代と、さんぽやかき氷の好きなゆるいノリのアラサー世代が存在する。前者は基本的に暮らし=料理やインテリアへの関心が高いが、けっこう金がかかるために100均で木の洗濯ばさみとか買ってナチュラル気取るモグリ野郎も少なくない。←ほぼ日手帳もセリアに代替品がある模様


        レベル3・ロハス(左翼度70%)
        手本はネイティブアメリカンや江戸。一般的にはエコ、環境に優しいくらいにしか認識されていないが、このレベルまでくると左翼やインテリがかなりの部分を占め、第三世界や捕鯨、スピリチュアルなどへの関心が高くなる。
        出版や広告代理店出身者が多く、ホワイトバンドCMやapバンクの例を出すまでもなく芸能界、特に音楽業界とのパイプが太い。そのため原子力発電所や大型の開発への反対運動で中心的な存在になっており、サイバー空間においては経済成長や科学的根拠を重んずる人々から放射脳として激しい攻撃に会う。
        好きなレジャーは登山。田舎に移住したり、農業や林業などサステイナブルな第一産業やNPOに関わる人も多い。


        レベル4・ヒッピー(左翼度90%)
        手本はネイティブアメリカン、アフリカ、縄文時代などの先住民系なだけあって、やたら浅黒く野性味のある風貌。男は髪やヒゲが伸ばしっぱなしで頭に何か布を巻いたりニット帽?をかぶることが多い。
        ある程度文明と折り合いをつけるロハスに比べ、ヒッピーは南の島で基地反対のかたわら自らしとめた獣の肉をさばくなどサバイバル生活を送り、謎の太鼓や笛(たぶん先住民系)に合わせて踊り出すこともある。ほとんどが左翼と思われるが、ごくまれに違うノリの人もいる。

        百済差別

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          先日本屋で立ち読みしたとき、ほっこり本のほかに読んだのが米倉斉加年の絵本「多毛留」だった。米倉氏は北朝鮮がラングーン事件とかでまだまだ世間をお騒がせしていた80年代、モランボン社のCMに出演していた俳優だ。

          米倉斉加年さんが描いた「多毛留」という絵本が(Yahoo知恵袋)
          http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1356397698

          ベストアンサーに選ばれた回答
          昔、阿羅志という若い漁師がいた。かなり遠くの海まで一人で漁に出掛けて暮らしていたが、ある日、舟に魚ではなく、若い娘を乗せて帰ってきた。(朝鮮=百済から漂流してきた娘を助けた? もしかしたら誘拐してきた?このへんは良く解りませんでした)。
          二人は阿羅志の小屋で一緒に暮らすようになったが、一年間、全く打ち解けなかった。二年目、やっとお互いに目を合わせるようになり、そして夫婦関係となった。
          三年目、二人の間に子供が生まれ、多毛留と名付けられた。
          多毛留が十五才になった時、近所の浜に二人の朝鮮人男性が漂着してきた。
          多毛留の母は、彼らを見てはじめて言葉を発したが、それが朝鮮語(百済の言葉)だったので、多毛留は驚くばかりで母が何を言ったのかは判らなかった。ただ、朧げに母の素性を悟った。
          彼女は同郷の漂流人達を看病するが、阿羅志はそれが面白くない。外国人に対する差別意識を込めて「百済人が」と吐き捨てたのだが、その時、多毛留は自分に流れる血の半分を侮蔑されたことを敏感に感じとり、カッとなって父親を殺してしまう(母や百済人たちがその殺戮に加わったかは不明)。
          事件後、回復した二人は、舟で母国(百済)に帰ることにし、母に一緒に帰らないかと誘う。しかし母は多毛留と一緒に日本で生きることを選び、二人を見送ったのだった……。
          という物語です。
          なんかうまく纏まらず判りにくいかもしれませんが……不明な点がありましたら補足にでも。(作中のハングルについては読めませんでした。あしからず)  


          「多毛留」の内容にかんしては、以前引用したこの知恵袋の要約で正しい。作中のハングルが読めないとあるが、これは百済出身とされる多毛留の母親が発した言葉で、その内容は「アリラン アリラン アラリヨ アリラン ゴゲロ ノモガンダ」南北朝鮮で愛される朝鮮民謡アリランの歌詞であった。
          ハングルやアリランって百済の時代からあったのか?その母親が、漂着した百済人とワッソとかなんとか百済語で話しているのを父親が聞き「百済人が」と吐き捨てた・・・。
          これまた天皇の血筋が百済っていうくらいだし、白村江の戦いでは日本が集団的自衛権行使して新羅や唐の連合軍と戦ってたのに、そんな見下す関係だったんかい?と疑問に思った。しかもこの父親は百済人の母親とちょめちょめした仲なのに。
          ためしに百済 差別で検索したら、日本人ではなく現在にも続く韓国人の百済=全羅道差別ばっかり出てくる。しかし全羅道が差別されるのが百済ルーツというのも俗説であり、ここ40年くらいの歴史しかないのだという。
          確かに慶尚道の全羅道差別って、もっぱら金大中vs朴正煕の文脈でしか出てこない気がする。まあこの絵本は百済といっても、戦後の朝鮮人差別のことを書いているのだろう。
          いやだからこそ、何で百済なのよというのがちょっと気になるところではある。そして前も言ったけど、もともと私は絵本自体が好きではない。
          この多毛留っていうのも、抽象的すぎて戦後の朝鮮人と左翼のノリ知らなかったら読んでも何が言いたいのかまづ分からないし、じっさい私も分からん。こんな大人が読んでもよく分からない、それでいて日本人が性格悪い差別野郎みたいなことほのめかしてるような本をお子さんがたに読ますのはちょっと待ってくれ。

          ほっこリスト

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            本屋行ったので春夏のファッショントレンドを把握すべく何か立ち読みしようとこころみたが、私がほぼ毎月読んでいるギャル雑誌のJELLYは置いていなかった。もしかして、またふろくにエモダの化粧品がついて品切れしてるのか?と思って調べてみたところ、やはり今月はチークやグロスがついてきていたらしい。
            JELLYが初めてエモダの化粧品(マニキュア4本)つけだしたとき、かわゆいしお得だなーと思って私も買ったことがあるのだが、塗りにくいわすぐはがれるわで全然使ってなく、かえって損した気分であった。それ以来JELLYが化粧品をつけていても買う気がないために、立ち読みできないぶんふろくうぜぇという不満を抱え続けている。
            しかしそのかわりといってはなんだが、ほっこりとした本をいくらか読んできた。いやでも読んだというか一冊につき1〜2分程度、適当に中を見ただけなので、内容紹介というよりはたんなるほっこり本のリストアップと思ってくれ。


            http://www.amazon.co.jp/dp/B01B4EHG5M/

            まづは次世代のほっこり界をになう女優・菊池亜希子が表紙の「オズプラス」。これは立ち読みじゃなく、カフェに置いていたので席で茶をしばきながらじっくり読んだ。
            本家であるオズマガジンは、よくある女の好きそうな食べ物屋とかを紹介する情報誌だ。しかしただのスイーツではなく、毎号山や写真やアートなどサブカルに造詣の深いKIKIを表紙に据え、丁寧な暮らしを提案している。
            私が見た限り、少なくとも4,5年前にはこの文化系女子路線になっていた。そしてオズプラスはその別冊的なポジションと思うのだが、今しがたアマゾンでバックナンバーを見てみたところ、石原さとみやらが普通にスタジオで撮ったような表紙で女子力とか言ってるし全然ほっこりしていない。
            だからたぶん私が読んだこの3月号から毎月菊池亜希子を表紙にして、ほっこりしようと決めたのであろう。この号ではわたしとノートと題し、メモ書きとしての手帳やノートの活用術を紹介していた。
            この雑誌は以前から手帳術を特集していたようでそのときはどんなテイストだったのか知りようがないのだが、今回読んだのは旅行や飲食店に行ったときの料理とかを色つきのイラストで几帳面に描いていたりかわゆいマスキングテープを貼ったりと「デジタル時代にあえて手書きのぬくもり」を前面に押し出していた。そういや、ほぼ日手帳もこういうクリエイティブな使い方が推奨されてなかったっけか。
            字も絵も下手でセンスない雑な私はその丁寧ぶりに尊敬すると同時に、見てるだけで面倒くせぇと思った。というか基本的に、ほっこりに対しては料理や裁縫の面で尊敬すると同時に、見てるだけで面倒くせぇといつも思っている。
            ところでこの本の中に私が今愛用しているダイソーにそっくりなモレスキンという手帳が載っていたのだけど、どうもダイソーがモレスキンをパクっていたようで、一部ではダイスキンと呼ばれているらしい。100円なのにハードカバーでゴムバンドもついてて、そのゴムも表紙と同じ色でオシャレだわぁと思っていたらパクリだったのか。


            http://www.amazon.co.jp/dp/4091037755/

            その菊池亜希子が編集長の「マッシュ」。こっちは立ち読み。
            蒼井優との写真が載っており、かき氷女優の豪華共演だと思った。旧世代ほっこりは北欧とかシナモンロールとかバタくさいこと言ってたけど、今をときめく文化系女子にはかき氷とかせんべいとか大福みたいにスタンダードなおやつが再評価されているに違いない。


            http://www.amazon.co.jp/dp/4592732839/

            私は子供のころ昔話や紙芝居などは普通に好きだったし、文字を覚えたり読んだりするのも早かったわりに絵本は苦手で大人から無理やり読まされてる感がかなりあった。その後クレヨンハウスの存在を知ったこともあって、絵本というジャンル自体が左翼じゃないのかと思い始め今に至る。
            大人なのに絵本が好き・・・という人はいつの時代にもいるが、漢字の読み書き能力があってそっちの方が絶対速く読めるのに、わざわざ抽象的でひらがなの多い文章を好き好むことに嘘くささを感じてしまう。今はどうか分からないが、かってほっこりといえばやたらひらがなが多い文章が特徴で、もしかして絵本を意識してんのか?と思っていた。


            http://www.amazon.co.jp/dp/B01BU6IY46/

            ほっこりと絵本の殿堂・クレヨンハウスから出ている子育て雑誌「クーヨン」に俳優デビューしたUAの息子が載っててシュタイナー教育を語っていた。シュタイナー教育って字が覚えられないとかいろいろ弊害があるらしいんだけども、この人がシュタイナー学校行き出したのってそんなに小さい頃からではなかったような気がする。


            http://www.amazon.co.jp/dp/4906817114/

            マーマーマガジンに男用が出ていて、男も靴下重ねばきとか言ってたらヤダなと思って手にとったら、ガチなヒッピー本だった。江戸とかふんどしとか言ってるし、この本に載ってるソーヤー海やテンダーといった人々はそんじょそこらのしゃらくさいほっこりとは違うよ。


            http://www.amazon.co.jp/dp/4906817505/

            ソーヤー海についてはこの人の本↑がマーマーマガジンの会社が出ていたのは知っていたのだが、マーマーマガジンも本格的にヒッピー化していたとは。温暖化ゴリ押し時に頻繁に名前を見かけた辻信一や鈴木菜央との対談もあるらしく、いづれ買って読むかもしれない。


            http://www.amazon.co.jp/dp/4906817084/

            いっぽうマーマーマガジンといえば手帳、まだ売ってて初めて実物見たけどうわちっちゃ。ってなった。前私が使ってたマーマーの手帳はペラペラでけっこう大きかったし、やたらカレンダーや何か自分を見つめ直す空白スペースが多くていろいろとムダに感じていたのだが、それに比べるとこっちは持ち運び用にいっさいの無駄をそぎ落とした感じがした。
            だからもしかすると去年見てたらこれ買ったかもしれない。ダイスキン気に入ってるからもういらないけど。
            ただアマゾンのレビュー見たら、以前からの愛用者には不評らしい。これとはまた別に自分を見つけなおす空白スペースの多い手帳が出てるみたいなのだけど、それが4000円とかで・・・たけーなおい。

            Kにありがちな奴part2

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              CHERRSEE「Mystery」 Music Video(YouTube)
              https://www.youtube.com/watch?v=ruKvS5gWWMc


              CHERRSEE(チェルシー)は勇敢な兄弟がプロデュースする初の日本人ガールズグループとのことだが、先ほど動画サイトに公開されたそのミュージックビデオはひとめ見た瞬間から激しい既視感に襲われた。同じく勇敢な兄弟作曲のSISTAR「Push Push」(2010年)と特に酷似しているため、下に比較画像を貼っておく。

              CHERRSEE、赤いオープンカーで参上

              SISTARも赤いオープンカーで参上

              CHERRSEE、バットにトゲトゲがついている

              SISTARのカチューシャにもトゲトゲがついている

              CHERRSEE、昔のドライヤーで髪を乾かす

              SISTARも昔のドライヤーで髪を乾かす

              CHERRSEEの来店に色めき立つウブなイケメン店員や客たち

              SISTARの来店に色めき立つウブなイケメン店員や客たち

              店内のゲームで遊びまくるCHERRSEE

              SISTARも店内のゲームで遊びまくる


              そしてこのバスケットボールとかフェンスの前で歌う感じは、日本にK-POPをもたらしたKARA「ミスター」(2010年)を彷彿とさせる。 CHERRSEEもミスター♪って歌ってるし。

              男がいないあいだにスプレー缶の塗料や生クリームで屋内をメチャクチャに散らかすのも、K-POPのビデオにありがちな奴だ。しかし前にも言ったけど、これはパクリというよりワンパターンというべきで、オープンカーとかフェンスとかチアガールとか更衣室のロッカーとかK-POPに出てくるものはだいたい決まっていると思っていただいてよろしい。
              肝心の曲はというと勇敢な兄弟だけあって素敵なダンスミュージックだ。ただメンバーが日本人でありながら曲やビデオのみならず衣装やグループのロゴ、「なじょめく君はミスター♪」という訛りにいたるまで徹底したK-POP式であり、いったい何を目的にここまで忠実に韓国人を再現しているのかその意図するところはまったくもって謎である。

              左翼は江戸好き

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                「江戸しぐさ」はなぜ道徳教材に残り続けるのか? 専門家は「偽りの伝統」と批判(Yahooニュース 4月5日)
                http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160405-00010004-bfj-soci

                文科省が教材とする「江戸しぐさ」 果たして裏付けは……
                「江戸しぐさ」と呼ばれるものがある。江戸の商人たちがお互いの生活を円滑に進めるために、培った生活の知恵だという。公共広告機構(いまのACジャパン)のCMや、教科書にも採用されたことで、おなじみの人も多いだろう。実は、この江戸しぐさ、研究者から史料的な裏付けがまったくない創作物、「偽りの伝統」であると指摘され続けている。
                ・・・
                文科省の教材によると、江戸しぐさは、江戸に集まった様々な人たちがお互いに仲良く平和に暮らしていけるようにと商人の考えを元に、広まった生活習慣だという。これを今に生きる知恵として役立てようという動きがある。
                江戸の町には、全国から文化や習慣のちがう人たちが集まってきました。そのため、様々な人たちがおたがいに仲良く平和に暮らしていけるようにと、大きな店の商人たちは、当時、「商人しぐさ」と呼ばれていたものを広めていこうとしました。(中略)この「商人しぐさ」が元になり、江戸の町に広がっていった生活習慣を「江戸しぐさ」と呼ぶようになったと言われています。(「私たちの道徳」より)
                ところが、これを裏付ける証拠は示されていない。 「江戸しぐさの正体」などで知られる在野の歴史研究家、原田実さんはこう話す。
                「文科省の教材に書かれていることを裏付ける史料はありません。それも当たり前で『江戸しぐさ』自体が、れっきとした創作物。それも1980年代に作られたもの。偽りの伝統と呼ぶべきものなのです」
                原田さんによると、江戸しぐさを創作したのは、科学雑誌の編集長や企業コンサルタントなどを務めたとされる故・芝三光(しば・みつあきら)さん。芝は「江戸の良さを見なおす会」なるサークルの中で、独自の研究成果を発表していた。江戸しぐさもその一つだった。
                「いまの社会はダメで、それに比べて江戸は良かったという論法で語っていることがポイントです。芝が良かったとする江戸とは、史料に基づく現実の江戸ではなく、彼が理想とした想像上の江戸。現状への憂いから、過去を理想化していきました」
                ・・・
                江戸しぐさのおかしな点は、もっと根本的なところにもある。そもそも、江戸の町民に広く普及したというのに、なぜ1980年代まで知られていなかったのか。
                「江戸しぐさを普及する人たちの主張は主にこうです。明治政府による江戸っ子狩りがあり、さらに国家総動員法で、残された隠れ江戸っ子が戦争に行って、帰ってこなかった。もともと、江戸しぐさ自体が江戸っ子の秘伝だったという説明も加わります。明治政府や戦争を持ち出し、つじつまを合わせるための陰謀論を繰り広げるのです」。そう話す原田さんは呆れ顔だ。
                芝の没後、系譜を引く普及団体NPO法人「江戸しぐさ」によって一大ブームになっていく。メディア露出も増え、冒頭に取り上げた公共広告機構のCMにもなり、2014年には文科省の道徳教材に登場。各教科書会社も取り上げ、教育の世界にも浸透していった。
                ところが、原田さんを筆頭に研究者による批判が強まり、教科書会社も江戸しぐさについて、項目を差し替える動きが広まっている。
                文科省の主張「批判は知っている。真偽を教える時間ではない」 こうした状況の中、改訂作業を進めるも、差し替えなかったのが文科省だ。
                ・・・


                何回も当ブログに書いているが、私がとにかく江戸しぐさ関連で納得いかないのは江戸しぐさの一連の捏造が右翼の陰謀と位置ずけられている一点にのみある。コメントを読むと江戸しぐさ批判においても右翼が伝統をでっち上げたということになっているし、それをネトウヨが朝鮮人の嫉妬などと書き込んでいるが、そもそも記事に出ている原田実の著した「江戸しぐさの正体」という書を読む限り江戸しぐさはまちがいなく憲法9条を愛する左翼野郎の陰謀だ。
                その本を無くしたのでなぜ江戸しぐさ右翼陰謀説がこんなに市民権を得たのか今ではよく分からなってしまい、いづれ本屋に立ち読みしにいこうと思っているのだが、最初に読んだときも「何でこんなに右翼と関連ずけようとするんだろう」という違和感はあった。まづ江戸しぐさは嘘っぱちという前提で話を進めさしてもらうと、前述の「江戸しぐさの正体」に「教育をむしばむ偽りの伝統」と副題されているように、近年ひろく批判されるようになった背景としては、日本が誇る素晴らしき伝統として教科書に掲載されたことがきっかけとなっているようだ。
                複数の出版社でいろんな教科書に採用されているらしいのだけども、だいたいやり玉に上がっているのは育鵬社という「つくる会」と関係のあった保守系出版社や道徳の教科書である。しかしこれをもって、江戸しぐさをゆがんだ愛国心として批判すべきかどうかは個人的にかなり疑問に思っている。
                なぜなら教科書に採用されたのはここ数年のことらしく、また教科書画像を見ると内容的には伝統というより当たり障りのないマナー話に終始している。とすればおそらく自虐史観枠(薩長の江戸っ子大虐殺)でもなければ伝統・愛国枠(日本が誇る素晴らしき伝統)でもなく、昔からマナーCMを多く放送してきている公共広告機構が江戸しぐさを既成事実化し、その結果として教科書に載っただけだと思われるのだ。
                じっさい江戸しぐさ批判からは江戸っ子大虐殺が繰り返し強調されるけれども、これはおそらく越川禮子というカウンターカルチャー系とおぼしき婆さんが自著で勝手に言っていることであって、いかなる教科書にも載っていないはずである。だから江戸っ子大虐殺を引用するさいには越川氏の左翼思想(公民権運動、ベトナム反戦運動、ネイティブアメリカン、憲法改正をもくろむ安倍晋三に対する日本を戦争できる国にしないで!という叫び、また記事中にある「国家総動員法」の引用等)に言及しなければ、読んだ人の多くが江戸っ子大虐殺が育鵬社の愛国的な道徳教科書に採用されたと勘違いするんじゃなかろうか。

                『江戸しぐさ』を記載した道徳の教科書…『江戸っ子狩り』という虐殺があったとする主張。外国人「江戸しぐさは政府に迫害された人々が守ってきたものだと聞いた」(保守速報)
                http://hosyusokuhou.jp/archives/40762342.html








                上の記事を見ても「江戸っ子大虐殺」の画像は教科書ではなく、越川氏の著書とみられる。私の持っている(けどどっか行った)江戸しぐさ本も同じ人が書いたマンガが現代の日本人を悪に書きすぎて明らかにおかしいので、江戸しぐさを愛国心とか伝統とかほざく奴は一回関連本読んでみてくれ。
                それでも私の持ってた江戸しぐさ本さえ、江戸っ子大虐殺のような強烈なエピソードは載っていなかった。ポピュラーなこぶし浮かせや傘かしげなどと違い、江戸っ子大虐殺は江戸しぐさ批判の中でのみ有名なのであって、過去に江戸しぐさをヨイショしていた田中優子がNEWS23のインタビューで知らないと答えていたのも別に嘘ではないのだろう。
                それと上に引用されている道徳教科書、206〜209ページの「国を愛し、伝統の継承と文化の創造を」の2画像は確かにネトウヨ風味だが、よく見なくても江戸しぐさの「礼儀正しく真心をもって」58〜59ページと全然ページや章が違う。不審に思って元ネタ見たら、江戸しぐさは小学校5,6年用、国を愛し云々は中学校用とそもそも別の本だった。
                何の関係もない伝統を重んずる愛国的なページをわざわざ江戸しぐさと並列した意図としては、修身を復活し戦前に回帰せんとする安倍ら右翼の陰謀をほのめかしているのかもしれんが、まづ修身のような明治しぐさやまだ長州藩の安倍をさも恐ろしいことのように演出すること自体が江戸っ子大虐殺的であるし、とにかく江戸しぐさは私の脳内では左翼なのでよろしく頼む。そもそも江戸(循環型社会・朝鮮通信使・自由な性・平和など)に学ぼうとか、何とか時代はよかったけど今の日本は駄目になったと過去を理想化する手法も、左翼が特定の時代をおとしめたり現代社会に対する不満をあおってるありがちな奴くらいに思っているのでその例の一部を下に紹介しておく。


                http://www.amazon.co.jp/dp/4000610988

                思想家と政治家が真剣に語り合ったとき、現代日本を読み解くキーワード、「意地悪」が浮上した。今、戦後レジームのど真ん中に鎮座する権力者が架空のルサンチマンをまき散らし、それに人びとが共振して社会全体の「意地悪」化が進んでいる。こんな日本のままでいいのか? 政治、経済から学問、家族のあり方までを縦横に論じ、私たちの進むべき道を考える。



                http://www.amazon.co.jp/dp/4584124434

                「ねつ造」と認定されたSTAP細胞論文、一から十まで詐欺だった「現代のベートベン」、「真犯人はやっぱり自分」と自白したPC遠隔操作事件の片山被告、これらは数例の事例が偶然重なっただけだろうか。いや、明らかに日本人は劣化している。生真面目で慎重、誠実といった、日本人の美徳が音を立てて壊れていく。



                http://www.amazon.co.jp/dp/4061498894

                内容紹介 知的能力は低下しモラルハザードは崩壊した。本の劣化・ゲームの劣化・ビジネスの劣化・政治の劣化など日本人全員が小学1年生になったのか。「劣化やめますか、それとも人間やめますか」くらいの覚悟を!! (講談社現代新書)



                http://www.amazon.co.jp/dp/4272430939

                私たちには今、降りることが必要とされている。そのモデルは江戸とブータンにあり。辻信一と田中優子が3.11を踏まえ語りあう。


                朝鮮CM

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                  [CM]米倉斉加年 CM集 1980-1985年(YouTube)
                  https://www.youtube.com/watch?v=ljeA5Z7nD6c


                  80年代初頭、モランボン社の焼き肉のたれ「ジャン」のCMに出演していた米倉斉加年。このCMの古くて薄暗い画質やシーンとした感じもさることながら、急にジャン!って大きな音が出るのも怖い。

                  キムチのことを朝鮮漬けって呼んだり、チマチョゴリの踊りをバックに「朝鮮の味」アッピールしたりと、この頃は北朝鮮色を隠していなかったらしい。米倉斉加年はこのCMに出たことで、俳優業をホサれたとかいう説もある。
                  いうまでもなく米倉氏は左翼であり、晩年(2014)には都知事選で宇都宮健児を応援した。米倉氏のほかにも小田実、井上ひさし、筑紫哲也、子安宣邦など幼少、青春期を軍国主義で過ごした1930年代生まれは生涯をつうじて反戦や憲法9条をつらぬき、また戦前世代とは違った新しいノリで戦後の左翼業界を牽引した存在であった。

                  もしかしてこのモランボンCMによって焼き肉のたれやキムチが有名になったのか?と一瞬思ったけど、調べた感じだと焼き肉のたれはエバラ、キムチは桃屋がキムチの元をそれぞれ70年代ごろに発売してポピュラーになったのだそうだ。まぁよく考えると高度経済成長期以前だと、牛肉を買って食べるってこと自体あんまりなかったのだろう。

                  開発秘話(桃屋)
                  http://www.momoya.co.jp/products/detail/kimuchi/secretstory/

                  「キムチの素」が発売されたのは1975(昭和50)年。商品開発のきっかけとなったのは、発売の前年、社長のアメリカ視察からでした。サンフランシスコやロサンゼルスのスーパーなどでキムチ漬がたくさん売られているのを社長が見た事に端を発しています。 よくよく調べてみると、朝鮮戦争で従軍した兵士達が現地でキムチ漬を食べていて、帰国後もその味が忘れられなくて、探し求めたのがきっかけだったようです。
                  「アメリカ人が食べるなら、日本人だって喜んで食べるはず」と閃いて、社長が帰国後に商品の試作が始まりました。味を考える際には本場・韓国に調査に行くという案も出ましたが、社長は「オリジナリティーの有る物が大事。当社独自の製法で作ろう」と指示を出しました。試行錯誤を重ねながら、最終的には白菜キムチでも大根キムチでもなく、キムチ作りのベースとなる調味料を開発する事になったのです。
                  1年がかりの試作でしたが、いざ発売してみると、驚くほどの反響が有りました。そもそも、キムチという名前より朝鮮漬という名前が一般的だった当時、誰もが「キムチの素」がヒット商品になるとは思っておりませんでした。ところが、「キムチの素」は発売後1年で、主力商品のひとつ「花らっきょう」の販売数を追い抜くほどの驚異的な伸びを示しました。日本人の味覚に「キムチ味」という味覚が浸透したのは「キムチの素」の発売から…と言っても過言ではないのです。


                  朝鮮漬けというのも、もともとキムチじゃなくてたかのつめの入っているような漬物のことであろうし、70年代時点で「日本人だって喜んで食べるはず」と言っているということは、桃屋キムチの元が発売されるまで日本人がキムチを食べることはほとんどなかったはずだ。たぶん私(アラフォー)の世代くらいからじゃなかろうか、小さい頃から焼き肉やホルモンやキムチが身近に存在していたのは。

                  CMだけではなく、米倉斉加年の絵も何か怖い。この人が書いた多毛留という絵本はその名前の響き(ヤマトタケルみたいな)や百済の血をひく・・・という描写からして、皇室のことを書いているんじゃないかという気がするのだが。

                  米倉斉加年さんが描いた「多毛留」という絵本が(Yahoo知恵袋)
                  http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1356397698

                  ベストアンサーに選ばれた回答
                  昔、阿羅志という若い漁師がいた。かなり遠くの海まで一人で漁に出掛けて暮らしていたが、ある日、舟に魚ではなく、若い娘を乗せて帰ってきた。(朝鮮=百済から漂流してきた娘を助けた? もしかしたら誘拐してきた?このへんは良く解りませんでした)。
                  二人は阿羅志の小屋で一緒に暮らすようになったが、一年間、全く打ち解けなかった。二年目、やっとお互いに目を合わせるようになり、そして夫婦関係となった。
                  三年目、二人の間に子供が生まれ、多毛留と名付けられた。
                  多毛留が十五才になった時、近所の浜に二人の朝鮮人男性が漂着してきた。
                  多毛留の母は、彼らを見てはじめて言葉を発したが、それが朝鮮語(百済の言葉)だったので、多毛留は驚くばかりで母が何を言ったのかは判らなかった。ただ、朧げに母の素性を悟った。
                  彼女は同郷の漂流人達を看病するが、阿羅志はそれが面白くない。外国人に対する差別意識を込めて「百済人が」と吐き捨てたのだが、その時、多毛留は自分に流れる血の半分を侮蔑されたことを敏感に感じとり、カッとなって父親を殺してしまう(母や百済人たちがその殺戮に加わったかは不明)。
                  事件後、回復した二人は、舟で母国(百済)に帰ることにし、母に一緒に帰らないかと誘う。しかし母は多毛留と一緒に日本で生きることを選び、二人を見送ったのだった……。
                  という物語です。
                  なんかうまく纏まらず判りにくいかもしれませんが……不明な点がありましたら補足にでも。(作中のハングルについては読めませんでした。あしからず)  


                  縄文にも気をつけろ

                  0
                    評価:
                    坂本 龍一,中沢 新一
                    木楽舎
                    ¥ 2,052
                    (2010-05-24)

                    当ブログではかねてより江戸時代をエコで平和な理想社会とする説は明治以降の日本をおとしめようとする左翼の陰謀として注意喚起しているが、たぶん江戸だけではなく縄文もエコで平和な理想社会として左翼のあいだで人気爆発中だ。左翼と言う奴は、現代社会がかかえる戦争や女性差別、環境破壊といった諸問題に対し、インディアンなど先住民の暮らしにそのヒントを求めようとする傾向がある(江戸っ子大虐殺を提唱する越川禮子という左翼の婆さんも昔はインディアンを取材していたらしい)のだが、その未開社会の1つが縄文なのだ。

                    縄文期は平穏? 暴力死亡率1%台 岡山大教授ら人骨調査から算出(山陽新聞 3月30日)
                    http://www.sanyonews.jp/article/323392/1/

                    縄文人の社会は争いが少なく平穏だった―。岡山大大学院社会文化科学研究科の松本直子教授(認知考古学)、山口大国際総合科学部の中尾央助教(科学哲学)らの研究グループが、全国の縄文遺跡で出土した人骨を調べ、暴力による死亡率を分析。欧米などのデータと比べ5分の1以下の「1%台」と算出し、英国の科学雑誌に30日発表した。  
                    発掘調査報告書で、出土人骨の状態が確認できる国内242の遺跡から、成人の人骨1275体のデータを収集。13遺跡の23体に何らかの武器で攻撃を受けた痕跡があり、割合は1・8%だった。子どもも含めると0・9%まで下がる。岡山県内では津雲貝塚(笠岡市、国史跡)など5遺跡の113体のうち、船元貝塚(倉敷市)の1体だけ、胸部に石鏃(せきぞく)が刺さっていた。  
                    欧米やアフリカでは、縄文期と同じ狩猟採集時代の遺跡から大量虐殺を示す人骨が発掘されるなど、暴力での死亡率が十数%を占める研究データがある。テロや紛争が頻発する世相と絡めて、人類学や哲学の分野で「戦争は人間の本能」との考えが広がりつつあるという。  
                    今回の結果を、松本教授は「縄文期の日本列島は、狩猟採集できる食糧がまんべんなく分布し、人口密度も低いことから集団間の摩擦が少なかった」と分析。さらに「人類が必ずしも暴力的な本能を持ってはいないことも示す。戦争の原因を人の本能に求める風潮に再考を迫る一歩になる」としている。
                    当時を考える上で重要な研究  
                    山田康弘・国立歴史民俗博物館教授(先史学)の話 今回の成果だけで縄文期が平和だったと解釈するのは性急だが、当時の社会を考える上で重要な研究だ。気候が安定し、人口密度が低い土地では争いが起こりにくかったと想像し得る。地域間の比較など今後の研究の深まりを期待したい。


                    ようするに未開から女系社会だったり、女がエッチだったり、戦争がなかったりといった左翼にとって良い感じの特徴を抽出して、家父長制だとか女が夫を建てるとかいったことが人類の歴史としてはいかに後天的に作られた文化かということを科学的に実証しているということなのだと思われる。 佐原真という考古学者も縄文が戦争していないという研究にもとずいて、人類は戦争を止められると今回の研究と同じようなことを説いていた。


                    http://www.amazon.co.jp/dp/4000271148

                    人類の歴史のなかで、戦争を始めたのはごく最近のこと。人間には「殺しの本能」はなく、戦争は必ずやめられる―。著者のこの主張の出発点には、弥生時代の集落で鏃の顕著な重量化を発見した若き日の研究があった。長く狩猟に使われた鏃が、なぜ武器に転じたのか。社会の変化を読み解き、世界各地での戦争の起源の考察へと発展した論考を収める。


                    “ふんどし女子”が急増中? ハマる理由はコレだった!(日経トレンディネット 3月29日)
                    http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/032200207/?rt=nocnt


                    久しぶりのふんどしステマ発見した。高樹沙耶(現・益戸育江)の影響でふんどし女子が急増中!とテレビに取り上げられていた2008年から8年も急増し続けているとなるとふんどし女子人口も相当なものになっているであろう。
                    検索すると一時期ほどのステマはしてないみたいだけども、大島美幸も受賞したベストフンドシストという制度はまだあるらしいし、最近小田急グループが江ノ電にふんどしの中ずり広告を掲示したり、小田急百貨店でふんどしフェアーもしていたようだ。この派手な広報ぶりを見ると、いくらふんどし女子が急増中とはいえ元がとれているのか不思議に思う。
                    で、何でいきなり縄文からふんどしの話題なのだろうか。私にもよく分からないのだが、かって高樹沙耶がふんどし大好きって言い出したのが縄文エネルギー研究所の影響(←大麻解放運動関係)ではないかと思ったからである。

                    麻ふんどし(越中褌) - 縄文エネルギー研究所【弥栄の通販】
                    http://www.yaei-sakura.net/iyasaka/

                    麻 (あさ)
                    麻(ヘンプ)は日本では昔からヨリシロと言われ、邪気を払い、神様を招く植物とされてきました。そのため「麻」に「大いなる」という意味の尊敬語が付き、「大麻」と呼ばれてきました。 麻は天と地、神と人、ヒトとヒト、モノとヒトをつなげ、結んでいく働きがあるヒーリング素材です。
                    褌 (ふんどし)
                    褌は日本人だけではなく、マヤ、インカ、エジプトをはじめ世界の先住民が愛用していた、体を締め付けず、優しく包み込んでくれる健康的な着衣です。
                    麻褌 (あさ ふんどし)
                    麻褌は人の生きる力(生命エネルギー)を引き出すもの。 麻褌が人々を光明に導き弥栄の世を生み出すツールとなるでしょう。 『世界中の先住民をみれば、ほとんどが褌であり、アースキーパーである彼らが、共通して褌を装着しているのは、宇宙船地球号の乗組員としての自覚と銀河意識の観点から、時空のサーファーとして、当然のことといえるのです。 さらに、素材は大麻(ヘンプ)が最適、大麻は天然繊維であり、化学繊維とは違い、地球や人体にとても優しいし、太古の昔から人類と共にあり、罪穢れを祓い、神事に使われ、伝統文化を担う神聖な植物なのですから、太陽と月の恵みをたっぷり浴びて育つ大麻の素直な特性は、生命力に満ちあふれているのです。』 (中山康直「奇蹟の大麻草」より)
                    医学の発達とは逆に、現代人の免疫力はなぜこんなにまで落ちてしまったのでしょうか。 その理由を、西欧からもたらされた下着に原因があると指摘されている専門家がおります。ゴムと化学繊維で身体を締め付けるパンツは、無意識のうちに身体にストレスを与え、それが人の免疫力を、なんと20分の1にまで下げてしまうのです。
                    麻文化の研究者である縄文エネルギー研究所代表・中山康直氏は、この問題を「ふんどし」が解決すると提唱されています。 さらに「ふんどし」には、「男女和合」「夫婦円満」をはじめとして、人と人のすべてのご縁を循環させる働きがあると力説されています。
                    農業を営みながら助け合い、分かち合って生活していた昔の日本人は、みな「ふんどし」でした。 古き良き日本の共生社会を復活させるためにも、ふんどし文化の復興が望まれます。 ヒーリング・マテリアルである麻布の「ふんどし」で、心身ともにパワーアップしましょう。


                    あと縄文かどうか分からないけど、ふんどし=ヒッピー・大麻の流れだと褌学会ってのもある。神山のアースデイで踊っていたグループか?

                    褌学会 in OPEN HEMP GATHERING
                    https://www.youtube.com/watch?v=wE5csp9yHC0



                    これもサヨコオトナラとかUAとか書いてるのでヒッピー系のイベントと思われる。とにかく私の中では縄文とかいう奴はふんどしとか大麻とか反原発運動のイメージが強い。

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