ブームの兆し
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はしか感染者、幕張のコンサート会場に 感染拡大に注意(8月25日 朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJ8T2W0QJ8TUBQU001.html
麻疹(はしか)に感染していた男性が千葉市の幕張メッセで開かれた大規模コンサートに参加していたなどとして、厚生労働省は24日、新たな感染者を見逃さないよう医療機関に注意を呼びかけることを都道府県などに要請した。
厚労省などによると、男性は兵庫県西宮市在住の19歳。海外で感染したとみられ、家族3人も感染が確認された。男性は9日に39度を超す熱が出て、その後、全身に発疹も表れた。13〜15日に神奈川、千葉、東京を訪ね、14日には幕張メッセであった人気アーティストのジャスティン・ビーバーのコンサートに出かけていたという。19日に西宮市内の医療機関ではしかと診断された。
麻疹は感染力が強く、空気感染や飛沫(しぶき)感染、接触感染などさまざまな経路で感染する。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症する。感染して約10日後に、かぜのような症状が出た後、高熱や発疹が出る。妊娠中にかかると流産や早産を起こす可能性もある。
厚労省は医療機関に対し、受診した患者に高熱や発疹といった症状があれば、麻疹を疑うことや、院内感染を防ぐ対策をとることを求めている。
この感染源野郎、バリ島逝ってビーバーのコンサート逝って関東各地を訪ね歩いて、熱あるのにどんだけリア充なんだ。しかも家族もはしかの予防接種受けてなくてみんな感染してるらしい。
はしかの予防接種って、ジャパンマシニストみたいな本でさえ受けたほうがいいと言われているくらいで、接種率はかなり高いはずなのだが。ジャパンマシニストといえばインフルエンザの予防接種受けるな!とか、タミフル飲むな!とか、インフルエンザ界隈ではほとんどオカルト野郎と同一視されているレベルだが、はしかはかって命さだめと呼ばれた重い病気であるうえに、感染力が強くワクチンも効くのでインフルエンザと違ってさほど予防接種も反対されておらず、ジャパンマシニストのお医者さん達も打っているようだ。
じゃあ予防接種慎重派もみんなはしかワクチンを推奨しているかというと、別にそういうわけではない。やはりワクチンが効くといっても、天然のはしかにかからせて確実な免疫をつけたいという人もいるし、ジャパンマシニストの中にはいかなる病気も撲滅するのは生態系から見て不自然であるという考え方がある。
というのもはしかはワクチンで免疫をつけているあいだに本物のはしかにかかることでその免疫を確実にできるのだが、最近は予防接種のせいで本物のはしか不足になってしまい、へその尾を通じて子供にじゅうぶんな免疫を手渡すこともできなくなってかえって赤ちゃんが感染してしまっているのだという。よってはしかをワクチンで撲滅するのではなく、ある程度残しておかなくてはいけないそうだ。
「インフルエンザワクチンを打たないで!」などの著書で知られる母里啓子によれば、現代ならばかりにはしかにかかってもゆっくり休むだけで大丈夫だと書いている。衛生状態がよくなったからであろう。
でもよく分からんのは、赤ちゃんが感染して何がいけないのかということだ。どうせ昔だってかかっていたのはほとんど子供だっただろうに、本物の免疫がつくからヤッターってことにはならないのだろうかジャパンマシニスト的に。
というわけで、過去にはほとんどの子供がかかっていたにもかかわらず今や年間患者数が200人程度の珍しい病気になってしまったはしか。ビーバー野郎のせいで大流行しても、感染パーリーピーポーにとっては貴重なウイルスを得られる絶好のチャンスかもしれない。
- 2016.08.26 Friday
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